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山田 大輔

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チヌvsナレージ


前回のログでは魚種別のバイブレーションの使い方を書いてみましたが、
今回は、ナレージの最大の武器である
リフト&フォールと、
チヌの特性、それに合わせたルアーセッティングについて
少し深めに書いてみたいと思います。

前回のログはこちら。
narageによる魚種の釣り分けイメージ



今回は、これからがハイシーズンとなる
チヌに焦点を絞って書いてみたい。







私の通う河川は川幅もさほど広く無く、
ウェーディングでのアプローチをする為に
射程距離はさほど必要が無い。

せいぜい50m以内でのゲームを展開している。


そして、射程内のピンポイントを
ドンドン撃っていく。

それ以上遠いポイントになると
ピンをユックリ攻める事も困難なので
そんな所では、トレイシーで広範囲を探って行く。



着水点から食わせるチャンスが有る為に
着底後から積極的にバイトを出しに行くわけなので

ルアー(バイブレーション)に求める性能は
○レスポンスの良さと、
○ロッドアクションへの追従性能の良さ、
○アクションがトリッキーで有ること、
○根掛かりしにくい事、
そして糸絡みしにくい事である。



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狙うポイントは
テトラや、ブレイク、対岸の岸ギリギリになる為に先ずはファーストからサードアクション迄が勝負となる

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レッドシーガ



着水〜着底後
ツージャーク目にDoong‼️








そして、ボトムを意識してメインチャンネルのボトムを通して、
次に来るのがブレイクショルダー。


ココで再び誘いのアクションを入れた行く。


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レッドシーガ


ブレイクショルダーで、バイト❗️

追ってきてのバイトなのか、
ブレイクショルダーに着いていたのかは不明だが、
捕食ポイントとしてのブレイクショルダーは
シーバスでも多い。

積極的に食わせるチャンスを与えて行きたい。






先ずは、ワンキャストでそれらのビンに神経を集中し、そのビンを過ぎると今度は追ってきている魚の存在感を探す。



この時も油断してはいけない。

潮位が高い時は流心が必ずしも
ブレイクに当たっているとは限らない。

馬の背などのフラットシャローエリアにいる個体は、餌を食う気が満々。





ボトムを離さず、時折リフトを入れながら集中して探って行きます。


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GANG❗️GANG❗️GANG‼️




チヌの場合は何回か前アタリが有る事が有ります。

リフト&フォールで出たバイトは
即アワセを入れて良いのだが、
この様にフラットエリアをリトリーブしている時に出たバイトは
慌てずアワセず、リトリーブし続ける事が、キャッチ率(フッキング率)を高めるコツです。



でも、最初はアワセちゃいますよね。(^_^)



バスをやられている方ならイメージがしやすいと思いますが、
巻きアワセ即ち
スウィープフッキング
に近い、フッキング方法です。
リトリーブしながらスウィープです。


バイトが有っても巻き続け、ロッドやハンドルに重みを感じたら、
巻きながらロッドをユックリ立てて行く。
そんなイメージでやってみて下さい。







そして、ここで見て欲しいのは
そのフッキングしているフックです。






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コレが最初の2枚



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コレが3枚目のリトリーブバイト。




着水後と、ブレイクショルダーで入れる
リフト&フォールでのバイトはフロント目掛けて食ってきているのだが、

リトリーブでのバイトは追い食い。




ここで、フックセッティングについて。


ストラクチャーを撃ち、そのボトムまで沈め
ガレ場や、蠣瀬周辺のボトムをリトリーブして来る事が多いメゾットとなるので、
当然根掛かりが多くなる釣りです。


特に根掛かりの少ないポイントや、
中層でシーバスを狙っている場合は、
トラブルフックのままで問題無いのだけれども、
ボトムの状態が悪いポイントでは一撃で根掛かる。



その為にポイント別にフックセッティングの違うタイプを用意している。


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上から、ノーマル。
真ん中、フロントダブル、リアシングル(TwoーOneセッティング)
下は、リアシングル(ZeroーOneセッティング)
プラス、チヌジャラシ。




その時の活性によって、
ストラクチャーから離れない時は(追いが悪い)
即ち、フォールでしか反応しない場合は
ノーマル。


高活性で、ルアーをガンガン追って来ている時や
ストラクチャーから離れている時は、
ZeroーOne



どちらとも言えない時や、デイゲームや、
ランガンする時は
Two−One

と、言うように使い分けています。





少し前後してしまうのですが、
ストラクチャーから離れない時と言うのはどんな時か?

