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山田 大輔

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雨後、ランカー散策。part 2(降臨)




「DUTCH ROLL」

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB



このように「フラフラする」状態。







先ずはこの状態をシッカリと頭に入れてください。



何故こんなことを言い出すのか?


それは、今回の話のKEYになるからだ。


BlueBlue【SNECON 130S】


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超ワイドS字軌道を描きながら
ターゲットを魅了する。


S字スラロームの集魚力の高さは
周知の通りなのだか、


SNECONは
ただ「S字スラロームするルアーではない」




そう。
「DUTCH ROLL」
するルアーだと言う事を理解していてほしい。


S字軌道+上下運動を繰り返しているルアーなのだ。




左右に視界から逃げるもの(トゥイッチ)
水面に逃げるモノ。(上昇バイト)
上から落ちてくるモノ。(フォールバイト)



フィッシュ イーター達はこの動きに
とても弱い。

つまり、SNECONはこれらの動きを
1度に行っているルアーなのだ。


この「上下左右運動=DUTCH ROLL」が
とても利く。







「ワイドS字のコントロール」

この降り幅のコントロールこそが
特にナイトでの釣行では大事になってくる。


これの、複合した動きをただ巻くだけで
発動するのが、SNECONの凄いところ。


フラフラと、ボディーを揺らしながら
上下左右に泳ぐから、
「釣れる」のだ。

しかし、闇雲に左右に飛ばすだけでは無く、
「S字幅のコントロール」が釣果を変えて行く。





しかし!

S字軌道でも、切っ掛けが無い場合や
流れを側面から受けない状態
もしくは、コントロールに馴れてくると、


「S字を発動させない」事が可能となります。
この時のSNECONの動きは、
揺るなかな上下動が発生するだけで、
時折左右に流れるという

「瀕死のベイトフィッシュ」の演出が
可能となります。



これが、実にナチュラル。




今回は
「その動きと、トレースコースが効いた」
まさにそんな釣行となった。











夜。
先日ランカーの出たポイントに降りていく。



流れが有る。ベイトが多い。



時を経るに従い、小さいライズが起こり始める。



先日のパターンを試すが、
セイゴが釣れるばかり。


次第にベイトが溜まりだす。
10cm程のイナッコだ。


「多すぎる…」

見渡す限のベイト。
何千匹居るのだろうか?


これは、私的には「外しちゃった」ポイントになる。





まるで「イケス」状態のソコに、
やはり、セイゴ達が時折アタックを繰り返していた。


ここは、もう無い。



残念だか、狙いのモンスターの気配は無かった。



「ベイト」
これが、居なくては始まらないのだが、
居すぎるポイントで、狙いのモンスターの気配が無ければ、粘る必要はない。

逆に、仮に居たとしても、
大量のベイトに狂ったターゲットに
口を使わせるのは至難の技。


ポイントを移動する。



再び何ヵ所か周り、程よいベイト密度のポイントを探していく。

私の中で「程よい」とは、
10~20匹のベイトサークルが4~5個
クルクル回っているくらいのエリアがベスト。


ようやく見つけたエリア。

しかし、
この日は北東の風がソコソコ吹いていた。


これが、流れと逆に吹いている。


すでに流れはユルく、アプローチが難しい。


しかし、「ここもソロソロ有る」と思っていたポイントだったので、
粘ってみる事にする。





一時間程だろうか?
様々なルアーとメゾットを試した。

1度SNECONに、
チェイスらしい感触があっただけで、
釣果はない。





だが、何かが有ると信じて、キャストを繰り返す。





「何かやり残している事は無いか?」




自問自答を繰り返しながら、
ルアーを変え、キャストを繰り返す。





「駄目か」




諦めかけて、陸に向かう。





その途中、「ふと」ポイントに目を移す。




「あれ?これはまだヤってないぞ」





それは、ポイントに対するアップクロスだった。



そもそも普段からダウンクロスの釣りが得意なのと、このポイントは通常ダウンクロスで出せる自信があった。

前回のダウンクロスパターンもシンクロしていて、「アップクロスのアプローチ」を
していなかったのだ。




しかし、何時間も散々流し込んだポイント。

今さらアップで通して何が出るのか?




