キミの知らない物語 2.5 解答編

  • ジャンル:日記/一般
 そして世界は動き出す。

 箱を開けた途端に時間が止まった理由…

 二つある。

 ひとつは、友人の車は新車、この当時納車から三ヶ月w

 もう一つが、あり得ないモノの存在が世界を止めた本体だ…



 箱を開けた瞬間に襲う、未曾有激臭!!


 『早く閉めろ!!』


 つい数秒前まで開けろと言ってたヤツのセリフとは思えない。


 激臭の正体は、ケーキの周りにある…


 そう、約直径18cmのケーキを一周するように配備された連邦の新型兵器。


 『ポプリ』

 である。


 食べ物に剥き身のポプリを配置する…


 そんな暴挙をやってくれたのだ。


 こんな事をしでかすような天才…



 
天災がまさか傍にいようとは・・・

 
 これは神話級の精神的ダメージだ!


 エンジェルフォールなんて目じゃねぇっ!!


 このケーキを観て友人は言いました。

 『ちゃんと食べろよ?』


 二月に窓全開で走りながら、そうのたもうた。


 そんな死亡フラグいらねぇえええええっ!


 なに?

 食べる前に


 『コレ完食したら、あいつにプロポーズするんだ…』


 と、でも言って食えってのか?


 一応、そのケーキチョコレートコーティングがしてあった。


 
 ピンク色の。


 つぶつぶも見える事からイチゴチョコか?


 
 チョココーティングがしてあるんだ…


 まだ、ヤツにコアは侵食されていないかも知れない。


 頼む、自分のためにもう少しがんばってくれ!!


 実食タイム!


 ポプリは臭いので箱の中へお帰り願った。


 しかし、ケーキ上部のイチゴ(半分にカット)からも既にポプリ臭。


 はっきり言おう、ポプリは臭いから嫌いな芳香剤であると。

 そして

 まずは、ビームコーティングっぽいチョコレートコーティングをひとかけら…


 既にコーティングは破られていた。

 オーラバリアなみにペランペランだなっ!

 イチゴの味すらしなかった・・・


 だがな、希望の火は消さないっ!

 まだ、スポンジという装甲と生クリームという断層結界が展開しているはずだ…



 勇気を振り絞ってフォークを挿し、できる限り中心近くの生き残っているであろうコアをえぐり取る。



 ゴクリ


 友人の唾を呑む音が聞こえた気がした。

 自分に言い聞かせる。

 『友人は美味しそうだから唾を飲み込んだんだ』と


 見た目は非常に非情な程『視覚の固定化がざんねん』なレベルだがなwww

 
 口に放りこんだ瞬間



 口に広がるイマジンワールド・・・


 スポンジの空気は既に侵食済みか…


 口腔から鼻腔に抜ける、強烈で人工的な『にほひ』


 「し、死ぬっ!マジで」


 友「死ぬほど美味しいのか?良かったなw」


 結果


 一口にて死合終了・・・


 そして、もちろんクレームを入れた

 「なぜあんなモノを箱に封入した?」

 返ってきたのは





 『だって、良い匂いだから・・・』


 根本的な感覚の失陥…


 さらに


 ココでまさか・・・


 と気づいた事がひとつある。


 ぺらっぺらなチョコレートコーティングである。


 いくら何でも、チョコレートは油分だポプリの『にほひ』はしたが、イチゴフレーバーを入れていたら匂わないわけがない…


 おそるおそる聞いてみた。


 「もしかして、あのチョコレートコーティング…食紅で着色してたか?」



 『よくわかったね?ピンクでかわいいかと思って』



 ようやくわかった。



 そうか、自分ってリア充には一生なれないんだ…



 そういう運命なんだ。


 もちろんコーティングのつぶつぶは食紅の塊でしたwww


 血のバレンタインはこうやって幕を閉じた・・・


 そう、一ヵ月後になぜかお返し(まともな)をしなければいけない理不尽を押し付けて・・・



 そんな自分の



   キミの知らない物語・・・





 吹いた人挙手!!!



  ココにいる男性陣が同じ目にあわないように書いたんだからね!?


 
リア充なんて



 滅べばイイのにorz



 正解は『ケーキの周りにポプリが配置されていたから』


 はぁ、やっぱ女は二次元に限るなw
 

コメントを見る