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▼ ウェアの基礎知識講座⑰『ウェアの天敵!!劣化の原因!!加水分解とは?』
- ジャンル:釣り具インプレ
- (ブラックバス, アパレル, ライトゲーム, 青物, ヒラスズキ, オフショア, フラットフィッシュ, フレッシュウォーター, ロックフィッシュ, アオリイカ, PSL, pd, ウェアの基礎知識講座, トラウト, シーバス, Pazdesign, ソルトウォーター)
皆様こんにちは!!
コジマです。
本日はウェアの基礎知識講座⑯です。
今回は『ウェアの天敵!!劣化の原因!!加水分解とは?』をお送りします。
前回は釣行後のウェーダーのメンテナンスについてご紹介いたしました。
※前回のログはこちら。
今回はその中でも出てきた『加水分解』についてお話しましょう。
まず、『加水分解って何だ?』ってところから始まると思います。
意味を調べてみると、化学的には結構色々な加水分解があるようでしたので、ここではめちゃめちゃ端的に『水分による劣化』という意味で話を進めていきます。
『水の浸入を防ぐ為のレインウェアやウェーダーが水分で劣化する』。
嘘のような話かもしれませんが、ざっくりと言うとそういう事です。
ただ、紙みたいに水に濡れると溶けたりとかするんじゃなくて、メンブレンや接着剤なんかに使われている『ポリウレタン(PU)』なんかが水分と反応する事で化学反応が起き、劣化するのが加水分解です。
おそらく、釣り具よりも身近な加水分解による劣化を体験できるのは『スニーカーのソール』かと思います。
久し振りに履いたスニーカーのソールが、履いたとたんボロボロと崩れたり、ソールが剥がれたりしたのを体験したり、見たことはありませんか?
これがまさに『加水分解による劣化』です。
私も昔買ったお気に入りのスニーカーをこれでダメにした事があります…
スニーカーの場合に良く聞くのが『履いてなかったのに劣化した』というお話ですが、何故こんな事が起きるのでしょうか?
それは空気中の湿気(水分)が原因となっているからです。
ご存知の通り日本は非常に湿気が多く、特に夏は高温多湿という加水分解が起こるにはもってこいの環境です。
つまり、履かずに仕舞っていたスニーカーのソールや接着剤のポリウレタンが空気中の湿気と化学反応を起し、徐々に劣化が進んでしまうのです。
これは余談ですが、アメリカ製の古いスニーカーは乾燥しているアメリカで作られているので、高温多湿の日本では特に注意が必要ですので、これからスニーカーを集めようと思っている方はご注意下さい。
で、肝心なウェアにおいての加水分解の現象ですが、よく見られるのが『シームテープの剥がれ』と『メンブレンと裏地(表地)の剥離』、『メンブレンの劣化』等です。
シームテープとは、ウェアを縫ったミシン跡から浸水しないように目止めしているテープですが、これを貼り付けている接着剤が加水分解により劣化し、剥がれてきます。
当然、剥がれてしまうと目止めしていたミシン跡から漏水してきます。

この細長いテープが『シームテープ』です。
メンブレンと裏地や表地も接着剤を使用しラミネートしてありますので、加水分解でその接着剤が劣化し剥離することも。
実際に剥離が起こるとこんな感じになってきます。

ボコボコと水ぶくれのようになります。(画像中央付近)
これも漏水の原因になります。
また、メンブレン自体の劣化が進めばボロボロとメンブレンが砕けるようになったりし、当然水の浸入を防ぐ事は出来なくなります。
そしてこの現象が最も厄介なのは、『1ヵ所で発生すると、ウェア全体で同じ現象が起こる可能性が高い』というとこです。
そりゃそうですよね、湿気が原因なんですから保管状況下において『右半身にだけ加水分解が起きて、左半身は何の影響もない』って事はそうそうないですよね。
現時点では発生していなくても、後に症状が発生する確率は結構高いです。
なので加水分解による劣化は修理が非常に難しいです。
と言うか厳密に言えば応急処置以外は無理ですね。
例えば剥がれてきたシームテープを『シームグリップ』という接着剤で補修する事はできますので、一時的に浸水は防げます。
しかし、シームテープの他の部分やウェア全体で目に見えない劣化は発生していますので『完全補修』というのは出来ません。
(シームグリップの役目は一時的な補修と、使用前のシーム部分の補強です。)
なので、ウェアのメンテナンスはキチンとやらないと取り返しの付かない事になりますよ!!
