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山田 大輔

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雨後、ランカー散策。part 3 (暴君)


「残像」



人は、1度その目に焼き付けてしまった
映像が、何時までも脳裏に残ってしまう。




釣り人と言う人種は特にこの
「残像」を追い求めてしまう。




「大きいのが釣れた」

「沢山釣れた」


1度、良い釣りを経験してしまうと
何故かその場所に執着してしまいがちになる。



「また、明日も有るかもしれない…」




勿論、良い思いをした場所と言うのは、

しばらく良い状態が続く場合も有るし、
その場所と言うのは、「何か」が有る
場所でもある。

それは、間違い無い事実であり、
それで良いと思う。




しかし、ルアーフィシングと言うものは、


「ピースを揃えていくゲーム」

だと思っている。




ポイント
月齢
水温
濁り
天気
気圧
ベイト
ターゲットの気分…

そして、ルアー
ライン

更には、フックサイズ、スナップ形状、
ノットの糸のカットの長さに至るまで。


そのピースの量の多さは、とてつもない物がある。






そして、その全てが揃い
「ソコでキャストしているか?」


そうして初めて、ターゲットに出会える。


特に、「ランカー」との出逢いは
ソコに「タイミングと、運」と言うものが
絡まってくる。




すなわち、「ターゲットに出会える。」
それは、

「全てが必然であり、全てが偶然である」

と、言えるだろう。



場所や情報に囚われすぎず、
その日その日、1度心をフラットにし
「大きな視野で考え直してみる」



自分で道筋を考え、自分なりの確信を持って、ターゲットに挑む。
これが、ルアーフィシングの楽しさだと感じている。







こんなことを言う私も
「残像に囚われた囚人」
であるが。


そんな囚人なのでは有るが、
大切なのは、
良い釣りが出来た時、
その時の状況をどれだけ記憶していられるかがとても大切だと思う。


風、水、空。

何よりも大切なのは「自然の状況」の記憶。



せめて、目で見える物だけでも
1つでも多く記憶しておく事が、次の釣果に繋がると考えている。



「ピースを揃える遊び」


こう考えているので、
私は人の釣果に影響されずに楽しんでいる。

「あそこが、爆釣してるってよ!」
「本当ぉ?行く行く!」


と、言うのはちょっと味気無い。

それに大抵、「昨日は良かったのに…」
と、いうパターンが関の山。





自分で捜すのがルアーフィシング。


だから私は、
むしろそんな話を聞くと、


「意地でもソコには行かない」


まあ、只の偏屈オヤジなだけなのだが(笑)
(データとしては、頂いておきますが)




たとえ次にホゲたとしても、
「なぜ駄目なのか?」
1つでも、「何か」を見つけて帰る事が
大切な事なのだと感じている。








しかし、こんな私だか、
やはり、自分が見た残像には弱い。



昨日のスーパーモンスターの残像が忘れられず、
この日も同じポイントに入る。



感じとしては、悪くない。

当然エリアも、自分が目星を付けていた所なので、当然なのだか

はたして、今日も出るのか?




………………………ノーバイト。




当然、昨日のスーパーモンスターパターンも試している。



…………………ノーバイトなのである。



………………しびれるね。




そうこなくっちゃ‼




同じ手は、通用しない。
たまらない!
これが、ルアーフィシングだ!
モンスターハントは、そうでなくてはいけない。



俺の闘志に火が着く。




1から考え直していく。


昨日との相違点。

水色、ベイト、水温。
特に変わった様子はない。


潮位、天候。これも急変していない。




何だ?



居ないだけ?





あ。



「風だ」



昨日は、風が強ったが、今日は風が無い。



ここは汽水が絡むエリア。


昨日は海水を押し返す風向きだったので、
このエリアの表層塩分濃度の上昇が遅かったハズ。


私のイメージでは、塩水楔と一緒にモンスターは動いていると考えていた。
(この時のこの場所では)



と、すると、
昨日との干満のタイムラグも考えると、
今は海水はもう来ている。


バイトが得られなかったと言う事は、
もうすでに、このポイントではない。


昨日のように、「アプローチウンヌン」
では無い予感がしていた。



粘っていれば、何かは釣れるかも知れない。
しかし、今は「モンスターを狙いたい」







移動をする。






(移動中…。…。…。)







移動先。



ここも、地形変化にとんでいる好きなポイント。



早速、SNECON 130Sをセットする。


「大型は、アップクロス」


昨日の「残像」通りに、アップクロスで攻め始める。


バイトは無い。




ムムム…。





駄目な日か?




