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ベイト初心者によるベイト初心者のためのベイト道 その4

さて、前回は勢い余って雑になってしまいましたが、今回は少し丁寧に導入タイミングを説明します。

その4 ベイトタックル、ビッグベイト導入のタイミング

私がシーバスにベイトを導入したきっかけは、fimo内コミュニティの「」というのはお話しましたが、実はもう一つあります。

それは、LT4000番のスピニングリール、10ftのロッドでビッグベイト(エバーグリーン社製シードライブ)を投げた事に始まります。


ビッグべイトを導入したきっかけまで遡ると、今回の話が見えなくなるため、「使いたかったから使ってみた。」と想定していただけたら幸いです。


元より、空気抵抗が大きく、飛距離も余り出ないのがビッグベイトですが、ペンデュラムキャストで何とか30mほどは投げられていたと思います。

潮止まり直前、余り気にしていなかったのですが、ピックアップ時にふとした事に気付きます。


「少しでも巻き取り速度を早めると、横を向くモーメントが働くな…。」

ウエイトチューン等調整もしていなかった事も理由にありますが、前回軽く触れた「巻き取り量の問題」と、もう一つ気付いたのが、「巻き取り角度」なのです。

つまり、流速や比重も関係しますが、ロッド(ガイド接点)の角度と接点が作用するのではないのか、という事です。


私はプロのロッドビルダーや、ルアーのデザイナーではありませんが、10ft、Hクラス(10g〜56g)のシーバスロッドでは、「投げる事は出来ても、本来の持ち味を活かしきれない」ように感じました。

先述した通り、早巻きがメインのビッグベイト やスイムベイトなら、スピニングタックルでも使用可能かもしれません。
また、最近発売された「シーバスロッドでも投げられるビッグべイト」もそれを考慮した設計でしょう。

つまり、糸が水面に対してどのような角度で触れているか。

竿を寝かせる、立てるだけの話ではなく、ビッグベイト用のベイトロッドの多くが7ft前後(長いモノで9ftなんてものもありますが)なのも、「竿から出た糸の角度」にあるのではないかと思います。


もう一つ大切なのがキャストの正確性。

これは、9ft前後が多数を占めるシーバスロッドにおいて、ビッグベイトを扱う上で難儀する問題です。


大場所で、何処に居るか分からないターゲットにアプローチをかけるなら、アキュラシー性能より飛距離を重視します。

しかし、ビッグベイトを使用するシーンは、ストラクチャー周りの「確実に居るであろうポイント」に対し、ピンポイントでキャストしなければなりません。

ヒラスズキアングラーは、13ftクラスのロッドで行う事を慣れていますが、普通のスピニングではベイト特有の「サミング」が出来ない限り、静かな着水は難しいです。(フェザリングで飛距離は調整可能ですが、やはり着水音はベイトに比べて大きくなります。)

15g前後のシーバスルアーに比べ、ビッグベイト は最低でも30gはあり、シルエットも大きいため着水音は魚に警戒心を与える可能性があります。

そういう意味でも、着水直前にブレーキをかけられるベイトに強みがあります。


最後にキャストウエイトです。

多くのシーバス用スピニングロッドは、最大28g〜32gです。

確かにジグや、ヘビーミノーをキャスト可能なロッドもあります。

しかし、そうなると一部のショートレングスの高額ロッドか、手頃なモデルだと10ft前後の長さがあります。

じゃあ、短めのショアジギングロッドでやればいいと考える方も居られるでしょう。

しかしそのロッドは、僅かな水の流れの差を感じる事が出来るでしょうか。

ベイトロッドは、ガイドのリング径が小さく、フットも短いため、ルアーやラインで受けた抵抗をそのままロッドに伝えます。

スピニングは、ガイドが梃や滑車の役割を果たし、抵抗を軽減するためリーリングと穂先の動きでしか感じられません。

そういった意味でも、ベイトタックルである必要性を感じます。

何より、ベイトタックルの方がビッグベイトタックルが多く、価格も安いという実態もありますが。(苦笑



ビッグベイトを使う状況とは、ビッグベイトにしか反応しない個体がいる可能性がある場合か、ベイトが20cm近いマイワシやコノシロ、落ち鮎という状況がほとんどでしょう。

しかし、何も無い普段の河川で流してみると…

また違った風景が見えるかもしれません。



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