プロフィール
コカイン
宮城県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
タグ
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:100
- 昨日のアクセス:60
- 総アクセス数:204080
QRコード
▼ 清流ビッグベイトシーバスの魔力
いかにも晩秋という気温で、夜は完全に冬モードに入りつつある東北地方。リバー終盤戦にもなり、か細い釣りをするのもなー。と思いもっぱら磯通いしています。
今年のシーバスゲームを気持ちよく締められるように何とか良い魚出したいトコロ。リバーもまだ釣れますがフッコサイズがぱらぱら釣れて、当たれば数釣りも出来る感じ。
ランカーもまだ出てるみたいですが不確定要素の強いオープンエリアの釣りよりも小場所での釣りやピン打ちの楽しみを知ってからはその魅力に取り憑かれています。
磯での釣りにハマったのもそれが理由で…明らかに「ここいるよね?」って場所通すと素直に反応があります。
たとえば右手からウネリが入っていて、切り立った飛島にぶつかって左手にサラシが伸びたタイミング…ルアーを通せば一撃で食ってきたり。サラシの中から突き上げて躍り出てくるシーバスが見えてめちゃくちゃ面白い。
そういう流れだと根や島の左手側に面白いぐらいに魚が付いていたり…明らかな場所に魚が明確に居るっていう…中毒気味です(笑)
さて、今回は清流域のビッグベイトシーバスをとあるご縁で体験させて頂きました。上流部に詳しい釣り友達に案内していただき釣らせてもらうという非常に貴重な体験をしました。
ここ宮城では東北日本海側のような落ち鮎パターンやハタハタパターンのような話は聞かず、ビッグベイトゲームというのは好き者のやる事であってメリットが一切無いという認識ですが実は…?というハナシ。
シーバスの適水温は13度以上と一般的に言われていますが、この時期の宮城内陸部は夜の最低気温は3度ぐらいになり、上流部は水温も余裕で適温を切っています。しかし河口から数十キロは遡った場所には未だにシーバスは居るという驚愕の事実。入り組んだ用水路やドブ川みたいな場所にも平気で居る。
汽水域は海水温の影響でまだ釣れそうな感じですが、バチ抜けでもない限り冷え込みで一切生命感はナシ。しかし淡水域まで登って水面を観察するとシーバスの定点ボイルがあったり、イナっ子の群れが居たり…水温が低い割には生命感があります。
とある場所で待ち合わせし、レクチャーを受けました。淡水に順応したシーバスはベイトを追って凄まじい距離を回遊し、ベイトさえ居れば水温が低かろうが雪が降ろうがもはや関係なくベイト群れに着いて様々な場所に出没します。
ただ難しいのが、ベイトの回遊が一切読めないこと。淡水域では干満の差はほとんど無関係でランダムにベイトが回っているので魚を釣るよりも水面を観察するのに時間を費やした方が釣果に繋がる事が多く、とにかく沈み根や瀬の落ち込み、流れ込みなどを把握しておき回ってきた魚が抜けにくそうな場所を数投撃ち最短で魚を回収するという釣りになります。
数は中流域のようなオープンエリアに比べて少ないし、川幅が狭くなるにつれてピンポイントに魚が集中していきます。そういう激ピンだと魚を掛ける程にスレ進行するため、たとえ数が入っていたとしてもそこからキャッチ出来る魚は限られてきます。つまり限られたアプローチ回数の中で確実に食わせなくてはならず、そしてその中から良い魚を求めるならばやはりビッグベイトを使う、という方法論になり…非常に合理的です。
場合によっては確実に居たとしても、大型が入るまでルアーを見せないようにあえて撃たず、ポイントを寝かせて育った所で収穫する、という措置も必要になります。
知れば知るほどに「なるほど」の連続でした。本当にリバーゲームの究極形態のような釣りです。この釣りを見つけた人は本当に凄いと感心しました。川で釣りを覚えた人じゃなければこんな発想出てこないでしょうし。
この時使用したルアーはエバーグリーン・ストリームデーモン160。なんていうかビッグベイトって見ているだけ、触っているだけで何か面白い感じがしますよね。思わず笑ってしまうサイズ感ですが、割と60センチサイズも食ってくるようで…サイズ一点狙いならもっとデカい180でも良いとの事で、聞けば聞くほどに笑ってしまう世界です。
「ここのピンついてるからやってみて」と案内され、ドラグはかなりキツく締めて、リーダーとラインのチェック完了。引き波を立てないようティップを寝かせてドリフト気味に送り込み川の流れを並行移動させる感じ(嶋田仁政の言う「しの字ドリフト」的な感じ)で流してみると一発でストラクチャーのキワからぐわっとデカいのが躍り出て反転バイト。
良型!こんなに冷えてるのに太いマッスルな魚。
手前にハードストラクチャー入っててヒヤヒヤしましたが、直近の釣行まで磯マルやってたせいか自然と身体が動いてくれてなんとかキャッチできました。
ルアーを見ながらロッドワークで操作し、バイトしてくる瞬間が丸見えっていう。「こんな面白い釣りがあったのか」って感動と興奮がありました。初めてシーバス釣った時の感動が蘇りましたね。とにかくめちゃくちゃ面白い。一度やると中毒になる面白さです。
やっぱ釣りは数とかサイズとかじゃない。そりゃ数もサイズもあれば良いけど、なんていうかもっと大事なのはその1匹に出会うまでの過程や「どうやって釣るか」って部分が何よりも価値のある体験をくれるなってつくづく思いました。この釣りを教えてくれた方には感謝あるのみでした。
小場所で魚溜まるならばこの釣りは何処でも通用すると思うので、自分なりのポイントで魚を探してチャレンジしたいと思います。水温高い時期の方がゲームとして成立しやすいと思うので来年はビッグベイトゲームに本格的に挑戦してみよう。新しい目標ができました。
- 2020年11月6日
- コメント(2)
コメントを見る
コカインさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- エバーグリーン:キッカーイー…
- 30 分前
- ichi-goさん
- 37th 形のない答えを探して終…
- 3 日前
- pleasureさん
- 釣りのためのデータサイエンス…
- 6 日前
- BlueTrainさん
- 乗っ込み戦線異状アリ
- 18 日前
- rattleheadさん
- 私のシーバス(?)ロッドの偏…
- 27 日前
- ねこヒゲさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 某運河 ★ まずまずの展開
- デューク
-
- 鳴門 磯マル釣行❗ ん~ん納得
- グース
最新のコメント