残滓

  • ジャンル:釣行記
どのタイミングで波が落ちてくれてもいいように、夜明け前から磯場の上に腰を下ろし、青物をとると意気込む気持ちを抑えつつ待った。
予報によれば朝マヅメには釣座に立てるはずだったのだが、やはりそううまくはいかないものだ。釣座にこそ波が被ることはない状況だとは言え、その足元を飛沫が浚っている。最干潮目前で、…

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