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釣具を作り、釣具を売って、飯を食っている立場ですが

  • ジャンル:日記/一般
皆さん、こんにちは。

リューゴです。






かなりお久しぶりですが、残念ながら今回も釣りのお話ではありません。







今回は少し前の出来事のお話。





年末ということでバタバタしていたのと
私自身、気持ちを整理する時間が必要だと感じていたので
年の瀬迫るこのタイミングになってしまいました。







また、こういったタイミングの方が、日々の喧噪から離れている人が多く
問題提起も良く響き、良く残るのではないか?とも思ったんですね。








私なりの考えがあり、日頃からこういったSNSでの発信を避けてきたのですが…

(その理由は後ほど書いてます)



























流石にもうマズい。感じたのと

釣りの事しか発信していなかった
私にも責任がある。












そう感じたので、今このブログを書いている次第です。





前置きが長くなりましたが、ここからが本題。





















先日、とあるポイントで釣りを終えて、車に戻る途中に
顔見知りのおじさんから「車が邪魔で出られなかった」と言われたんですね。





で、慌てて駐車スペースに戻ると
後から、入って来た釣り人が道を半分塞ぐように駐車していたんです。





このポイントの駐車スペースはせいぜい3台が限界。







私が一番最初に入って、その後2人1組の釣り人が来て
最後に1人釣り人が入って来ました。
私を含めて、計4名。




私は後から入って来る人を釣りしながら常にチェックしているので
「3人も入って来たよ。。。あの人達は2人組みだから、車は3台かな」程度にしか考えていなかったのですが
実際は私も含め、1人1台の4台という状態だったんですね。




で、最後の人が無理矢理駐車していたワケです。





この道は未舗装道路ですが、地元の住人の皆さんが使っている
歴とした公道。


言わずもがな、邪魔にならない範囲で使わせてもらっている立場なんですよね。
















確かに、出ようと思えば出られるんですよ。

路肩に生えてる竹とか枝とか踏みつぶせば、なんとか車は出られるんです。

実際、私もそうやって出ましたから。




















でもね。そういう問題じゃないよね?と。







自分だけ良ければ、それでええの??と。

















この時は私も人間なので、頭に血が上ってしまい。

独り言で、ここでは書けないような暴言も吐いていたと思います(笑)










で、おじさんに「動かしてもらうから、ちょっと待ってて!」と言い残し
最後に入って来た釣り人の元にダッシュ。












かなーり奥のポイントまで行っていたので
全力ダッシュ息も切れ切れで、近寄って
「邪魔になってるから車動かせー!」と叫んだんです。
































そしたら、こっち向いて私を見るや
あろう事かその釣り人ダッシュで逃げたんですよ。















「はぁ?!(汗)」





















なにそれ。。言葉が出ん。。。





















唖然。。。






















いやいや!聞き間違え?良く聞こえなかっただけ??
と思って、追いかけながら2~3回ハッキリと叫んだんですが


























ダッシュで逃げていくんです。

















私には見えない鳥山がその人には見えていたのかも知れません。。。(苦笑)



それぐらいのダッシュでした。






















なんかもう……

全く想像していなかった。っていうのと




同じ釣り人として、情けなさすぎて、悔しくて




一気に怒りが冷めて、気持ちが切れて











ホント泣きそうでした。




















因みに、その日はうねりはあるが、風はほぼ無風。
その釣り人との距離は15mほど。

はっきり聞こえてると思うんですよね。












時間に余裕がある時なら、いくらでも鬼ごっこするんですが
この後、予定があったこともあり
無駄にショックを受け、無駄に体力と時間を使い、おじさんの所に戻りました。

(とは言え、こんなことやってたから予定にも遅れましたが)












今、思えば
ここで諦めて引かなければ良かったと、とても後悔しています。














おじさんに事を報告すると
「いやいや、悪いね。そこまでせんでいいよ。買い物行こうと思ってただけだから、夕方行けば良いだけだからさ。」
と、おじさんの寛大さに助けられ、事なきを得ました。






