地元の大きな…


総合病院…


もう20年余り通う…


体調不良で何度か入院した…


そんなある日…


ｶｰﾃﾝで仕切られた…


四人部屋で…


ﾜｼは窓際…


お向かいと左隣…


三人は立って歩けるが…


向かい左角の方は…


結構重症のようで…


寝たきりで…


時より苦しくなって…


看護師が頻繁に…


出入りしていた……


段々その方も回復してきて…


ときより蚊のなくような声で…


話すようになった…


話し掛けても…


直ぐ酸欠になるのか…


会話は長く出来ないと言われ…


彼だけは…


いつもｶｰﾃﾝ越しだった…


手術したのか…


体の血液が不足していると…


輸血をする事になった…


輸血も終わり…


暫くすると…


担当医と…


何人か看護師がが来て…


輸血をしたが…


下血している…


もう一度させてとやって来た…


彼は震える声で…


『この人は嫌だ…


さっき五回も射した…


ｵﾗ治すどころか…


壊される』…


ｶｰﾃﾝ越しに聞こえるから…


頭の中のｽｸﾘｰﾝに…


ﾄﾞﾘﾌのｺﾝﾄ場面がひろがつて…


笑いをこらえたが…


それから退院まで…


どの看護師なのか分からず…


採血や点滴の度に…


恐怖が募った…