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▼ 15'純淡水域川鱸 ”最終決戦 最後の夜〜Final Battle Last night”
- ジャンル:釣行記
木枯らし1号が吹き荒れた週末から約一週間。
その後は、再び安定した天候で日中は汗ばむくらいの陽気の日もあった関東地方北部。
そんな天候に大河の水温も再び上昇傾向といった状況。
期待をしながら日勤後も少し足を伸ばしたポイントで川残業を続けたが、何の反応も得る事が出来なかった…
そして休日前の日勤最終日。
職場のシステムメンテナンスということで、通常の業務とは違った内容だったが、気力&体力的には比較的楽だった為、前日に引き続きそのまま大河で休日前の無制限川残業と考えていたが、嫁からの帰れコールに一旦帰宅する事に…
帰宅後、用事を済ませ、あまり期待は出来ない深夜の大河へ向かう準備をする…
連日の川残業で何の反応も得ていない状況に”今夜も無いだろうなぁ…”と弱気な事を考えながら車に乗り込み大河を目指す…
大河へ向かう水田沿いの一本道。
つい先日、田植えをしていたと思っていたら、あっという間に稲刈りも終わっていた。
先日始まったばかりと思っていた純淡水域川鱸遊戯もあっという間の最終章。
同じように時間は流れている…
河川敷もここ数週間は冬に備えて活発になった狸の姿は頻繁に見るものの、夏場は結構見られる狐や野兎の姿は全く見る事が無くなった…
そして、日に日に褐色に染まって行く河川敷の藪。
川に浸からなくても毎年この状況を見る度に”今季も終わりなんだ…”と実感する。
そしてポイントに到着。
何の反応も得ていない日が数日続いているが、此処に降り立つと何時も何かが起きそうな予感だけはする。
そして大半は何も起きない…
海から遥か上流の完全淡水域の清流鱸ゲームはそんなもの…
最終章ということで準備もいつも以上に何故か気合いが入るのは毎年変わらない。
そして時期的に勢いの無くなった藪を漕ぎエントリーポイントへ向かう。
先日の木枯らし1号の晩と同様の冬用インナーにネックウォーマーを装備するが動くと少し汗ばむくらいの暖かさ。
もうすぐ終わりだというのに今更だが、先日ラインを巻き替えた。
万が一の時に備えて後悔しない為にも…
纏まった降雨が無い為、大河は減水傾向。
流れの押しは平水〜増水に比べたら弱いが本筋はそれなりの強い流れ。注意しながら突き進む。
そして先日から反応を得ている狙いのポイントに到着。
本筋の流心と瀬が絡んだ図太い流れのこの時期に実績が高いポイント。
本筋に絡んだ流心付近でも表水温はこの時期の深夜としては高めの14℃後半。
狙いは砕けた荒瀬絡みの流れではなく、沖を走る本筋に絡んだ砂礫のブレイクラインとそれに絡んだ絞り込まれた流れの頂点付近。
イメージ的にそこで流下して来るベイトを待ち構える魚の目の前に、ナチュラルに流し込んで喰わせるイメージ。
昨年の最終決戦で極太ランカーを獲ったポイントは少し上流側のブレイク絡みだったが、今年は大増水による地形変化で浅くなってしまい魚の気配が感じられない為、狙いはこのピン只一つ。
立ち位置を変えれば他にも手前の流れの変化も狙えるポイントだが、最初は確実に実績が高いピンへ撃ち込んで行く作戦。
ほぼ無風といった状況に飛距離的にも問題無いと判断し、95mmの元祖シンキングペンシルのフックチューンのみ施したノーマル仕様で攻めて行く。
アップクロスのフルキャストで撃ち込んだシンキングペンシルを張らず緩めずのラインテンションでボトムを感じながら流し込んで行く。
北西の風が吹いている時は、この時点で沖のシャロー帯で喰ってくる事もあるのだが、無風では確実にブレイクラインと絞られた流れに絡んだ魚しか喰ってこないようなイメージのポイント。
しかしハイシーズンでも一晩に”1か0”の海から遥か上流の完全淡水域だけあって魚の反応がある方が稀である…
そんな訳で何度か流し込んだシンキングペンシルに何も起きない。