このおじさんは小さなユンボを所有していて
そのユンボで漁師さんや釣り人のために、磯にエントリーする時に通る竹藪を均して
通りやすくしてくれているんです。



交わす言葉は
「こんにちは~」「おう。釣れた?」という挨拶程度ですが
私はホント感謝しかない、そんな存在です。








本当にこのおじさんだったから許された。助かった。
事が大きくならなかった。だけで

仮に私がおじさんの立場だったら、間違いなく
警察呼んでただろうなと。




最悪、釣り場が減っていた可能性すらあったと思います。
それぐらいの事です。



































少し話が逸れますが……

私個人的な考えではありますが
釣り人同士のトラブルは、もう勝手にやってくれって思ってます。






もう、そんな小さい事どうでもいいです。


















実際にこの日も
というか、後からこのポイントに入って来た2人組の釣り人も
私の撃っていたサラシを横から撃ってきました。



もちろん、向こうは私には気付いていたし、どこを撃っているのかも分かっていました。




ええ。だって、向こうが撃ってくる前に数秒間の睨み合いがありましたから(笑)

20mぐらい離れていてもそれぐらい分かりますよ。









でも、そんなの今の房総の磯では普通。
日常茶飯事です。







日常的にやられてて、麻痺ってるだけかも知れませんが(苦笑)
今に始まったことじゃないし、そんなのにイライラしていたら体がなんぼあっても足りません。


馬鹿に付ける薬はないんです。






どのポイントに入るのか、車をつけてくる人もいるぐらいですから。






そりゃあ、みんな釣りたいよ。
そりゃあ、所沢や大宮、更には茨城からわざわざ来てるんだから、釣りたいよね。






その気持ちも凄く分かるし
私は平日の朝イチも釣りに行ける場所に住んでいることもあって
その辺あんまり気にせず、譲ってしまいます。




そんな事でトラブルになること事態が面倒なんです。


だから、別にその程度の事は本当にどうでも良いんです。





























でもね。



全く釣りと関係の無い人達を巻き込む、迷惑を掛けるのだけはやめて下さい。





絶対にやめて下さい。













お願いです。



私は釣具を作り、釣具を売って、飯を食っている立場ですが
そんな人に釣りして欲しくないです。


そんな人に弊社の製品を買って欲しくないです。








そんな人が世間の人に釣り人だと認識されたくないです。













まともな釣り人が恥を掻くような環境にしたくありません。

私は5年後も10年後も釣りを続けていたいです。




お願いします。


























とはいえ、いくらお願いしても。発信しても
残念な事に最終的には個々の問題なのかなって思ってます。

だって、こういう事って
今に始まったことじゃないですよね。



ただ、こういう環境にしてしまったメーカー、ショップ、プロ
様々な立場の人にも責任はあると感じてます。






富津の問題にしても、磯で聞くトラブル、事故にしても
「業界全体が安易に裾を広げすぎた」と感じています。



踏むべきステップ(釣り)を飛び越して、簡単にできると勘違いさせてしまい
危険度の高い釣りにエントリーしてしまった。

釣りばかりを伝えて、安全に関することや、マナー面が厳かになっていた。


改めて、振り返ると私はそのように感じています。





正直言って、磯ヒラやウエーディングは誰もが簡単にできる釣りではありません。






噛み砕いてどういう事か説明しますと

河川などに通い、膝ぐらいの水深のウエーディングを経験していると
「こんなに浅くても流れが速いと、こんなに足がすくわれそうになるんだ!」という経験をすると思います。


こういった経験で初めて流れの強さ、そして恐ろしさを体感した方も多いのではないかと思います。



大袈裟な例えですが

こういった経験をしてから干潟のウエーディングを志すのと
ウエーダーを履いたことすら無く、オカッパリ港湾部でしかシーバスやったことありません。という人が干潟ウエーディングを始めるのとでは
危機管理能力に大きな差が生まれます。



これが先ほど書いた、踏むべきステップです。




そして、ある程度の経験値を積むまでは
1人で行かないこと。

これもとても大事です。



シーバスのルアーフィッシングという1つのジャンルをとっても
様々なスタイルがあり、それぞれ危険度が違い
その中に踏むべき、経験すべきステップがあると思います。




オフショアの世界でも
遊漁船のシイラキャスティングゲームを経験していない人が
マグロのキャスティングゲームに来ると、同船者に迷惑を掛けることが多い。と聞いたことがあります。

