先日修理に出していたデスピナが帰宅した。

春くらいに急にチヌが釣りたくなりフカセをやりはじめた。
昔からあの、杓でぽいぽい臭そうなのを投げて
突然竿を満月のようにしならせたかとおもうと
魚が上がってみるとそんなに大きくない、
みたいな玄人っぽい釣り、
フカセに興味があったのだ。

はじめる際、素人が使うにしては完全にオーバースペックな
デスピナを購入したのだが
そう、
単純にレバーブレーキを使ってみたかった。
それだけのために買ったリールだ。

予定ではノッコミとオチの季節に釣行するつもりだったが
オチまっさかりの現在、
シーバスも真っ盛りで
餌代と釣り場までの距離の問題や
また、最近ぽつぽつシーバスが釣れるように
なってきたのもあって湾奥に集中することになった。
調子のいい時期に行かないのはもどかしいが
そこでちょうど良く？調子の悪くなっていた
デスピナを修理に出したのだった。

そのデスピナ。
初夏に数回使っただけなのだが
なんとも悲しいことにゴリ感が出てしまった。
ゾリゾリゾリゾリ。
最初は自分を疑った。
そうだ、これはきっとちょっと
今は変だけどもう一回洗って乾かせば
元にもどるはずさ。
しゃわー
・・・
だがデスピナはもとには戻らなかった。

デスピナはたしかエクスセンスよりも高かったと思う。
結構悩んで買った記憶がある。
たいして行かないんだから
実際問題ナスキーでもいいんじゃん？
レバーブレーキってだいたい使うの？
値段も3倍だし。
と現実的な天使の声を
レバーブレーキが良いんじゃい。
フカセはレバーブレーキなんじゃい。
カチャっ
カチっ
クルクル（逆回転する音）（喜）
・・ほれみい！ほれみい！
良くわからんがどうしたってコッチじゃい！
と説得力がなく勢いだけの悪魔の声が踏みつぶして
散財することになった。

故障の原因は潮ガミ・・ではないと思う。
一度巻いた2号ラインを３号に換える時に
まだ使える糸だから綺麗に巻き換えたかったので
別のリールで巻き取ったのだが
その際、多少糸のテンションがあったほうが巻きやすかったので
デスピナはベールを起こさず逆回転状態で糸を巻き取ったのだった。
下糸を巻いてぴったりにするためにも
再度巻き取ったりしたので
都合数百メートル分逆回転させたのだが
その後、調子が悪くなった。
かなり荒れて頭から波をかぶるような日にも釣行したので
はっきりとはわからないが
この逆回転し過ぎは良くなかったと思う。

正直見積もりが出た時に
それなりのリールが一台買える値段だったので
躊躇った。
ブログなどを見ていると
修理に出したのに改善しないなんてこともちらほら聞く。
だが、何となく、自分の扱いの悪さが
原因での故障だと思っていたので
その責任はとって、次からもっと大事に使おうと
決心して入渠させたのだった。



入渠後のデスピナの勇姿

完治。
全く問題無し。
釣りに行ってないからホントはわかんないけど


素人感このあたり交換したら
きっと良くなるだろうな
という音のしそうなところはみんな交換されてた。
プロじゃないしばらせないと
こういったときはメーカーを信用するしかない。
最善であったと考えたい。

完治したデスピナもあり
道具的な面で心配もなくなったので
オチ・・は行けなそうだが
気が向いたらまたフカセに行ってみたい。

あ、そうそう
せっかく買ったレバーブレーキ
チヌがヒットした時に使えたのかって疑問がわくと思うけど・・
そんな暇無かったよ！
気がついたらタモ入れしちゃってたよ！
山ほど釣ってるうちに慣れて来て
あ、そういえばレバーブレーキ今回は使ってみよう
って思いつくようになったら使えるようになるんだと思う。
今は仕掛けを作る時に便利なだけのレバーブレーキです。
今度シーバスとかで練習してみようかしら。