感じるのは”コッ、コッ、コココッ、コッ、コンッ”といった感じの砂礫ボトムの感触のみ。
キャスト距離と角度の調整を考え、少しずつ立ち位置を変えながら同様の流しを繰り返して行くが何も起きない時間が過ぎて行く…
”今夜も駄目か…”
そんな弱気な思いが強まって行く中、同様の攻めでラインテンションの掛け方を若干変えてみる作戦に出る。
先日、獲った二本はバイトも感じぬまま乗ったり、木枯らし1号の夜にバラした一本は全く何の操作をやっているか分からない状況で喰ってきた事を考えるとラインテンションの掛け過ぎで居ても喰ってこない可能性もあると考え、ラインテンションの抜きを重視した攻めに切り替える。
以前から強風の時に喰って来るときは風によって、それがオートマチックで行なわれているというのは実感していた。
一般的に言うと”風ドリフト”というやつだ。
それは春先のソフトベイトを使った虎柄狙いでも同様で、その動きに高反応な虎柄が下から突き上げてバイトして来る姿を何度も見ている。
日中のソフトベイトのそれとは違って、深夜の図太い流心に絡んだ流れでシンキングペンシルを使って行なうには、所々にゴロタ石や沈下物が絡んだハードボトムということでロストやポイント潰しのリスクもあるのだが、長年通い続け、地形変化もある程度理解しているこのエリアならそんなに難しい事でも無い。
実際にこの攻めで獲った魚も過去に数匹居る。
そんな訳で沖側にも上流側にも立ち込める限界の水位まで立ち込んでアップクロスのフルキャストで沖のブレイク付近へ撃ち込む。
そのままラインを一瞬フリーにしてロッドを大きく立てながらテンションを掛け過ぎないよう、ほぼ抜きの状態でシンキングペンシルを流し込んで行く。
シンキングペンシルの位置も今一把握出来ていない状況に想像で”そろそろあの辺か?”と狙いのピンに差掛かっているだろうと考えていると”ツンッ”と小さいが明らかなバイトらしい違和感を感じた。
”喰ったか?!”
抜きの合間の違和感という状態に一気に巻き上げ渾身の合わせを入れる。
するとロッドとラインに掛かるテンションと伝わる躍動感。
「良し喰った!」
深夜の晩秋大河に一人雄叫びを上げファイトが始まった。
乗った重みからしてそれなりのサイズは間違い無いと興奮気味の中、沖の図太い流れの中で水面が盛り上がり”ゴバババババーッ”、”ゴババババーッ”と激しい鰓洗いを二連発。
そして急いで下流側に下りながら応戦。
図太い流心の流れに乗った相手はそのままドラグを唸らせ下流に向かってファーストラン。
下流に向かっていた自分は一旦其処で止まって相手の走りに腰を落として耐え、相手の走りが止まるのを待って巻き上げながらランディングポイントと考えているシャロー帯を目指しながらじっくりと相手との距離を詰めながら下って行く。
そしてランディングポイント手前の強い流れの反転流の淵に入った相手は再びドラグを唸らせ走りと突っ込みを繰り返す。
一昨年の最終章で余力の残った極太ランカーをこの場所の突っ込みによるフックアウトで逃している。それがトラウマになっているのか、それとも最終章の良型というのもあってか、相手の鋭い突っ込みに焦りながらそれに耐える。
ここで始めてヘッドライトを点灯し相手を照らし出そうとするが姿はまだ見えない。
寄せては走りを繰り返す相手に”フッキングは?”、”外掛りなのか?”と不安ばかりが過る中、昨年の極太ランカーを獲った時をふと思い出す…
”焦るな…”
そう自分に言い聞かせドラグを調整しながら相手が諦めるのを待ちながらゆっくりと相手を去なす。
そしてようやく姿を現した相手は長さは無いが、それなりのナイスボディ。
心配だったフッキング位置も問題無く、シンキングペンシルもガッチリ咥え込んでいる。
ようやく強い反転流から相手を引き離しシャロー帯に一気に寄せてズリ上げてグリップランディング。
「は〜っ、今季も終わった…」
深夜の大河で息切れ気味で独り言。
”2015年純淡水域川鱸遊戯最終章”締めの魚は…
今年もそれなりの極太。
鰭切れ傷無しの美し過ぎる銀鱗。
小顔に極太の清流鱸完全体。
美しく格好良過ぎる魚体に暫し見蕩れる…