色々大事な点はありますが、加水分解対策においては特に『乾かす』ことと『保管の際は高温多湿は避ける』というのは非常に大事です。
濡れたままバッグに密閉して車に放置なんて言語道断!!っていうのがこのログを読んで貰えばわかってもらえると思います。
また、さっきのスニーカーの話でも少し触れましたが、実は加水分解は仕舞っている時にも発生しやすいんです。
(スニーカーなんかは定期的に履いてるほうが発生しにくいです)
なのでウェアの加水分解に対してのご相談やご質問が多いのは、大体季節の変わり目、特に春ですね。
・渓流が解禁したのでウェーダー履いたら水が漏れる。
・暖かくなって久し振りにネオプレーンから透湿タイプに変えたら水が漏れる。
(初冬には逆パターンもよくあります。)
・昨年ウェーディングシーズン終盤に買って、数回使って仕舞っていたウェーダーが今シーズン初使用で漏れた。
・時期的に防寒ウェアからレインウェアに変えたら水が漏れる
…etc
具体的にはこういった内容のご相談を頂く事がよくありますが、保管中の加水分解が原因となっている可能性があります。
(あれ?っと思ったときは弊社までお気軽にご相談下さい。)
『大して使ってないのに』というお話も頂く事もありますが、使用頻度と加水分解による劣化は必ずしも比例しないのも難しいところですね。
(むしろよく使っていたほうが加水分解は発生しにくかったりします)
加水分解による劣化を完全に防ぐ事は出来ませんが、下記の事に気を付けて頂ければ随分と加水分解による劣化を少なくすることは出来ると思います。
・使用後のウェア(ウェーダー)はしっかり乾かす
・保管時は高温多湿な場所は避ける
・保管時は乾燥剤等を使用して湿気を避ける
・濡れた状態で密閉されたバッグ等に入れ、長い時間置かない
・ちょこちょこ使用する(保管しっぱなしにしない)
この辺りは最低限ご注意いただければと思います。
『連日の釣行で乾かす暇がない!!』という方は乾燥機や布団乾燥機を上手く活用される事をオススメします。
という事で今回は随分と長くなりましたが、加水分解とその原因、対処法についてお話してきました。
まだまだ梅雨明け前でジメジメとした日が続くので、是非皆様メンテナンスはお忘れなく!!
それでは今日はこの辺で。
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本日はウェアの基礎知識講座⑯です。
今回は『ウェアの天敵!!劣化の原因!!加水分解とは?』をお送りします。
前回は釣行後のウェーダーのメンテナンスについてご紹介いたしました。
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今回はその中でも出てきた『加水分解』についてお話しましょう。
まず、『加水分解って何だ?』ってところから始まると思います。
意味を調べてみると、化学的には結構色々な加水分解があるようでしたので、ここではめちゃめちゃ端的に『水分による劣化』という意味で話を進めていきます。
『水の浸入を防ぐ為のレインウェアやウェーダーが水分で劣化する』。
嘘のような話かもしれませんが、ざっくりと言うとそういう事です。
ただ、紙みたいに水に濡れると溶けたりとかするんじゃなくて、メンブレンや接着剤なんかに使われている『ポリウレタン(PU)』なんかが水分と反応する事で化学反応が起き、劣化するのが加水分解です。
おそらく、釣り具よりも身近な加水分解による劣化を体験できるのは『スニーカーのソール』かと思います。
久し振りに履いたスニーカーのソールが、履いたとたんボロボロと崩れたり、ソールが剥がれたりしたのを体験したり、見たことはありませんか?
これがまさに『加水分解による劣化』です。
私も昔買ったお気に入りのスニーカーをこれでダメにした事があります…
スニーカーの場合に良く聞くのが『履いてなかったのに劣化した』というお話ですが、何故こんな事が起きるのでしょうか?