水色、水温、そして水を舐めてみる。



少し濁りが有る。温かい。少し、しょっぱい。



風も無い。



もしかして、上ずってるかも知れない。


しかし、補食音も無く、
Gaboz!!!を入れる様な雰囲気ではない。




SNECONのアプローチを変えてみる事にする。




ダウンに入れて、レンジを上げる。
ブレイク沿いを、大きめのS字でチラチラ何度も横切らせていく。


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……確か。

やっぱり、2投目だった。






「ガンっ!ゴンゴンゴン‼」




強烈なバイト!

私は、ルアーとロッドを一直線にしてリトリーブする為、
一瞬腕ごとロッドを持っていかれそうになった。


それほど強烈なバイトだった。


「よっしゃ!」

多分声に出してしまったと思う。


今考えると危なかったが、
とっさに、かなり強烈なアワセを入れる。




驚きで一瞬の遅れが有ったために、
追いアワセを入れる。


追いアワセは、私にしては珍しい事だ。





その重量感!その破壊的な水中ヘッドシェイク!


「くっ。ナンじゃこりゃ!」




デカイのは解ったが、
今日の相手は物凄いパワーだ!





間髪入れずに、暗闇に水柱が上がり
「奴」がその姿を見せつける‼


そのまま、長いヘッドシェイクをしながら、水面を走る‼


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(ま、まあ、こんな感じ)





ソレを三回も繰り返す。

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(…………いらなかった?)






久々に、とんでもない「暴れん坊」を掛けてしまった。




次に、上流へ一気に走る‼



ラインテンションを保ちながら、必死に食らい付く‼



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(…それは、書かなくても解る)






荒れ狂うモンスターに、ベイト達がパニックを起こす‼



そして事も有ろうか、
そのベイトの群れに突っ込んだシーバスが
次の瞬間、

そのベイト達を空中に巻き上げて

高々とテールウォークしながらヘッドシェイク!!!


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全身が露になる‼

「よし!行ってる‼」

ランカーサイズを確信。



しかし、なんと言う「暴君ファイト」なんだ。
ベイトもイイ迷惑だろう。







流石に疲れたか?



ところが、目と目が合った瞬間、
今度は深く、鋭く、重い突っ込みをはじめる「暴君」。


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「よし。解った。何時間でも付き合ってやろうじゃないか!」



まあ、実際に何時間も掛からないだろうが、
久々の好敵手に、俺の心も躍る。




至福と緊張の時間。


これは、釣り人でなくては味わえない一時だろう。




これからは、水中戦だ。



クラッチを切り、ヤツの突っ込みをかわしながら、攻防を繰り返す。

ここに持ち込めば、今度はmy timeだ。

一気にキャッチの期待間が高まる‼






突っ込みをスプール逆転でかわす。
やはり、これをかけられると、奴等は弱い。


いよいよ、「暴君」も体力を使い果たした様だ。


ランディング体制に入る。



それにしても、ウエイトの有る個体だ。


リフトの時、流石のNIGHT HAWKのバットが唸る。





行ってる‼2夜連続ランカーキャッチだ!

好調とは言え、このエリアでの連続ランカーは、貴重だ!



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やった!連続ランカー!
昨日ほどではないが、
堂々のランカーキャッチに、
再び感動が込み上げる。





今回も偉そうに、
海水がどうとか、ルアーがどうとか、
書いて来てはいるが、
私も魚ではないので、
実際、本当の事は何にも解らない。



しかし、
こうして自分で考え、
自分で道筋をたて、
それを実践して、

「自分だけのパズルを完成させて、最後のピースで、その手に抱くモンスター」




この達成感と、感動は毎回何物にも変えられない瞬間だ。

だから、ルアーフィシングは面白い!





これからも、違うピースを捜し求めるだろうし、
それは、最後の時まで続けるだろう。




俺の「宝探し」は、まだ始まったばかりだ。


そして、「その宝」を育んでくれる
素晴らしい、この地球に
心から感謝をしている。



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TACKLE
APIA【foojin'Z】NIGHT HAWK95ML
BlueBlue【SNECON 130S】
ピンクキャンディー





APIA
http://www.apiajapan.com/sp/


BlueBlue
http://bluebluefishing.com/m/


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