2015年の締めに相応しい最高の魚体。
81cm、4.9kgの極太清流鱸。
昨年の最終決戦や以前仕留めた極太に比べたらパンチに欠けるが十分過ぎる魚体。
今季5本目となるランカーで有終の美を飾る事が出来た。
今季相手にしてくれた清流鱸の代表として敬意を表しながら蘇生。
手を離すと写真を撮る暇も無いくらい元気に大河の流れに消えて行った…
そして、直後に薄曇りで薄ら月明かりが見える天候の中、いきなり”ザーッ”と雨が降り出した。
空を見上げるとあっという間にその雨は止んだ。
祝福の雨なのか、それとも最後を惜しむ雨なのか…
この作り話の様な不思議な現象に自分なりにもけじめが付いた。
”全ては終わった。今年はこれで締めよう…”
この一本に清々しい気持ちになり一区切り付けた大河に浸かり今季の事を全て思い出す…
たかが鱸釣りと言われればそれまでだが、自分の中で”純淡水域川鱸遊戯”に情熱を捧げるウェイトはかなりの物だ。
それは釣行記を見ればわかると思うが隙さえあれば大河に向かい狙いの本命を探し続けている。
一般的な鱸釣りのフィールドと違い極端に魚の数が少ないと言われるフィールドだが、其処で出逢える鱸達の美しさとアグレッシブさに長年魅了されて来た。
”釣れない…”、”難しい…”などを理由に長く続けられる人が少ないこの流域の鱸釣り。
しかし一線を越える事で何かが見え世界が変わるのは間違い無い…
上手く言い表せないが、大河はそんな素晴らしい魅力を持ったフィールドである。
そんな魅惑のフィールドだけに、一旦ログは締めても、まだ数日は通い続けるだろう…
終わり行く清流鱸達を見届ける為にも…
※2015年純淡水域川鱸の釣行記はこれにて一旦終了いたします。釣れない釣行記を楽しみに観覧して下さった方々、本当に有り難うございました。
今後2016年純淡水域川鱸シーズンまでは不定期、番外編としてマイペースで釣りログを書いていこうと思います。
ソル友の皆様、fimoに登録している皆様、また釣りと魚とフィールドを心から愛するアングラーの皆様、残り約2ヶ月、2015年のシーバスゲームを思う存分堪能して下さい。
そして同じ大河の淡水域を攻めるソル友、川ジャンキーの皆さん、川は違えど上流域の川鱸に拘る皆さん、沢山のコメント&メッセージありがとうございました。
皆さんのコメントが現在の自分の大河へ向かう活力となっているのは間違いありません。
来シーズンも宜しくお願いします。
その後は、再び安定した天候で日中は汗ばむくらいの陽気の日もあった関東地方北部。
そんな天候に大河の水温も再び上昇傾向といった状況。
期待をしながら日勤後も少し足を伸ばしたポイントで川残業を続けたが、何の反応も得る事が出来なかった…
そして休日前の日勤最終日。
職場のシステムメンテナンスということで、通常の業務とは違った内容だったが、気力&体力的には比較的楽だった為、前日に引き続きそのまま大河で休日前の無制限川残業と考えていたが、嫁からの帰れコールに一旦帰宅する事に…
帰宅後、用事を済ませ、あまり期待は出来ない深夜の大河へ向かう準備をする…
連日の川残業で何の反応も得ていない状況に”今夜も無いだろうなぁ…”と弱気な事を考えながら車に乗り込み大河を目指す…
大河へ向かう水田沿いの一本道。
つい先日、田植えをしていたと思っていたら、あっという間に稲刈りも終わっていた。
先日始まったばかりと思っていた純淡水域川鱸遊戯もあっという間の最終章。
同じように時間は流れている…
河川敷もここ数週間は冬に備えて活発になった狸の姿は頻繁に見るものの、夏場は結構見られる狐や野兎の姿は全く見る事が無くなった…
そして、日に日に褐色に染まって行く河川敷の藪。
川に浸からなくても毎年この状況を見る度に”今季も終わりなんだ…”と実感する。
そしてポイントに到着。
何の反応も得ていない日が数日続いているが、此処に降り立つと何時も何かが起きそうな予感だけはする。
そして大半は何も起きない…
海から遥か上流の完全淡水域の清流鱸ゲームはそんなもの…