それは空気中の湿気(水分)が原因となっているからです。
ご存知の通り日本は非常に湿気が多く、特に夏は高温多湿という加水分解が起こるにはもってこいの環境です。
つまり、履かずに仕舞っていたスニーカーのソールや接着剤のポリウレタンが空気中の湿気と化学反応を起し、徐々に劣化が進んでしまうのです。
これは余談ですが、アメリカ製の古いスニーカーは乾燥しているアメリカで作られているので、高温多湿の日本では特に注意が必要ですので、これからスニーカーを集めようと思っている方はご注意下さい。
で、肝心なウェアにおいての加水分解の現象ですが、よく見られるのが『シームテープの剥がれ』と『メンブレンと裏地(表地)の剥離』、『メンブレンの劣化』等です。
シームテープとは、ウェアを縫ったミシン跡から浸水しないように目止めしているテープですが、これを貼り付けている接着剤が加水分解により劣化し、剥がれてきます。
当然、剥がれてしまうと目止めしていたミシン跡から漏水してきます。

この細長いテープが『シームテープ』です。
メンブレンと裏地や表地も接着剤を使用しラミネートしてありますので、加水分解でその接着剤が劣化し剥離することも。
実際に剥離が起こるとこんな感じになってきます。

ボコボコと水ぶくれのようになります。(画像中央付近)
これも漏水の原因になります。
また、メンブレン自体の劣化が進めばボロボロとメンブレンが砕けるようになったりし、当然水の浸入を防ぐ事は出来なくなります。
そしてこの現象が最も厄介なのは、『1ヵ所で発生すると、ウェア全体で同じ現象が起こる可能性が高い』というとこです。
そりゃそうですよね、湿気が原因なんですから保管状況下において『右半身にだけ加水分解が起きて、左半身は何の影響もない』って事はそうそうないですよね。
現時点では発生していなくても、後に症状が発生する確率は結構高いです。
なので加水分解による劣化は修理が非常に難しいです。
と言うか厳密に言えば応急処置以外は無理ですね。
例えば剥がれてきたシームテープを『シームグリップ』という接着剤で補修する事はできますので、一時的に浸水は防げます。
しかし、シームテープの他の部分やウェア全体で目に見えない劣化は発生していますので『完全補修』というのは出来ません。
(シームグリップの役目は一時的な補修と、使用前のシーム部分の補強です。)
なので、ウェアのメンテナンスはキチンとやらないと取り返しの付かない事になりますよ!!
色々大事な点はありますが、加水分解対策においては特に『乾かす』ことと『保管の際は高温多湿は避ける』というのは非常に大事です。
濡れたままバッグに密閉して車に放置なんて言語道断!!っていうのがこのログを読んで貰えばわかってもらえると思います。
また、さっきのスニーカーの話でも少し触れましたが、実は加水分解は仕舞っている時にも発生しやすいんです。
(スニーカーなんかは定期的に履いてるほうが発生しにくいです)
なのでウェアの加水分解に対してのご相談やご質問が多いのは、大体季節の変わり目、特に春ですね。
・渓流が解禁したのでウェーダー履いたら水が漏れる。
・暖かくなって久し振りにネオプレーンから透湿タイプに変えたら水が漏れる。
(初冬には逆パターンもよくあります。)
・昨年ウェーディングシーズン終盤に買って、数回使って仕舞っていたウェーダーが今シーズン初使用で漏れた。
・時期的に防寒ウェアからレインウェアに変えたら水が漏れる
…etc
具体的にはこういった内容のご相談を頂く事がよくありますが、保管中の加水分解が原因となっている可能性があります。
(あれ?っと思ったときは弊社までお気軽にご相談下さい。)
『大して使ってないのに』というお話も頂く事もありますが、使用頻度と加水分解による劣化は必ずしも比例しないのも難しいところですね。
(むしろよく使っていたほうが加水分解は発生しにくかったりします)
加水分解による劣化を完全に防ぐ事は出来ませんが、下記の事に気を付けて頂ければ随分と加水分解による劣化を少なくすることは出来ると思います。
・使用後のウェア(ウェーダー)はしっかり乾かす
・保管時は高温多湿な場所は避ける
・保管時は乾燥剤等を使用して湿気を避ける
・濡れた状態で密閉されたバッグ等に入れ、長い時間置かない
・ちょこちょこ使用する(保管しっぱなしにしない)
この辺りは最低限ご注意いただければと思います。
『連日の釣行で乾かす暇がない!!』という方は乾燥機や布団乾燥機を上手く活用される事をオススメします。
という事で今回は随分と長くなりましたが、加水分解とその原因、対処法についてお話してきました。
まだまだ梅雨明け前でジメジメとした日が続くので、是非皆様メンテナンスはお忘れなく!!
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- 2017年7月12日
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