はじめに本ログは正確なポイントがわからないようになってます。


凄腕真っ只中の一月中旬

強烈な北風が日本海から吹き付ける。

ここは厳冬期の遠賀川。

プリとアフター入り混じるタイミングでコノシロの接岸と聞けば、居ても立っても居られない！

寝袋を放り込み、車を走らせた。


夕まずめに到着。

上流域が良いと聞いた。
いきなり上流域に行くべきか。

だが、人人人人

人気を避ける為、河口へ。

河口なら水がしっかり動くし、コノシロやシーバスの回遊も絶対あるはず
あげ始めから干潮めいいっぱいまで10時間。

やり抜けば状況もわかるはず。

ハラを決めて釣り座に入った。

10時間もある。その間にコノシロやシーバスの回遊も絶対あるはず


あと5時間もある。その間にコノシロやシーバスの回遊も絶対あるはず


あと２時間もある。コノシロやシーバスの回遊…


絶対………あるはず…








無がっだ！！！！






上げ直後から最干潮まで10時間

休憩せずに振り倒すもノーバイト

コノシロらしきあたりが10時間の中で何度かあったが、思っていたより薄い


日本海側はあまり流れなが無く魚の出たり入ったりする魚の数が少ないのでは…？

なら魚が入ってると思われる中流より上のエリア？


２日目の朝、初日の失敗は犯さない！

さっさと中上流エリアにはいる。

ここのポイントはいい流れが入っている。これはいいかもわからん。


ルアーを打ち込むとボラにガツガツあたる。

ニヤリ


いかにもプレッシャーが高そうな場所なので
スネコン130を投入

ドリフトからターンする瞬間ハンドリングジャークして、ゴリゴリっと巻いてリアクションを誘う。

居ないのか…？

回収に入った瞬間

足元のブレイクからその巨体が不意にルアーに襲いかかった

肉眼で確認できるほどの真っ黒な魚体。

長くランカークラスの恵まれた体格。




いきなりデイゲームでこんなの出るのかよ！と焦る



あっ、フッキングしないと！と
焦った時の屁っ放り腰フッキング！



巻き合わせ気味になってしまったためかケツ針しか掛かってない！

というか、腰が引けていた為、刺さったのかすら怪しい。

しかし、食ってきたのは目と鼻の先

ゴリ巻きで乗り切れるか！？





しかしドス黒いその魚体は、目の前を横に泳ぎながら水中でプイッと首振り一閃。

ポロっと取れたルアーだけが岸際に帰ってきた…





やってしまったーッ！






悲しみに暮れそうになる…

いや、こんなときこそ前向きに！



まだ、近くに他の奴がおるかもしれん！



まだ、他の奴がおるかもしれん！


まだ他の奴がおるかもしれん！






まだ、他の奴が……おるかも…







おらんやった！！






悲しみに暮れている暇はない。

ここではじめて全体エリアの下見にいく

運良く満潮から下げでベイトが溜まるエリアを発見
夜中のタイミングでシャローに差したらワンチャンスあるなと狙いをつける

一通り下見を終え、目星を付けたポイントに入るまで随分時間がある。

それまで、唯一シーバスと接触のあったポイントに戻ることに。
しばらく釣りをしていると、日も暮れて水深も十分。ベイトがわらわらと集まりだした。





ルアーが流芯からヨレにフッと出た瞬間、コンコンッとアタリが！


すかさずフッキング！



長かった〜と心で叫びながらランディングすると巨ボラ
ご丁寧に、口にガッチリかかってやがる

ビックベイトでボラが釣れるとは…




また時折、同じ様なやり方でバイトが！


今度はシーバスかっ！？


巨ボラ〜


今度はシーバスかっ？！


巨ボラ〜


今度こそシーバスかっ？






巨ボラ〜



巨ボラ5本ゲット

本命は食ってはこなかった



なんでやねん……






満潮を迎え、目星を付けたポイントへ



ポイントに到着すると少し下流に人影が

この上に入りますと挨拶に行って本命ポイントに戻ると、人がががががーーッ

さっきまでおらんやったやん……涙目



仕方ないので本命ポイントから少し下流の中途半端な位置で釣りを始めて10分後


上流がなにか騒がしい

キタキター！デケェー！と大きな声がこだました
どうやら、大物が釣れたらしい

ぐぬぬ…

俺が釣る予定の魚ガァァー

しかし、諦めてはいけない！




このエリアに魚はいる！



俺の読みは正しかった！


きっと魚はいる！





投げ続ける！

たぶん、魚はいる！






魚はいる！




魚は……



おらんかった！！！




下げ干潮を迎えて２日目の釣行を終えた


寒さに耐え車で眠りについた。

目が覚めたのは３日目の昼


激しい風と雨に見舞われた

昨日釣れていたポイントに、夜と同じタイミングで入る。

昨日はシャローだったが、今日のデイはブレイクの下に潜んでいるに違いない！


かすかな希望を胸に抱きロッドを振り続けた。


が、全ての希望を踏みにじられタイムアップを迎えた。


ここまで読んでもらってスミマセン！


シーバス1本も釣れませんでした！！！


日本海側のエリアは、流れが大きくないので下見した後に目ぼしいとこでランガン。
可能性のありそうなとこに張り込みってパターンが良かったのかなと反省してます。

ベイトを最後まで濃ゆいエリアを絞り込めなかったのも問題でした。

思えば河口エリアはベイトが多少いたのでもっといても良かったのかなと。
まさかあんなに全体に少ないとは思いもよりませんでした。

まぁ、ポイントを数箇所、回ってみないと判断が下せないと言うのが一番の収穫でした。

三日間で25時間程釣りした挙句、ホゲたので流石にこたえました。


この釣行に向けてこしらえたグローブが、フルキャストの連続で既にボロボロ。

次は攻略したいと切に願うのでしたが、リベンジはいつになることやら。

けど、諦めません！

いつか、必ずリベンジをすることを誓って帰路についた。