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山鱸探索巡り旅 〝聖地〟『師走の章』


季節の迷走 終わりの見えない師走


12月というのに

〝らしくない〟気温と水温。

山は紅葉を色濃く残していた。


朝晩こそ

〝それらしい〟冷えは感じるものの、体感は10月。

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昼夜の気温差。すべてがマイナスとは思わないが。

日中は半袖を着る程の暑さに調子が狂う

冬のみならず、秋と呼ぶにも違和感しか残らなかった。


温暖化は着実に進行してるのか。

先々のことを考えると生い先が暗い。



導き出す


聖地。

今年は、とある区域で大規模な河川工事が入っていた。

水脈は最低限の水道を一部残すのみ。

川幅の大半は遮断され、そこに輪をかける渇水。

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狭窄部のみ顕著な流れ。それ以外は鏡。

河川機能が低下したフィールドは
季節を追う毎に無機質な雰囲気が漂った。



河川事情を踏まえ、事前にエリアの絞り込み。

おそらくベイトの気配はないだろう。

季節が狂っているとはいえタイムリミットはある。
鮎達はこのエリアを去り、とうに川を下った可能性が高い。

ただ、ベイトを探しさ迷う
拗らせた魚が居てもおかしくはない。

その糸口となったのは霜月の魚。

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霜月の魚。この鱸は師走の布石だったのかもしれない。

「おそらくここだろう」は次第に

「もうここしかないだろう」と。


そこに掛けた。


初日。前夜から車を走らせ釣り場へ直行。

寝ずのエントリーで目当てのポイントに入った。


狙いは第一の朝マズメと第二の朝マズメ。


次第に夜が明けてくる。

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そして森林に立ち込める霧。

気温の上昇と共に山は霧掛かり、川が湯気立つ。

第一の朝のマズメは
期待した日の出、光量増による魚の視野拡大は不発。

そのまま第二の朝のマズメを続行。

8時、日が登り徐々に身体が熱を感じ始める。


鱸はどうか。


アップストリーム流芯攻めを繰り返していると

突如 水面が盛り上がる。

流れに乗ろうとする力強いファイトに口元が弛んだ。

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背中の黒さ。クリアウォーターの淡水域らしい魚。

活性が上がった時合か。

ナイスコンディションの山鱸。


居た。居てくれた。

もうそれだけで十分だった。



駆け抜けた走馬灯


狙いを定めた朝マズメ。

結果的に運良く、ヤマは当たった。

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ルアー云々、メソッド云々は大事。だがそれだけにあらず。

朝、肌が暖かさを感じ出す あのタイミングは

水中の魚も少なからず感じているのではないかと。

自身の中で確証が持てた。


翌日は兄弟子と共に昨日と同様の時間帯に入る。

第一の朝マズメ。

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狙い定めた時合。この場所に骨を埋める。

徐々に周囲が見渡せ始めた頃。

複雑な流れが折り合うヨレへ送り込んだ

178を強烈なバイトが襲った。


声を発し兄弟子へ合図。

何度も突っ込みをみせる鱸と引っ張り合い。

慎重にランディングへと運ぶ。

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今シーズンに終止符を打った山鱸。

ボガが顎を捉えた瞬間

この8ヵ月間が脳内を駆け巡った。

最後に現れた山鱸は70アップの良型。


これまで宮崎通いを見守ってくれた兄弟子。


頑として〝淡水〟を譲らず
〝実(じつ)〟を突っぱね続けた私。


エゴを否定せず、サポートに徹してもらった。

「大恩は釣果で」

目の前で魚を見てもらえたことは一生忘れない。

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その背鰭が消えゆくまで。充実感を噛み締めた。

本免学科と実技 全課程修了。


朝霧に包まれた川で

私の旅が終わった。




                fimo フィールドモニター ザキミヤ

「山鱸」セッティング
ロッド : TULALA Salvador72

リール : SHIMANO Scorpion1501

ライン : 山豊 レジンシェラー2.5号

リーダー : VARVAS ナイロンVEP30lb.

ルアー : ペニーサックMOKKA、JOINTEDCLAW178 etc.

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