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復学

  • ジャンル:日記/一般
こちらは、過去にmixiに書いた日記の転記になります。
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今回は珍しく釣り以外の話題です(^^;)

年が明けてから仕事でトラブルが続いたのと、週末を利用して研修に通っていたせいで
実に忙しい日々でした。
ようやく仕事は落ち着いたのですが、4月からはまた別の意味で忙しくなりそうです。

実は4月から夜間の専門学校に通うことになります。
経緯を話すと長くなりますが・・・どうせいつも長い日記なので話しましょう(^^;)


勉強することになるのはプロダクトデザインという分野です。
別の言葉では、インダストリアルデザインとか工業意匠とか言ったりします。
簡単に言うと、メーカーが作っているプロダクト(製品)のデザインです。
文房具やら、携帯電話やら、家電やら、自動車やら・・・。
もちろんリールやルアーといった釣具もプロダクトの1つですね。
そういったプロダクトの、主に外面・外装のデザインです。

今になって突然プロダクトデザインを学びたいと思いついたわけではなくて、高校生の頃から
考えていました。
子供の頃から何かにつけて自分で作るのが好きだったのですが、やっぱり一番興味があるもの
というわけで、よく自作ルアーを作っていましたね。
簡単なものは小学生の頃から作っていたと思うのですが、中学生くらいから図面を引いて、
プラグやスピナベ等を沢山作るようになりました。
で、毎晩のようにルアーと一緒にお風呂に入ってスイムテスト。
家族で行ったキャンプでも、自作のDog-X風ペンシルを引き倒していた記憶があります。
当時、雑誌のタックルボックスで、オタッキー魔王こと伊東由樹さんがTB大学疑似餌工学科
ってな連載を始めて、プロトタイプから完成に至るまで、まあオタッキーに
ルアーデザインについて書いておられましたが、夢中になって記事を読んだものです。

そんな少年時代を過ごしていたので、図面を引いてゼロからモノを作る仕事、
頭で思い描いたモノを具現化するような仕事に憧れました。
広い意味で機械工学とか建築設計も含まれると思いますが、僕のまさにやりたい仕事は
プロダクトデザインという分野だと思いました。

しかし問題があって、僕は高校では理系か文系かでいうと文系のほうが成績が良かったので、
文系コースに入っていました。
高校は県内では一番の進学校だったので(まあ田舎なのでしれてますが)、偏差値順で
志望大学が決まります。
美大等の芸術系は選択支すらありませんでした。
高校3年の時、偏差値の高い文系学科の受験予定を思い切って変更して、国公立で2つほどあった
工学部の工業意匠学科に書き換えて出そうとしたのですが・・・親に猛反対されました。
プロダクトデザイナーなんて花形の職業は誰もがなれるモンじゃない。
アホなこと言っとってはいかん、と。
・・・まあ実際そうなのでしょう。

ショックかどうかよくわかりませんが、ウブだった(?)僕は、翌日肺に穴が空いて(肺気胸)
しばらく入院する羽目になりました。

今ではだいぶ丸くなってしまいましたが、ウチの親はかなり厳しいほうでした。
大学受験を控えた高校生時代はろくに釣りにも行けませんでした。
釣竿なんか持って出かけるのを見られた日にゃあ、飯も食わせてもらえないくらい大目玉です。
だから釣竿持っては釣り場には行けませんでした。
通学カバンの中にリールを忍ばせておいて、学校帰りに手投げでライギョ釣りしたものです。
手投げだとワームでバスは釣れるけど、フロッグでライギョを釣るのは至難でした。
フッキングが決まらないので・・・。
一度、目の前のウキクサプールで相当級のモンスターを合わせ損なったことがありましたが、
その光景は今でも目に焼きついて離れません。

・・・話が脱線しました(^^;)
まあ、今になれば親の気持ちもよくわかります。
将来どうなるかわからないような進学先には、学費も出せないのが実際のところだと思います。
僕は4人兄弟の長男ですが、実際、大学だけでも僕ら兄弟に両親はウン千万とお金をかけてます。
それだけ溜めるのに、どれだけ不自由したんだろう。
良くそんなにお金を作ってくれたものだと思います。

そんなわけで、当時プロダクトデザインの道に進むことは叶いませんでした。
幸か不幸か、進路変更前の志望大学にも受かったのでそのまま進学することになりました。
大学に入ってからは、一部の方々の知る通り、バカみたいに釣りにのめり込みましたが・・・。
無理な我慢は良くない結果を招くという好例でしょう(^^;)

大学時代も希望は同じく、デザイン系の大学や専門学校等のパンフを寄せては検討して
いたのですが、2年間の全日制専門学校でも大体300万くらいかかるのだと知りました。
(そんなお金どこにあるんだ?)

就職の時に、文系でもモノ作りが出来るというわけで、プログラマーという道を選びました。
この選択は間違いではなかったと思います。
目には見えないものですが、プログラムを作り上げたときの達成感や喜びは間違いなくあります。
しかし、目に見えるものを、手にとって触れるような物を作りたいという思いは、常に存在して
消えることがありませんでした。

毎年、面談用にアンケートを記入しますが、「今後の希望/将来の目標」という欄には、
いつも筆が進みません。
プロジェクトマネージャーやら、XXスペシャリストなどとは書くのですが、
この職業で夢や目標といったものが見出せずにいました。

結婚して家庭をもち、守るべきものが出来れば、それが夢にも目標にもなりうるのかと思います。
しかし、僕にはまだそんな縁もありません。


いつまで経っても気持ちは消えない。
ずっと燻り続けるのはもう敵わない。
そんなことを考えて、またデザインの勉強が出来る学校を調べだしました。

結果、昔は気づかなかったのですが、渋谷にある桑沢デザイン研究所という専門学校で、
夜間にもプロダクトデザインが学べるコースがあることを知りました。
そこだと、学費としても全日制の約半分の授業料で済みます。
最悪、2年間ほとんど稼ぎがなくなったとして、全日制の学費を払うのは厳しいものがありますが、
夜間の学費なら貯金の切り崩しでも賄えます。

昨年、その学校を受験したのですが、残念ながら受験に落ちました。
今年、もう一度受験しました。
実質的な年齢の問題があるので、今年落ちたらもう受からないと思いましたが、受かりました。
メチャメチャ時間がかかりましたが、ようやくデザインを学ぶ切符を手にすることが出来ました。


ただ、実際のところ、今から学ぶようでは遅すぎると思います。
30歳から2年間学んだとして、2年後にそれを生かす職につくことは正直難しいと思いますが、
やるだけやったらあきらめもつくでしょう。
今は、学べること自体の喜びが、生きる原動力になります。

いずれにせよ、今の会社の勤務スタイルだときっかり定時で上がって学校に通うのが難しいので、
近いうちに職場を変えることになりそうです。
今後2年間は、「昼は会社に通いつつ、夜は学生、休日は課題」みたいな生活になりそうですが、
時間の許す限り釣りにも行きたいと思っています。
ボートも手放す気はありませんしね(^^)
また皆さんにも楽しんでもらいたいと思ってますので、よろしくお願いしますm(__)m

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