最終章ということで準備もいつも以上に何故か気合いが入るのは毎年変わらない。
そして時期的に勢いの無くなった藪を漕ぎエントリーポイントへ向かう。
先日の木枯らし1号の晩と同様の冬用インナーにネックウォーマーを装備するが動くと少し汗ばむくらいの暖かさ。
もうすぐ終わりだというのに今更だが、先日ラインを巻き替えた。
万が一の時に備えて後悔しない為にも…
纏まった降雨が無い為、大河は減水傾向。
流れの押しは平水〜増水に比べたら弱いが本筋はそれなりの強い流れ。注意しながら突き進む。
そして先日から反応を得ている狙いのポイントに到着。
本筋の流心と瀬が絡んだ図太い流れのこの時期に実績が高いポイント。
本筋に絡んだ流心付近でも表水温はこの時期の深夜としては高めの14℃後半。
狙いは砕けた荒瀬絡みの流れではなく、沖を走る本筋に絡んだ砂礫のブレイクラインとそれに絡んだ絞り込まれた流れの頂点付近。
イメージ的にそこで流下して来るベイトを待ち構える魚の目の前に、ナチュラルに流し込んで喰わせるイメージ。
昨年の最終決戦で極太ランカーを獲ったポイントは少し上流側のブレイク絡みだったが、今年は大増水による地形変化で浅くなってしまい魚の気配が感じられない為、狙いはこのピン只一つ。
立ち位置を変えれば他にも手前の流れの変化も狙えるポイントだが、最初は確実に実績が高いピンへ撃ち込んで行く作戦。
ほぼ無風といった状況に飛距離的にも問題無いと判断し、95mmの元祖シンキングペンシルのフックチューンのみ施したノーマル仕様で攻めて行く。
アップクロスのフルキャストで撃ち込んだシンキングペンシルを張らず緩めずのラインテンションでボトムを感じながら流し込んで行く。
北西の風が吹いている時は、この時点で沖のシャロー帯で喰ってくる事もあるのだが、無風では確実にブレイクラインと絞られた流れに絡んだ魚しか喰ってこないようなイメージのポイント。
しかしハイシーズンでも一晩に”1か0”の海から遥か上流の完全淡水域だけあって魚の反応がある方が稀である…
そんな訳で何度か流し込んだシンキングペンシルに何も起きない。
感じるのは”コッ、コッ、コココッ、コッ、コンッ”といった感じの砂礫ボトムの感触のみ。
キャスト距離と角度の調整を考え、少しずつ立ち位置を変えながら同様の流しを繰り返して行くが何も起きない時間が過ぎて行く…
”今夜も駄目か…”
そんな弱気な思いが強まって行く中、同様の攻めでラインテンションの掛け方を若干変えてみる作戦に出る。
先日、獲った二本はバイトも感じぬまま乗ったり、木枯らし1号の夜にバラした一本は全く何の操作をやっているか分からない状況で喰ってきた事を考えるとラインテンションの掛け過ぎで居ても喰ってこない可能性もあると考え、ラインテンションの抜きを重視した攻めに切り替える。
以前から強風の時に喰って来るときは風によって、それがオートマチックで行なわれているというのは実感していた。
一般的に言うと”風ドリフト”というやつだ。
それは春先のソフトベイトを使った虎柄狙いでも同様で、その動きに高反応な虎柄が下から突き上げてバイトして来る姿を何度も見ている。
日中のソフトベイトのそれとは違って、深夜の図太い流心に絡んだ流れでシンキングペンシルを使って行なうには、所々にゴロタ石や沈下物が絡んだハードボトムということでロストやポイント潰しのリスクもあるのだが、長年通い続け、地形変化もある程度理解しているこのエリアならそんなに難しい事でも無い。
実際にこの攻めで獲った魚も過去に数匹居る。
そんな訳で沖側にも上流側にも立ち込める限界の水位まで立ち込んでアップクロスのフルキャストで沖のブレイク付近へ撃ち込む。
そのままラインを一瞬フリーにしてロッドを大きく立てながらテンションを掛け過ぎないよう、ほぼ抜きの状態でシンキングペンシルを流し込んで行く。
シンキングペンシルの位置も今一把握出来ていない状況に想像で”そろそろあの辺か?”と狙いのピンに差掛かっているだろうと考えていると”ツンッ”と小さいが明らかなバイトらしい違和感を感じた。
”喰ったか?!”
