【BlueBlue】工場長が行く！磯ヒラ遠征武者釣行 Part2

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▼ 工場長が行く！磯ヒラ遠征武者釣行 Part2

ジャンル:釣行記

皆さん、こんにちは。

館山オフィス工場長の泉です。

ちょいと前の事になりますが、10月13～14日にキャスティング福岡店様で開催された
ロックショアイベントにお越し下さった皆様、ありがとうございました。

リリース直後のガチペン160や

このイベント開催中に弊社スタッフ多田が南房　松栄丸にてデカマサをキャッチしたスネコン180ｓ

トップに出きらない魚を、水面直下を引けるスネコン180ｓで狙い通り喰わすことが出来たとのこと。

スネコン180が小さく見える、堂々の18kgオーバー！！！
まぢデカイ。。。

その他にも

開発中のアイテムを何点か展示。

実は、ここにはまだアップ出来ない段階のプロトも
しれ～っと展示してました(笑)

遠征帰り、疲労感ＭＡＸでの接客だったので、ぼーっとしてる感は否めませんでしたが(苦笑)
ロックショアに限らず、様々なジャンルのお話ができ
「九州って釣りモノ多くて良いなぁ」と改めて思うことのできるイベントでした。

【遠征釣行のお話】
今回ブログはこのイベント前に行っていた遠征釣行のお話。

半年ほど前にも九州西部に磯ヒラ合宿遠征をしてまして
その時のブログはコチラから。

実はあの時、今回の遠征地に当初行く予定だったのですが
フェリー欠航により泣く泣く諦めた経緯がありまして。。。

今回、念願叶って憧れの地に行ってきました！

その憧れの舞台は

長崎県五島列島宇久島！
どうか左下の変なヤツは無視してください(笑)

もう、私が今更どうこう説明する必要もないぐらい有名なフィールド。

全ての釣り人の憧れ？というと、ちょっとオーバーですが(苦笑)
少なくともロックショアを志すアングラーにとっては
全国屈指の憧れフィールドである五島列島。

今回はその最北端に位置する宇久島に行ってきました。

前回遠征は自身のアングラーとしての「腕試し」を主とした釣行でしたが
今回は開発中アイテムのテストが一番の目的。

房総で釣れたからＯＫじゃなくて、様々なフィールドで投げて確認する事も大切で
魚影の濃いエリアで数掛けて検証しないと、得られない物、分からない事も多いと。
だから、私はもっともっといろんな所に遠征に行きたいのです(笑)

博多築港からフェリー「太古」に乗って4時間ほどで宇久港に到着。

日付が変わる前ぐらいに博多を出発して、午前4時前に到着するので
フェリーで寝れるし、到着したその日の朝マズメもしっかりやれるのも宇久島の魅力の1つ。

フェリーにはシャワー室もあるのでオススメです♪

で、到着後に早速荷物をレンタカーに積み込み。

今回、一緒に島内を縦横無尽に走り回ってくれた愛車

メルセデスべンツ　ゲレンデヴァーゲン！
四駆で5500ccの排気量という、釣りには勿体ないスペック！！

・・・という妄想は儚く散って(笑)

この四駆の軽バンが今回の相棒。
宇久島は周囲40kmほどの島であり、エントリーポイントのすぐ側まで車で行ける所も多いので
この車がベストです。

事前に予約していれば宇久レンタカーさんが、港のロータリーに車を置いといてくれますよ♪

【遠征初日】
早速、あらかじめグーグルマップで目星を付けていたポイントに向けて出発！

実は楽しみ過ぎて、フェリーの中でもロクに寝ていなかったのですが、眠気はゼロ。
ポイントに着いて、準備を進める間もずっと鼻歌が止まりませんでした。←基本アホです(笑)

あ、また申し遅れましたが今回もヒラスズキ狙いです(笑)
そして、前回も同行してくれた釣友と一緒です。

準備を済ませて、辺りを見渡すと少しずつ東の空が明るくなってきたので
ポイントにエントリー。

もちろん初場所なので、どのような磯なのか全く分かりません。
こういう場合はある程度、明るくなってから(足下が確認できる明るさになってから)
ポイントにエントリーするようにしましょう。

初場所に暗いウチからエントリーするのは危険です。

先発は開発中リップレスミノー　スカーナッシュ140Ｆ

この日はほぼ1日中7～8ｍ近い北風が吹く予報。
朝の時点で波はちょっと弱かったですが、それでも十分出せそうな雰囲気♪

ええ。

もちろん今回も「これはもらったな。楽勝。」って思ってました(笑)

