私は魚がそんなに好きではない。
家で魚を食べる時は栄養バランスを考えて
たまに焼き魚を食べたりするのだがそのくらいだ。
あ、お刺身は好きだけどね。

だから私はただ単に先日ボート釣りに行った証が
欲しかったのかもしれない。
どこかの旅行に行ったお土産のような感じのニュアンスだ。
思えばクロダイを初めてフカセで釣った時も
別にお魚が食べたいというわけでも無かったが
持って帰って食べた。

持って帰って食べるというのは一体どういう心境からなのか
私は今じっくり自分を観察しているのだが・・・
まあとりあえず
今回も獲って帰ってきてしまった。



上がボート釣行の最後らへんに釣れた小さめのシーバスと
ボトムで釣れたコチである。
そういえばボート釣行のログにはコチの写真が無かったが
後になってキャプテンが撮った写真を送ってもらったので
それをあげておこう。



ほら、
私が釣ってる。
・・といっても持って写真を撮っているだけで
誰かの釣ったものを横取りしたのかもしれないし
そもそも、この後光が射してる写真では
これが私かどうかもわからないのだが。

大きいシーバスはクーラーに入らないし
捌くのが大変なのでスズキはなるべく50くらいのを
選んで持ってきた。
コチに関しては物珍しさと美味しそう感が強かったので
即キープしたのだが
上のシーバスは運がなかったと思う。
他の魚はみんな逃がしたのに
コイツだけ私の気まぐれで死んでしまったのだ。
私はいつも魚を持って帰ってくるとそのことを考える。
そして逃がした方が良かったのかどうなのか自問し
結局どうしたら良かったわからなくなるので
あきらめてウロコを取りはじめるのだ。

ちなみに上のまな板の写真を知人に送ったら
ナマズ？南米アマゾンに居そう。
という返事が返ってきた。
コチはあまりメジャーじゃないのかな？



・・・・
ううん、南米感はないと思うけどなあ。
わりかし和感のある魚だと思う。


さて、コチを捌いたことが無かったので
ネットの動画などを参考にして捌く。
捌きにくいかなと思っていたが思ったより簡単に捌けた。
それよりもどちらかというとスズキのほうが捌きずらく
へたっぴなのもあいまって綺麗に切れなかった。

スズキは多分ポワレか何かだろうと三枚におろしたのだが
うっかり皮もはいでしまった。
ポワレにする時皮がついていたほうが身が崩れない気がするが
はいでしまったのはしょうがない。
ちなみにどうやって作るのか知らなく適当に作ったので
ポワレもどきかもしれない。
半身ずつポアレにし一回目は失敗したので
二回目。



・・・・
付け合わせの野菜が多すぎてスズキの身が見えなく
なってしまった。



こんな感じで身が隠れてる。
味はわりかし上手くいった気もするが
たいして作ったことがないのだから多分
そんなに美味しいものでもないと思う。


そしてコチは船長さんにきいたら薄く切ってポン酢で食べるのが良いとのことだったので
飲むときのつまみに刺身にする。



この一皿で半身。
コチは大変美味しかった。
多分呑み屋の普通の魚の刺身盛りより（ピンキリだと思うが）
は全然美味しいと思う。
ポン酢に紅葉おろしと
スダチをしぼった汁に塩の2パターンで食べる。
コチは今まで自分が釣ってきて食べたものの中では
一番美味しかった。
紅葉おろしの唐辛子のぷわーという風味と
ポン酢との絡みも良いし
スダチに塩もかなり美味しく食べれる。
上の万能ネギは見栄えのためのオシャレネギでもあるわけだが
あるのなら添えた方がネギの風味がマッチして
美味しいと私は思う。

これなら今後もコチを釣ったとき、「やった食べられる」
と思えると思う。
半身でお皿をぐるっと二周くらい身がとれるので（薄いからか）
上のお皿で二回分食べれたが
多分お店で食べると
お皿一枚で2,3人で食べれそうなので
一匹でもとても楽しめた。
コチはまた釣れたら食べてしまうと思う。
スズキは・・
なにかもっと上手く料理出来るようになったら
また食べるかもしれない。

コチは夏に値が上がるらしいが
美味しいのはどの辺りの季節だろうか。
引き味もシーバスとはちょっと違うので
また楽しめたら良いと思う。

それではまた
釣りに行こう。