今年の梅雨は短かったですが、短期集中なのか？晴れ間の少なさが目立ちました


短い夏が始まりましたね…


さて、アタシはこのところずーっと、それこそ空いた時間はひたすらシーバスロッドのことを調べています


先日書いたようにシーバスロッドを作ってもらうに当たって、制作者と本人が分からないことばかり…

たちまちシーバスロッドのリールシートって何が基本なのか?すら分かってないから、ネットで解る程度のことですが、ひたすら調べて調べて…(制作者はバスロッドならかなりの知識を有してます、念のため)


ロッドを作る(作ってもらう)となると、まずどんなサオを作りたいのか？

そこから意外と悩んでいくところになってしまいます


ここでどれだけ明確なコンセプトが出せ、制作に関わる人全員の中で意識の統一ができるか？

ワンオフ品はこの辺が良いものになるかどうかのキモになることが多いですね


市販品は、こうしたワンオフ品とは全く違い、企画から製品化まで比べものにならないくらいの人が関わることになります


詳しくは全く知りませんが、おそらくそんな場面で大切なのは、前者のような意識の統一ではなく、個々の作業の管理やコスト的なことがキモになるかと思われ、その中で本当に素晴らしいモノを作り上げるのは難しい事案だと思います…


どこで折り合いをつけるか？商売とモノづくりは本質的には違う物ですからね…



ウデと知識ある制作者に向かって「ああしてくれこうしてくれ」と口だけしか出してないアタシがこんなこと言っても全く説得力ありませんが、本当に良いサオを手に入れたければ、経験豊富な制作者になるか、そういった方を見つけてお願いするのが1番確実な方法だと思います


ただ、こうしたカスタム品と市販品の最大の違いは、なんといっても「ブランクをオリジナルで作れるかどうか」です

市販品はそのサオのためだけに作られるブランクがあり、本当に素晴らしい企画設計と、それをちゃんと実現できた製品は多分本当に良いサオだと思います


アタシが使っているカスタムロッドのように、ブランクは一般人なら確実に市販のブランクからの選定になっていきます


これがカスタムの限界ですねぇ


ただ、そうは言ってもカスタムは、その気になれば何でも自分で決めたパーツを使えます


ブランクはもとより、ガイド、リールシート、アーバー、グリップ、重心バランスなどなど、簡単に書いてますがかなり項目は多く、さらに制作者側ともなると、実際に接着剤の種類や使い方、ガイドの選定方法やセッティング方法、エポキシの銘柄や盛りテク、スレッドの種類や巻き方…
アーバーの使い方や材質、グリップ形状や長さ、重心バランス、それらを効率よく仕上げていくための道具選びなどのノウハウ…

何となくは教えていただいてますが、不器用なアタシにはまず達成不可能なミッションばかりですハイ笑(お金もかかります)


まぁ、そんなこんなで出すのは口だけなのにテスターなんて肩書きいただいていいのか？と自問自答してますが、ゆる～くやっていきます


バスロッドはカスタムロッドを使う方が多くなっており、ソルトにもいずれこの流れはやってくるだろう(もう来てるかな？)と思っています

参考までに、こうしたカスタムロッドの制作を個人ビルダーや個人メーカーに依頼するといくら位掛かるのか？ですが、既存のサオを改造してもらうのであれば、ざっくりとですが1～3万、ブランクから新しく組んでもらうならジャストエースやMHX 、マグナムクラフトで5万～、ルーミスやセントクロイは6万～、ノース6～8万くらいです…

最新リールシート、チタンにトルザイトのマイクロガイドセッティング、ハイグレードコルクのグリップ、塗装や飾り巻きなどをオーダーしていくと値段はそこからまださらに上がっていきます…

そして高級な素材を使い、お金をかけてすんばらしいサオに仕上がったとしても、そんなサオは他人から見ればどこの馬の骨かも分からない扱いで、中古で手放そうとしてもロクな値段はつかず、最悪ガイド代かブランク代くらいの値段がつけば御の字です

それでもやってみたいという方がいれば…

終わりなきカスタムロッドの泥沼にようこそ笑

ただ、カスタムロッドで釣るサカナは別格の感動を与えてくれます★

そして、フジのリールシートやガイドを使ってみると分かってくるのが市販品の製造コスト…

で、最終的に邪推してしまうブランクの推定値段と有名人監修ロッドのマージン…

例えば過去に販売されてた超有名プロモデルのバスロッド

聞いた話ですが、1本あたり6万以上して製造はOEM、本人のフトコロに入ってたらしい金額はなんと1本売れたら2万!!

売れたらいいんですよこの世は…




ちなみに今回のサオの狙い所は…



アピアのサイトに見やすそうなのがあったので使わせてもらってます

パワー的にはこのピンク色の辺り


長さ的には9フィートちょいと、そんなに長くしない予定なので、磯ヒラとかは難しいでしょうけど、比較的オープンエリアでの使用を想定しています


桑野川下流、那賀川、吉野川、港湾エリア、ブレイクがそう遠くないサーフ

そこでドラグ3～5キロくらいまでで獲れる全てのサカナをターゲットの「徳島スタンダード」に素人が挑戦してみます


…それスタンダードと違うよ？とかアドバイスがあればお教え下さい(^-^;


今なら軌道修正効きますので笑


こういった釣りへの向かい方もたまにはいいんでないかと…