要因は様々なので、一概にこうとは言えませんが
河川の場合は流れが効いていない時
この傾向が有ります。
水温が低い時もそうですね。



一方ストラクチャーから離れる時は、
流れが効いて、水温も丁度良い時(20〜25℃くらいがベストでしょうか)
チヌもストラクチャーから離れて、流れに着くようになります。

これから夏にかけて水温が高くなると、
流れに居た方が、ストラクチャーにいるより
流心の方が水温も低いし、酸素量も多く、
オマケにベイトも流れて来たりしちゃうので、
夜間は特にこの傾向が強く出て来ます。
デイの場合、
これプラス、日陰のストラクチャーと言う事になるので、流れの当たるストラクチャー周辺が1級ポイントと言う事になります。




その時のチヌの状態を想定して、不要な根掛かりが無くなる様なセッティングは、
地球にも魚にもお財布にも優しいのです。




でも、「シングルフックで大丈夫?」
と、言われますが

全然平気です。



この釣りをやり始めた時、
トリプルフックでやっていたのですが、
先ずはスレがかりが多い。

コレは、引っかかってしまったので、
正確には釣り勝った感じがしません。
不要な場所に何本もフックが刺さり、
魚も可哀想な感じがします。

変な体勢で引き上げて来る為に、
身体の傷口も開いてしまいます。


あと、シッカリ口に掛けたとしても
シーバスと比べると、口から目の位置が近い為に
遊んだフックが、チヌの目を痛めてしまう危険も有ります。


そこで、観察して行くうちに
フッキングは保々唇から、かんぬき迄に掛かる事がほとんど。

試しに
口の中に掛けるようにシャンクの長いフックにしてみると。。。


は。外せない。。。(ToT)



小さな口の中は意外と肉厚。
そして何列にも並んだ歯が邪魔。

そしてそして、釣り上げられてもガキンガキンと
噛んでくる。。。
間違って口の中に入ってしまったフックは簡単に噛潰され、ルアーですら造作も無く砕かれます。
フィシュグリップですらボロボロにされます。

間違って、指なんか噛まれたら。。。

危なくて、とても無理です。(^◇^;)


泣く泣く
口周りに掛けるしか有りません。


そこで少しでもダメージを減らす目的で
シングルフックを採用しました。

トリプルフックでも、ほとんど掛かるのは一本なんです。


リアにダブルフックも、試しましたが
ダブルフックが両方唇に刺さった方が悲惨な事になります。

外すのに大変です。


シングルフックの
カンヌキにフッキングするのが最高なのですが、
こればっかりはなかなか上手く行きません。

シッカリ、反転してくれれば良いのですが。。。
シーバスより、バイト反転する事が少ない様です。

噛みつき型バイトの魚の特性なのか?
せっかく噛んで弱らせたベイトから
目を離したら駄目ですからね。


でも唇も少し可哀想。。。


なので、せめて
唇に掛かっている事
これを頭において、優しくファイトしてあげれば
フックを伸ばされる事も無く、口切れする事も無いです。

いや。そうならないファイトをしてあげて下さい。



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ハイパワード ベイトタックルはバイブレーションの操作性が良いが、
魚を掛けたら優しくファイト。
(╹◡╹)







チヌは、餌を食べる前に
【唇で物を触って確かめる】と言う事を聞いた事が有ります。
その感覚器官の能力は、なかなかの物らしいです。
チヌも私と一緒で、クチビルは大切なんですね。


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♪(´ε` )





触られるとなると、
そこで有効となるのが
フェザーや、ラバースカートの類い。

ルアーの無機質なプラスチックに触るより
先にスカートを突かせて、バイトを促すと言う
考えで産まれたのが、ZeroーOneセッティングに施してあるチヌじゃらしです。
先にも書いた様に、追い食いして来るチヌは、
リアフックにバイトせざるを得ない。

追い食いと言うのも、魚は追いながらも、
「こいつ。本当に食えるのか?」と、思って追い掛けて来ているハズですね。


そして、試しに、、、
「チョット、突いてみる?」っとなる。
そこで、ラバースカートでコチョコチョっとしてやるとーーーーーー




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ランガンバレット


っと、なる訳デス。( ^ω^ )