っが！

撃っても撃っても、全く反応なし・・・(汗)

朝イチから一箇所に時間を掛けるのは、非常に効率が悪いので
「ここはいるだろ？！」という有望スポットだけをテンポ良く撃って
ファーストポイントを早々に見切り。

その後、数カ所ハイテンポでランガンするも
釣友1バイト、私はメタルシャルダス(プロト)で

25㎝ぐらいのショゴ1匹という、かなりピンチな展開(涙)

そして、気付けばお昼過ぎ(大汗)

後から分かった事ですが
宇久島って博多からのアクセスも良いため、かなり釣り人が多く
俗に言う「結構叩かれているフィールド」らしいのです(汗)

実際、我々と同タイミングで計3～4グループのアングラーさんを釣り場で見かけましたが
誰もが「厳しいね～(汗)」という感じでパラダイス感はゼロ(涙)

ただ、この時点ではそんな事などいざ知らず(笑)
スーパーでお弁当を買って、ベンチに腰掛けながら
「この島の長閑な雰囲気だけで十分だね～。他に何もいらないよ～」なんて
心にもない負け惜しみを釣友と語りながら昼食を済ませ(苦笑)

気になっていたポイントに車を走らせます。

【好条件が重なったタイミングで】
午前中、このポイントを見に来た時は潮位が高く、入れなかったのですが
沖に鳥が一番多く見えたエリアであり、何となく雰囲気を感じたエリア。

干潮間近のタイミングで入り直すと・・・

午前中、下見した時以上に鳥が多い！
しかも、届かない距離だが、岸に寄っている！！
そして、波、風、サラシ共に申し分なしの雰囲気！！！

自ずと沸き上がる期待感と「落ち着けオレ。お前はこういう時にミスを連発するんだ」という
冷静な自分が混在しながら立ち位置に到着。

風は向かい風10ｍぐらい。
狙うポイントはどう見ても超シャローなサラシ。
恐らく水深は1ｍ前後。

基本、浅そうだからそこまで関係無いかも知れないけど、やっぱり上のレンジから探りたい。
そして、風が強いのである程度の飛距離が必要。

という事で、アービン150(プロト)をセット。

シャローエリアを釣る時は、ルアーをアプローチする波とのタイミング合わせがとても大切です。
※シャローに限らず大事なんですけど

一概には言えないのですが、やっぱりセオリーは
サラシが一番濃く出ていて、尚且つ水面が極力フラットな状態。
この時に狙っている所にルアーを通すと……

~~たま～に~~釣れます(笑)

で、頭で描いた通りにアービンをサラシに通すと…
「ドンッ！」という、ヒラスズキ独特の金属的なバイト！！！

シャローエリアなので、エラ洗いはそこまでしませんが
とにかく良く走る！！！

魚の頭をコチラに向けて、一気にゴリ巻き中に
釣友に「掛けたよ～！」とアピールしようとしたら
魚以上に早いスピードでコチラに駆けつけてくれました(笑)

無事にランディングして、何とか遠征1本目をＧＥＴ！

アービン150(プロト)

60㎝ぐらいの中型でしたが、とにかく1本目は嬉しい！
そして、早速プロトで結果が出るのが本当に嬉しい(涙)

一見、ペンシルベイト？に見えますが
アービンはシンキングペンシルです。

ただ、浮き上がりが非常に早いので水面～水面直下を
ゆ～～～～くり引くことができる、細身の激飛びシンペンです。

弊社アドバンステスター山田さん的に表現するのであれば
「気絶するぐらいゆっくりシャローを引けます」(笑)

元々、凪ヒラの時に水面に近いレンジでしか口を使ってくれない
シビアな魚を獲る為に、開発を進めてきたアイテムなので
波に耐えたりする性能はそこまで高くありません。

しかし、ここまでゆっくりシャローを攻める事が出来るルアーは他に無く
しかも＃1フック2本というフックセッティングなので
こういったシャロー帯でのハイドラグなやり取りも安心してファイトできます。

特に1匹目はバラしたくないですからね。

「まだまだ出るはず！」と釣友に場所を譲ると
スグに釣友にもヒット！

が、連続バラし。。。

私がリーダー組み直している間に、見事に3バラしぐらいかましてくれました(苦笑)

釣友が撃ち続け、ある程度プレッシャーが掛かり始めたことが推測できたので
上のレンジに拘らず、ちょっとレンジを入れてミスバイトを減らす方が良いかな？と思い

スカーナッシュ140Ｆ(プロト)にルアーチェンジ。

釣友に「ハイ。チャンスタイム終了～。ハイ。交代～！」と告げ
容赦なく立ち位置を奪いキャスト(笑)

