【THE RUN☆GUN SHOW 】１尾のランカー

水中の季節がズレている。
今年は特にそんな話を聞くホーム地区ですが、

私自身も
例年の魚の入り方と違い、
予測の出来ないこの時期の釣行が続いています。

一言で言えば、
「安定しない」と、いう感じを受けます。

魚の入りが
少ないのは確かです。

何がそうさせているのか？

全く解りません。

あまりにも魚が薄い為に、
「河口に網でも張ってあるのか？」

などと、冗談で話したりするほど。

かといって、けして全く魚が居ないと言うわけではなく、
「ルアーに反応してない」と言った感じも有ります。

その為に、
「１本を獲りに行く」と言った心構えで
釣行を続けて、

時には、１ヶ所で時合が訪れるのを
キャストもせずひたすら待ったり、

とにかく、撃ちまくって
「何かのヒント」を、捜したりして

シーバスを探しています。

私の場合、
比較的魚の動きが有る中潮、大潮辺りでは

１ヶ所で決め撃ちし、
魚が入ってくるのを待ったりもしますが、

それ以外の潮回りでは、
テンポ良く動いて、溜まっているポイントを早く探すやり方が多いです。

溜まり場を見つけさえすれば、
連続してバイトを出しやすかったりもしますが、
外すと、全くダメ。

しかし、やはり魚が薄いのは否めず、

ベイトフィッシュだけが、自由に泳ぎ回っている。

このベイトフィッシュ。

ハクとか、稚鮎、ハヤ等の小魚が居るのだが、
私のホーム河川では、
滅多なことでは、ポイル等見られない。

有るとしたら、１潮のなかで
１発ライズが有るか。
大型のライズ音など、年に三回聞けるか？

とにかく明確な存在を見せない
ヒネくれたシーバスが多い。

こんな、静かな状況で
集中力を切らさずに釣り続けるには、
メンタルの強さも試される。

「必ず居る」と、
自分に言い聞かせ、集中力を途切らせない
事が大切で、

釣れないからと言って、
雑なアプローチをしてしまうと、

折角の一匹は、一発でその場を離れてしまう。

その為に、シーバスの気配と言うのを
見逃してはいけない。

フィッシュイーターが
近くにいる場合、
ベイトとなる小魚は、
密集し、「ザワ」っと逃げたりする。

この逃げる方向が大切で、
「岸際」や「上流」に逃げる時、

近くに「何か」が、居る合図と捕らえる。

しかしこの時、流速の状態も大切で、
いくらザワついてても、
流れが効いていないと難しい。

下手に撃ちまくると、シーバスを散らしてしまう事ともなります。

ここは、ぐっと我慢して、
そのエリアの流速が
早くなり出した瞬間に
勝負を掛けるのがセオリーだ。

しかし！！

エリアによっては、
流速が出ない場所。
もしくは、潮回り。

川幅が太い場所や
インサイドベンドに居る小型ベイトを意識している個体を攻める時。

そんな時には
Shalldus 20 。

低速でも波動を出し続けるブレードは、
流れの弱いナイトゲームでも
小型ベイトに近い波動でアピールすることが出来る。

この日も、流れは弱い。

リトリーブしてもポイントに
ほぼ流し込む事が出来ない。

そんな時、

Shalldus 20 。

ポイントの先にキャストし、
一旦ボトムまでルアーを沈める。

そこから、
ユックリ、ユックリ中層まで
シーバスに夕焼けルアーをシッカリと見せながら、
中層まで引っ張り上げてくる。

この時、シーバスは
何となく着いてきながら、
襲うタイミングを見計らい

「何らかの挙動変化」を待っている。

特に魚の少ない時程、
そして大型程、無理に襲い掛かる事はない。

じっくりと観察し、
見極めようとしている。
いや、もしかしたらこの時点で見切られているかも知れない。

なので、
飽きられ（見切られ）無い適度な間隔で
何らかの挙動変化を、アングラーの操作で
行う。

ボトム～中層～アクション。

この間隔と着水点からポイントまでの距離感は、その時のシーバスの活性と、
潜んでいるレンジ
水色、
そして、バイトを起こしやすいブレイク付近に合せ、
行っているのだが、

そのアクションも、
加速か、フォールか。

強いのか、弱いのか。

魚の目の前か、遠くか。

その見極めは
ほぼ、感と言うレベルに近い。

大雑把な感覚としては、
流れを掴んでブレードが良く動いている時は、フォール。

程よい時は、リーリングジャーク。

弱い時や、ブレードが止まっている時は
アッパージャーク+リーリングジャーク。

一概にそうとも言えないが、
基本、そんな感じでやっているハズ。

そして、
このアクションをミスると、しばらく反応しなかったり、
最悪、その日は終了。。。と、なる。

なので、だいたいこのメゾットの場合、
釣れる時は、ワンアクション目の時が多い。

ポイントに対して、
回りから徐々に攻めていく。。

と言う方法で、大型をキャッチしたことはあまりなく、
本気で攻めても、せいぜい３投以内と言うのが多い。

１投目でバイトや、何かしらのアクションが無い場合は、
何かを間違えているのか、魚が居ないのか
といった場合が多い。

最高のピンとなるポイントと言うのも
そんなに沢山有るものではなく、
そのポイントに対するアプローチには
その日の全てを掛ける。

すなわち、
この川に居る１匹を、ワンポイント、ワンキャストで釣らなければならない。
そんな気持ちで、釣行を繰り返している。

これは、魚のストック量の少ない
狭い中～小規模河川になれば、
あながち、オーバーな話しでも無い。

そしてこの日は、
中層からのリーリングジャークで
Shalldus 20 を加速させる。

ギュン！

その本当に直後。

DOONG!!

強烈なバイト！

慎重に、慎重にファイトを繰り返す。

そして、久々にネットいっぱいになる。巨体！

Shalldus 20 （N.D.S ）
ブルーブルークリアー

N.D.S （ナイトデッドスロウラー）

クリアーカラーに、シルバーコロラド
のクリアーウォーター攻略バージョン。

梅雨入り後、初のランカー！

注目すべきは、
テールフックに深くバイトしている点だった。

これは、追尾してきて
急にルアーが逃げたので
慌てて後ろからバイトしてきた事を物語っている。

しかし、この後は、完全に沈黙。

やはり、数は居ない。

しかし、この貴重な１尾と出逢えるかどうかは、苦い釣り覚悟でも通うしかない。

それの繰り返しこそが、
魚と出逢う１番の近道。

keep'on casting!!!

投げ続けていきましょう！