さて。
話を戻して、何故ナレージなのか?
っと言う事なのですが、
この様なボトムの状態が悪いピンポイントでの
アピールが必要になる釣りでは、
一点での様々な多彩な誘いというのが必要になって来ます。









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先ず
トレイシーの場合、フォール姿勢がストンっと
真っ直ぐ落ちます。
コレが効く場面も多々有るのですが、
比較的速いフォールで
薄い鉄板ルアーでは下から見上げている魚にも対して、アピール力が弱いです。

波動も比較的にリトリーブを早めて行かなくては発生しません。
進行方向に対して薄い形状なので
岩などの間にハマりやすい事も有ります。

糸絡みしにくいとは言え
激しいリフト&フォールを連続で行うと
流石にフックがラインを拾いやすくなります。


その為にピンポイントでネチネチやると言うよりも、
根掛かりの少ないポイントを、
高速で広く探って行く事に特化しているルアーです。




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それに対してナレージは、
低速リトリーブでの波動発生能力が高く、
リップと、そのファットなボディ形状で、根掛かりが少ない。

浮き上がり易いと言う特性は
リニアにルアーを浮上させる能力が高いという事なので、
任意のリフト幅を再現し易くなりますし、
アングラーが根掛かりの危険を感じた時も
回避する事が出来ると。



そして、フォールした時に、一瞬真横に倒れ
そのままスパイラルフォールして行くので、
下から見上げている魚に、とても強いアピールをしてくれます。

この横に倒れる特性を利用して、
連続でリフト&フォールを繰り返すと、
ギラッギラッっとミノーやジクのジャークの様な
フラッシングを発生する事が出来ます。
これプラス、リトリーブ時のフラッシングとなるので、
この組み合わせを駆使すれば、様々なフラッシングパターンをアングラーの意思で演出する事が出来る訳です。


スローに引ける
根掛かりが少ない
多彩なアクションが演出出来る
そして、過激なアクションをしても、テーリングしにくい。


というルアーなので、
底質の悪い小場所のピンポイントで食わせの誘いを沢山行う釣り
と、言うシュチュエーションでは、ナレージ。
となる訳です。




そして、ナレージでは65と、50が有りますが、
飛距離は保々変わらないハズです。
(若干50が弱いかな?くらい)

問題はアピール力と、フォールスピード、
そして、リトリーブと流れに対する潜行航行レンジ
の違いです。




当然、65の方がフォールスピードも早く
この65のフォールスピードが良い時が多々有ります。

流れの中でも
ボトムキープ力も有ります。

大きなボディなので、存在感が有り波動も大き目。
魚を呼ぶ力が強いです。



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その為に水深が深い時や、
流れが強く走っている時に活躍します。
ナイトでも、存在感は武器になる時が有ります。




一方の50は、
小さなボディから出る細かな波動
フォールスピードも遅いので、
65より更に一点での長時間アピールがしやすくなります。

即ち、水深が浅いポイントや、
流れが緩いタイミングで活躍してくれます。

小型なので、見切られづらい事と
軽いのでロッド操作が更にしやすく
何回でもストラクチャーの奥の奥でアピールさせる事が出来ます。

タフな時は、思い切りストラクチャーの奥に何回でも撃てる事は、
とてもアドバンテージになります。


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その事によって、引き出せる魚が増える事が良く有ります。



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スパークシルバー

奥で誘い、引っ張り出して来てーのGANG❗️



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narage50
レッドシーガ


1m刻みでしつこく探ってGANG‼️




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オマケ。


おお。。。居たんだ。。。(ーー;)





最後に、チヌの色識別能力はとても高く、
その日の当たりカラーと言うのがハッキリと別れる魚です。
その能力はシーバスで三色なのに対して
チヌは五色の色を識別出来ると言われています。


試しに知り合いと違う色を並んで投げ比べた事が有りますが、
5対0といった事も有りました。



その為に、私の考案したランガンバレットは
目の良いチヌに対しても通用する様に考えて塗られているカラーです。

その内容はこちらに書いて有りますので、
宜しければ読んでみて下さい。







では、今年もチヌの季節。
ナレージの季節となって来ました。


皆様もこの夏
沢山の素敵な思い出をナレージと共に!
٩( 'ω' )و





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narage50





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