ルアーの抵抗を常に感じ続けるのではなく、波とタイミングを合わせて
巻いたり、テンションを抜いたりの繰り返しで、のらりくらりと巻いてると…

「ガツンッ！」と一撃！！

スカーナッシュ140Ｆ(プロト)

レンジを入れるのだけれど、なるべく入れないように。。。
っていう、意味の分からない言葉でしか表現しか出来ないのですが(苦笑)

フローティングで尚且つ、スカーナッシュのようにロール主体でアクションレスポンスの良いルアーだとやり易いテクニック。

テクニックと言えば聞こえは良いですが
~~ぶっちゃげ適当に巻いてるだけだったりします(笑)~~

釣友に大ブーイングをされながら、またその場を譲り(苦笑)

私は立ち位置を変えて、フレッシュな沖のサラシをアービンで！

イメージ通りで良い感じ♪

そして連発！

魚とのやり取りが下手な私でも＃1フック2本で

このハーモニカバイトなら、流石にバラしません(笑)

＃1フックなら不意の青物や真鯛にも対応出来るので安心です♪

【離島ポテンシャル！凄まじい魚影】
バラしが続き、リズムが完全に崩れている釣友が
「風強くて、狙ってる所まで届かんっス。。。なんか飛ぶルアー貸して下さい。。。」と言ってきたので(笑)

バシュートを渡すと・・・

そこから、さらに3連続バラし(苦笑)

もう、笑えるとかそんなレベルではなく
ただただ驚くばかり(笑)

そして、それ以上に驚くべきは
釣友の撃っているポイントの魚のストック量！(汗)

現時点で釣友は8～9バイトで7バラしぐらい。
私もそのポイントでは4～5バイト、2バラし、2キャッチ。

確かにこのエリアでは一番広大なサラシで、間違いなく1級ポイントですが
この魚のストック量は凄まじい(汗)

そして、ちゃんと攻めれば、まだまだ出せそう。

房総では滅多に体験できない魚影の濃さ。
こういうところにフィールドの底力を感じますね。

「もう、反応無くなったし、掛けても獲れる気がしないっス。。。」と凹みまくりの釣友に
ちょっと離れたフレッシュなサラシ撃ってみるように勧め
私は「反応無くなった」と釣友が諦めたサラシを撃つことに。

ここで単純に釣果が欲しいだけなら、釣友と一緒に他のフレッシュなサラシを撃って回った方が◎

でも、そんな簡単な魚釣って、テストとして意味あるのか？

シビアな魚でも、ちゃんと口を使わせる事の出来る製品だ。
という証明の方がよっぽど意味があるのでは？

そして、何より自分自身も試したい。

この状況下でも絞り出す事が出来るのか試したい。

たまに自分でも嫌になる、屁理屈の塊のようなプライドが
こんな時に限って、主張してきます(苦笑)

たま～にこういう時ありますよね？
最初から素直にそうすれば良いのに……、出来ない。みたいな(笑)

というわけで、撃ち直すことに。

少し風が弱まって来ましたが、波は変わらず高いまま。
60～70ｍぐらいの距離があるので、開発中シンペン　ラザロックをセット。

アービンが凪～ちょい時化までを想定したシンペンなら
ラザロックは時化～激時化を想定したシンペン。

着水後、水をしっかり掴み、水面直下をワイドなアクションで泳ぎます。

もちろん向かい風もお構いなし、凄まじい飛距離が出ます。
無風時ならバシュートと同等の飛距離ですが、向かい風ならラザロックに分があります。

喰わせるピンは釣友と同じですが、より遠くに着水させることができるので
しっかりと助走距離を取って、バイトゾーン侵入させることができます。

つまり、着水後のラインスラッグをしっかり処理してから
バイト→フッキングという動作に移ることが出来るワケです。

ちょっとした事なのですが、遠い場所で魚を掛ける時とか
結構、釣果に差が出てきます。

波とタイミングを合わせてキャストすること2～3投。

完璧。といえるタイミングでルアーをアプローチすると…

ぐへへっ。やっぱおるやん♪

くぅ～！気持ちいい1発！！

あ・・・、まだまともに色も塗ってないプロトなんですねどね(苦笑)

何だかんだで3年ぐらいやってるプロトですが、もうちょい？
いや、もう少し？
いや、まだまだ？

・・・うん。スミマセン。もう分かりません。
納得行くまでやらせてください(笑)

ここから釣友の呪いなのか、2連続でバラしてしまい(汗)
ついにシンペン系ではバイトが出なくなります。

でも、まだここからバイトが出せるルアーがあります。

皆さんも良くご存じなのでは？

あのブレードが付いてるセコいヤツです(笑)