抜きの合間の違和感という状態に一気に巻き上げ渾身の合わせを入れる。
するとロッドとラインに掛かるテンションと伝わる躍動感。
「良し喰った!」
深夜の晩秋大河に一人雄叫びを上げファイトが始まった。
乗った重みからしてそれなりのサイズは間違い無いと興奮気味の中、沖の図太い流れの中で水面が盛り上がり”ゴバババババーッ”、”ゴババババーッ”と激しい鰓洗いを二連発。
そして急いで下流側に下りながら応戦。
図太い流心の流れに乗った相手はそのままドラグを唸らせ下流に向かってファーストラン。
下流に向かっていた自分は一旦其処で止まって相手の走りに腰を落として耐え、相手の走りが止まるのを待って巻き上げながらランディングポイントと考えているシャロー帯を目指しながらじっくりと相手との距離を詰めながら下って行く。
そしてランディングポイント手前の強い流れの反転流の淵に入った相手は再びドラグを唸らせ走りと突っ込みを繰り返す。
一昨年の最終章で余力の残った極太ランカーをこの場所の突っ込みによるフックアウトで逃している。それがトラウマになっているのか、それとも最終章の良型というのもあってか、相手の鋭い突っ込みに焦りながらそれに耐える。
ここで始めてヘッドライトを点灯し相手を照らし出そうとするが姿はまだ見えない。
寄せては走りを繰り返す相手に”フッキングは?”、”外掛りなのか?”と不安ばかりが過る中、昨年の極太ランカーを獲った時をふと思い出す…
”焦るな…”
そう自分に言い聞かせドラグを調整しながら相手が諦めるのを待ちながらゆっくりと相手を去なす。
そしてようやく姿を現した相手は長さは無いが、それなりのナイスボディ。
心配だったフッキング位置も問題無く、シンキングペンシルもガッチリ咥え込んでいる。
ようやく強い反転流から相手を引き離しシャロー帯に一気に寄せてズリ上げてグリップランディング。
「は〜っ、今季も終わった…」
深夜の大河で息切れ気味で独り言。
”2015年純淡水域川鱸遊戯最終章”締めの魚は…
今年もそれなりの極太。
鰭切れ傷無しの美し過ぎる銀鱗。
小顔に極太の清流鱸完全体。
美しく格好良過ぎる魚体に暫し見蕩れる…
2015年の締めに相応しい最高の魚体。
81cm、4.9kgの極太清流鱸。
昨年の最終決戦や以前仕留めた極太に比べたらパンチに欠けるが十分過ぎる魚体。
今季5本目となるランカーで有終の美を飾る事が出来た。
今季相手にしてくれた清流鱸の代表として敬意を表しながら蘇生。
手を離すと写真を撮る暇も無いくらい元気に大河の流れに消えて行った…
そして、直後に薄曇りで薄ら月明かりが見える天候の中、いきなり”ザーッ”と雨が降り出した。
空を見上げるとあっという間にその雨は止んだ。
祝福の雨なのか、それとも最後を惜しむ雨なのか…
この作り話の様な不思議な現象に自分なりにもけじめが付いた。
”全ては終わった。今年はこれで締めよう…”
この一本に清々しい気持ちになり一区切り付けた大河に浸かり今季の事を全て思い出す…
たかが鱸釣りと言われればそれまでだが、自分の中で”純淡水域川鱸遊戯”に情熱を捧げるウェイトはかなりの物だ。
それは釣行記を見ればわかると思うが隙さえあれば大河に向かい狙いの本命を探し続けている。
一般的な鱸釣りのフィールドと違い極端に魚の数が少ないと言われるフィールドだが、其処で出逢える鱸達の美しさとアグレッシブさに長年魅了されて来た。
”釣れない…”、”難しい…”などを理由に長く続けられる人が少ないこの流域の鱸釣り。
しかし一線を越える事で何かが見え世界が変わるのは間違い無い…
上手く言い表せないが、大河はそんな素晴らしい魅力を持ったフィールドである。
そんな魅惑のフィールドだけに、一旦ログは締めても、まだ数日は通い続けるだろう…
終わり行く清流鱸達を見届ける為にも…
※2015年純淡水域川鱸の釣行記はこれにて一旦終了いたします。釣れない釣行記を楽しみに観覧して下さった方々、本当に有り難うございました。
今後2016年純淡水域川鱸シーズンまでは不定期、番外編としてマイペースで釣りログを書いていこうと思います。
ソル友の皆様、fimoに登録している皆様、また釣りと魚とフィールドを心から愛するアングラーの皆様、残り約2ヶ月、2015年のシーバスゲームを思う存分堪能して下さい。
そして同じ大河の淡水域を攻めるソル友、川ジャンキーの皆さん、川は違えど上流域の川鱸に拘る皆さん、沢山のコメント&メッセージありがとうございました。
皆さんのコメントが現在の自分の大河へ向かう活力となっているのは間違いありません。
来シーズンも宜しくお願いします。
- 2015年10月31日
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