オフショアは経験値が低いので、詳しい事は分かりませんが
これも同じことではないのかな?と思います。





ウエーディング入門講座のような動画で
釣りの内容以外の事を、もっともっと伝えていかなくてはならないのだなと
痛感した出来事でもありました。



























で、ここからはこういった事の伝え方のお話を。


超個人的な考え方なので、賛否両論あると思います。





冒頭に書いたように、これまで私はこういった問題提起をSNSの場で、あまり発信しませんでした。




決して無関心だったワケではありません。













ただ、ずっと「釣り人だけが見ている場じゃない」と思っていたので、あまり発信しませんでした。














見ている人の割合は分かりませんが、こういった問題提起は大抵
「釣り人じゃない人がこれ読んだら、釣りしたいって思わなくるよね。。。」って思うことばかりだなと。




それって、エントリーし易い釣りの根本的な裾を狭めてしまうんじゃないのか?
という恐怖がありました。












我々、釣り人からすると
「いや、ちょい投げ釣りとスズキ釣りとか全然違うやん」って話しなんですが
釣りをしたことない人からしたら、どうでしょうか?


「スズキ釣りって言っても、オカッパリからボートからウエーディングとかいろいろあって、全然違うから」って言っても
どこまでその違いが伝わりますかね?






何が言いたいかと言うと
釣りをしない人からしたら、釣りは釣りでしかないんです。


「あれはエサ釣りの人がやったこと」とか「この車はあのルアーマンの」とか関係ないんです。


海、川、池、船ぐらいの違いは分かってもらえるかも知れませんけど。




釣り全体に悪いイメージを与えてしまい
それが釣りやってみたいって人を減らしちゃうんじゃないか?って恐怖心があります。


















で、もう一つ。
釣りしない人からしたら、釣り人は釣り人でしかないんです。




SNSの場で地方の問題提起をシェアしたりする人を見かけます。
プロにも多いですよね。



でも、あれって誤解を恐れずに言えば
「釣り人はこんな危ないことするです」
「釣り人って馬鹿なんです」って
釣りしない人にそう思われても仕方ないですよね?



自分達で自分達の立場を悪くしているというか
悪い印象を発信しているというか
そんな気がしてなりません。



「オレはあんなヤツとは違う」といくら思ってても
釣りしない人からしたら、貴方も同じ釣り人として見られているんです。








愚痴とかもそうですよね。
わざわざSNSに発信する必要ないでしょ?と。














ただ、勘違いしないで欲しいのは
何でもかんでもシェアするな。って言っているワケではないんです。


必要以上に事を大きくしたり、とりあえず騒ぎに乗っかってみるとか
そんな事はやめようよ。って言ってるだけです。



本当に大切なことや緊急な事態、早急にシェアすべき事もあると思うので
そういった場合はSNSって本当に便利で良いと思います。










時と場合を選びましょう。節度をもって。って事です。

そして、それが判断出来るようになって欲しいなと願います。




で、ほとぼりが冷めたら削除するという手段があることも覚えておいて欲しいです。





















SNSは不特定多数が見ている場です。



自分が思っているよりも、沢山の人が見ています。

そして、私たち釣り人だけが見ている場ではありません。


それを今一度、思い出して欲しいなと思います。
















で、こういった問題提起や解決策はやっぱり釣具店や釣り場で
広めて行くのが一番じゃないかなと。



地方の問題もその土地特有のローカルルールみたいなモノがあったりすると思うので
やっぱり、その地域の人達で解決すべきだと思うんですよね。

外野が出しゃばって、首を突っ込む事じゃないと思います。



















前記した通り、私自身
以上のように考えており、これまでこのような場での発信を避けてきました。





ただ、私もメーカーの人間という立場であり
この業界で飯を食っている以上
一方的な釣果発信だけではなく、こういった発信も行う義務があると。


そして、それを避けていた私にも責任があると思い
今回、こういった発信を致しました。












ただ、今後も出来る限り、やりたくはありません。







今後、釣り人の立場が今以上に良くなる事と
こういった発信が最後になることを心から願います。




















長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで頂き
ありがとうございました。


それでは、皆さま良いお年を。





 

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