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15'純淡水域川鱸 ”意地の見せ所…”

  • ジャンル:釣行記
朝晩は冷え込むようになったとはいえ、安定した天候が続く関東地方北部。
ここ数日間は降雨も無い為、我がメインフィールドである海から約〜150km上流完全淡水域の大河では真夏以来の減水モード。

そんな情況の中、夜勤シフトの自分に送られてくる釣友からの釣果メール。

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暴れん坊の良型フッコ。

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そして翌日も落ち鮎を意識した攻めで一本。
最終章ということで彼方此方を廻り続ける釣友の気合いも半端じゃ無い。

そんな訳で連夜の釣果情報に仕事も手に付かない…

しかし、我慢の夜勤中ではないと出来ない事もある。

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日々浸かり続け、乾く事を知らないウェーダーの補修。
数日間浸かれないこのタイミングしか出来ない…

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一年の半分は酷使している為か無傷で1シーズン乗り切るのは難しい…


そして気持ち的に落ち着かなかった夜勤シフトがようやく終わり、たまには寝ずに日中の虎狙いから黄昏時の本命狙いと考えていたが、夜勤明けに職場の会議が入っており、結局出撃出来たのは仮眠した後の闇大河…
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空は雲に覆われ、ほぼ無風。

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寒気による冷え込みも無い為、水温もこの時期&時間としては高く最終章の後半と思わせない水況。

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エントリーポイントの緩い流れには鯉科の大型魚、チャラ瀬には秋の遡上魚、そして沖には鯔の気配。

生命感は十分感じられるが、澄み切ったこの時期らしい水色に肝心なベイトとフィッシュイーターの気配は薄く感じる…

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そして狙いの筋へ一気に進み、この時期らしい落ち鮎を意識した流しで攻めて行く。

まずは活性の高い魚を狙ってのフローティングペンシルのドリフト。
開始直後に流心脇で”バッシャーン”と水面が割れ驚くが、正体は”純淡水域川鯔”。
その後は優雅に飛び続け上流に向かって行った…

暫く反応が得られない為に次はシンキングペンシルにチェンジしレンジを下げて行く。

”居るならこの位置だろう…”

そう考えながらその位置に流し込んでターンを繰り返すが無反応の時間が過ぎて行く…

砕けた荒瀬や瀬絡みでのミノーやシャローランナーの釣りと違い、アピール力は弱いがスレにくいと思われるこの攻め。

”居れば何時でもチャンスはある筈…”

撃ち込み&流しを続ける中、もう少し上流側でターンさせたいと思い、減水モードを利用し今まで立ち入った事の無い上流側に注意しながら突き進み更にルアーチェンジ。
強い流れの中のディープウェーディングといった立ち位置から撃ち込むのは青物用ソリッドボディ&貫通ワイヤー仕様のヘビーウェイトシンキングペンシル。

対岸のシャロー帯と対岸側に絞り込まれた図太い流れの頂点でターンさせる為にアップクロスのフルキャストで撃ち込みラインテンションに注意しながら流し込む。
すると流下して行ったシンキングペンシルがターンすると思われる位置に入ったと同時にバイトも感じぬまま感じる若干のテンション。
そのまま”ギューン”とロッドが一気に絞りこまれた。

”喰ったか?”

渾身の合わせを入れた途端に”ゴババババーッ”と図太い流れの中で激しい鰓洗いが炸裂。
相手は紛れも無く本命”純淡水域川鱸”
サイズもそれなりの良型だ。

そして相手は上流に向かって突っ走り出す。
それとは逆に自分は水深的にも限界の上流側から急いで離脱し下流に向かって下って行く。
テンションが掛かり苦しくなった相手は上流側で再び激しい鰓洗いを一発。
その後は下流に向かって下り出した為、テンションに注意しながら間合いを詰めて行くと手前に来たところで再び沖に向かってドラグを唸らせ突っ走って行きながら痺れる様なテールウォーク。
その後は諦めたのか徐々に手前に寄って来た相手を再度暴れさせない為にもロッドを寝かせじっくり巻き上げグリップランディング。



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今夜は獲った…

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派手に水面を割り続けたナイスファイター。

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細身だが相変わらずの美しい魚体。
76cm自分達的スズキサイズ。

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この体型らしい派手な暴れっぷりだった。

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減水モードの淡水域であれだけのファイトをしても蘇生要らず。

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それは減水といえども水温が下がってきた証拠。
終わりは近い…

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元気に大河の流れに消えて行った…

その後も追加の一本を狙い同位置に突き進み攻め続けるが次は無かった。


終わりを告げる”秋の遡上魚”の姿が頻繁に見られるようになり、下手すればこれが今季最後の清流鱸になる可能性も高い中、有終の美を飾る為にも今季のログをこの一本で締めようか正直迷った。
自分的には今季も十分遣り切った感があるし、このまま通い続けても”次は無いかも…”と弱気な考えも出て来る中、この一本との出逢いを思い出した…

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昨年の最終決戦で仕留めた”極太ランカー清流鱸”

諦めてはいけない…
コイツと出逢う為にもう少しだけ悪足掻きをさせて欲しい…

これからが意地の見せ所だ…

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