しかし、こんな時程、全ての可能性を潰さなては、「攻めきった」とは言えない。





攻めすぎたポイント。

もう
アクションは、弱くした方が良いだろう。




SNECON 130Sをセットする。


この立ち位置は、先程までの横風に比べ、
追い風と弱い流れでルアーコントロールは
随分と楽だ。


アップクロスのSNECON。


先にも陳べたとおり、
S字は抑える事が出来る。


出したいアクションは
直径20cm程の
「上下左右の降り幅が同じくらいのDUTCH ROLL」
と、
「S字を描かない状態」のコンビネーション。

すなわち、
20cmの円の中でフワフワ動くSNECON。


それから「スーッ」と、上下に緩やかにしか動かないアクションで、食わせる。



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こんなイメージで。






「立て幅と同じくらいの横降り」で、
アクションエリアを縮小し、静かにボトムに落ちていくイメージ。


これは、流石にアップクロスからでないと出来ない動きだ。







スネコンは、
遠くでは、どおしてもS字の降り幅が広くなる。

(それが、売りなのだが)




その為に、キャスト距離も10m程。
誘いのリトリーブスピードは5秒に1回転程だと思う。
(この時の 状況ではね)




3mごとに、一瞬リーリングを速めて、
小さいS字を発動させ、
直ぐにリーリングをスローに落とし
「スーッ」っとS字を止める。
これで誘う。









多分、その2投目だったと思う。


ロッドティップから、もう5mも無い
辺りにSNECONが帰ってきた頃…





「コスン。」



弱いシグナルが伝わった。



ボトムでもベイトでもない。



かすれてしまいそうな手応えだか、
「ヤツ」のシグナルが
NIGHT HAWKを震わす。



鋭くアワセを入れる!!






「ジーィィィ…ゴン。………ゴン。………。」




ウエイトが乗っているが、なんだこいつは?



エイ?


それにしては、何かが違う。




若干の抵抗?
いや、抵抗とも言えない様な手応えで簡単に寄ってくる。

正体が解らないうちは、乱暴に扱えない。

ユックリ寄せてくる。




そして
赤灯を点け、その姿を照らす。





「シーバスじゃん!」




余りにも抵抗が少なかったので
半信半疑だったが、その姿はシーバス。


SNECONをシッカリとくわえた
ランカークラスだ。




このまま捕れちゃうのか?

とも考えたが、このサイズ。
そんなハズはない。




案の定目が合うと、その巨大な体を反転させ、沖に走り出す。



その、ファーストランは
「強く、重く、速かった」


近いのと、サイズがサイズだけに、
リールのクラッチを切り10m程行かせてしまう。





後は、これを繰り返し、体力を削っていく。

姿を見て、「ヤバイサイズ」だと解っていたので、
慎重にファイトを繰り返す。


時折ハデではないが、ストロークの大きなヘッドシェイクを繰り返しながら、
必死で抵抗するが、平均スピードが遅いために
以外と冷静でいられた。

しかし、その尻尾の一振りの力強く
移動距離の長いこと……。



寄せては、出され。



何度目かの攻防。




良い角度で寄ってきた。

まだ体力が残っていそうだが、
「ここで行く」と決めた。




素早くネットを取りだし、
ランディングに持ち込む!




「ざぶん!!」

頭は入ったが、体の3分の1程が入らない!


シーバスは
最後の力を使い、ネットの中で暴れる!



少し焦ったが、何とかネットに納まってくれた。






そして。


X-BANDを掛けて、この戦いの幕を閉じる。










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「行っちゃたよ……………。」





スケールからズルズル落ちてきたので
90cm
実測91cmのスーパーモンスター!






散々流し込んだポイント。


アプローチと、アクションが変わっただけで、いとも簡単にバイトしてきた。

セレクトしたモノにしか口を使わない。


やはり、「狡猾」だった。


だからこその、90upなのだと痛感した。







蘇生がすみ
X-BANDを外しても

しばらく離れようとしないモンスター。



「ありがとうな。元気でな。」

俺は、そっとその背中を摩り、
声を掛けた。




その声が聴こえたかのように、

力強く水を弾き
ユックリとその巨体をくねらせて、
暗闇へと帰って行く。



時が止まる。
アイツの波紋が消えても、
俺はソコから動くことが出来なかった。






その波紋は消えても、
何時までも俺の心には、
アイツが見せつけた水柱は消えないだろう。








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やれることは全てやる事。

最後まで丁寧に。


そして、諦めない事。



アップクロスでスネコンを動かさない。
と言うか、アクションのコントロール。

こんな使い方も有ります。



それは、その場その時で変わっていくだろう。




SNECONは
けして、難しいルアーではない。


自由度が高いルアーだからこそ、
操る楽しさも生まれる。

すなわち、アングラーのイメージを水中に描く事が出来る。




最近、こんなルアーは少ないと思う。










素晴らしい出逢い。



そして、感動と達成感の有る釣行となった。








next target………。




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TACKLE
APIA【foojin'Z】NIGHT HAWK 95ML

BlueBlue【SNECON 130S】
チャートバックデカレンズホロ







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BlueBlue
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