そうシャルダス35です！
風が弱まってきたこともあり、シャルダスでも届きそうだなと思って
変えたら一撃♪

さらに、次の1投でもバイト！

続けざまだったので、釣友がファイト写真を撮ってくれました。

あぁ、今見てもホント良いサラシ。。。

安全なところまで誘導して

無事キャッチ！
改めて、思うけどシャルダスはエサ(笑)

このルアーの前ではプレッシャーとか関係ないの？！

皆さん、シャルダスに頼り過ぎると釣りが下手になるので
~~あまり使わないようにして下さい(爆)~~

【ついに良型が！】
ここでまたリーダーを組み直していると
遂に釣友が大きな声で叫んで、こっちに歩いてきました。

手には遠目からでも分かるナイスサイズ！

デカいっ！！！

これはいっちゃった？？
と、思って測ると77～8㎝ぐらい(笑)

いやいや、それでも立派な良型！
沢山釣ったのに、あっさり今日イチのサイズを更新されてしまいました(苦笑)

ヒットルアーはバシュート！
「シンペンって何やってるかよく分からないけど、バシュートは分かりやすいですね！良いルアーをありがとうございます！」って…
いや！ちょっと待て！貸しただけだからな！返せよ！！(笑)
あと、私も境界線が良く分からんが、バシュートは正式にはジグミノーだそうです(苦笑)

これで一気に上機嫌になった釣友から
「あそこで釣れました。リーダー組み直すから、まぁ撃ってていいですよ(へへッ)」というお言葉を頂戴したので(笑)
遠慮も容赦も無く、一番良いサラシの核心部にアービンをキャスト。

水面をゆ～っくり引いてくると…
下からゲーリーヤマモトのロゴみたいな全身丸出しバイト！！！

このバイトの時は乗らない事が多いのですが、奇跡的にフックアップ♪

もうバイトした時、魚体が見えちゃってましたが
強烈なに引きに、改めて良型を確信。

チラっと釣友を見ると「え？まじ？？」みたいな顔してました(笑)

強烈な引きを否して無事キャッチ！

ウッホ～！キタよ良型！！
我ながらどんだけ楽しそうやねん(笑)

今回遠征でかなり手応えを掴むことができたアービン。

内部構造をあーでもない、こーでもないと迷走していた時期もありましたが
ようやくゴールが見えてきました。

このルアーについては、また別の機会に詳しくご紹介致しますが
面白いサーフェイス系ルアーが完成しそうです♪

お楽しみに！

因みにこの魚も測ってみたら、なんと77～8㎝(苦笑)
この後、釣友と「オレの魚の方がデカかった論争」を繰り広げたのは
言うまでもありません(笑)

そして、潮位が上がってきてタイムアップの時間が迫ってきました。

ここで私はまたあの絞り出しサラシへ(笑)

またまたシャルダス35をセットして撃つと・・・

んあっ？！サイズが3周りぐらい下がっとる！？
完全に別の群れにすり替わってました(苦笑)

この後、同サイズを2～3本追加キャッチして
この日は納竿。

一時はどうなる事かと焦ってましたが
結果、初日から離島ポテンシャルを十分に体験する事が出来ました。

ルアーテストとしても、自身の腕試しとしても
非常に得る物の多い1日になりました。

【夜更かし】
磯を散々歩き回って、釣りまくって、しかもロクに寝ていないので疲労感はＭＡＸ。

…のはずなのに

いや、ちょっと港のぞいたらアジがいたんでやってしまいました(笑)

数年ぶりにアジングをしましたが、ナニコレめっちゃ楽しい♪
結構イージーに釣れるので、自分が上手くなったと錯覚しそうになったのですが

実は釣友はライトゲーム系で有名な、とあるメーカーさんのテスターなので
現実は50対8ぐらいでボコボコに釣り負けました(苦笑)

しかも、イカまで釣られました(涙)

最後は座り込んでロッドを握ったまま、寝落ちする始末(笑)

「泉さん。。。明日朝マズメ、絶対起きる気ないでしょ？」という釣友に
朦朧とした意識の中「オレ寝たことねーし」という意味不明な返しをしてこの日は終了(笑)

2日目に続く。

☆お知らせ☆

今年は代表村岡と湾奥のチャラ男高橋ユウスケが参加！
詳細はコチラから。

そして、こちらも出展！

今、全力で限定オリカラ塗ってます！
間に合うか分かりません！(苦笑)
お楽しみに♪

BlueBlue　泉

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