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▼ なぜオモクル・ドメスティーか
- ジャンル:style-攻略法
- (【タックル】邪道)
先週の本牧フェスタで入賞に導いてくれたスピンテール「オモクル・ドメスティー」。
実はこのドメスティー、ジギング(ディープレンジ)用として発売され、ウェイトは42g、ケイムラ&グロー塗装が当たり前のように施してあり、ボディ後方部にはご丁寧にケミホタルの差し込み口まで付いている。
私が本牧フェスタでエントリーした沖桟橋の水深は15~20m程ですから、最もポピュラーな1オンス「クルクル・ファーストアタック」の使用も当然視野にあったのですが、ここでは敢えてドメスティーを使用しました。
祭りも終わり落ち着いてきたので、ちょっとこのドメスティーのことを書いてみようかなと。
そんなこと分かり切っているという方はスルーしてくださいね。
左からブルーブルー・ブルピン・赤金チャートグロー・チャートバック:
このフェスタはキーパー1本の又賽(さちょう)で競うため、釣り慣れた人がいくら数を出しても1本のビギナーズラックに負けてしまう大会とも言えます。まあ場所が海釣り施設ということもあり、参加者全員で盛り上がることを狙ったルールと考えられますがね。
そこで私がまず、フェスタ用にラインナップしたルアーはランカー級を意識した「でかいの」縛りです。
ドメスティーの他、でかいミノーや鉄板もセレクトしたのですがそっちの話しはここでは省略しますね。
日頃の釣行を通じて、40cm前後の小型はドメスティーをあまり好まないことが分かってました。
時合いなどで沢山釣れている時でも、良型ゲットの少ないチャンスは逃したくはないですからね。小型サイズに食わせないことも考える必要がありました。
一般的に「ブレード系有利」とされるディープフラットの釣りでは、このでかいドメスティーが最良だったわけです。
次に、大きさもさることながら、ドメスティーはケイムラやグローなどの塗装がされ、異様に「目立つ」カラーばかりです。
この目立つことが、混雑している状況で多くのルアーの中から“魚にバイトしてもらう”ためには必要と考えてました。
これは日頃、混雑した釣り場環境で長期間キャストしてみないとなかなか見えてこないことかもしれません。
しかし状況によっては逆に目立つことがマイナスとなる場面はいくらでもあるので、その点には注意が必要ですが、少なくともこのフェスタでは有利に作用したと言えるでしょう。
最後に42gもある「重さ」。
フェスタ当日は強風が足かせとなりました。
風が強い状況ではルアーは沈まなくなります。
それも一定して沈まないというわけではなく、アングラーが意図したフォールが沈まなかったり或いは普通に沈んだり、非常に不安定なものと考えてよいと思います。
これは風を受けたラインに作用する力がルアー方向とロッド方向、双方を引っ張る力に作用するから。
この時、水の中でどのように見えるのかをイメージすると無風の時よりウェイトが軽くなる…はずです。
つまり強い風を受けている時は、20gが10gに、30gが15gなどに変化することと同じと言えます。
あくまで水の中の見え方としての例えですよ。
あと、強風の時に出るラインスラッグ。
ラインスラッグはロッド性能を殺すため魚のノリが極端に悪くなります。
これは魚との距離が近くなるほどその差は感じにくくなりますが、オープンエリアで特に飛距離が求められる時は更に顕著になります。
ですので、重いルアーを使ってラインスラッグを殺しておくことが肝ということなんです。
ロッドはミディアム以上にするなど、タックルバランスも考える必要ありますがね。
巷ではマニアなファンが使用していただいているオモクル・ドメスティーですが(笑)
少なくとも、フェスタの沖桟橋のようにドメスティーでなければ対応できないシーンがあるというのは間違いないでしょう。
是非一度お試しくださいね。
- 2014年1月31日
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