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▼ ウェアの基礎知識講座⑳『ファスナーのお話~その②~・フローティングベスト編』
- ジャンル:釣り具インプレ
- (フレッシュウォーター, 青物, pd, ヒラスズキ, ソルトウォーター, Pazdesign, ロックフィッシュ, シーバス, PSL, トラウト, ウェアの基礎知識講座, アパレル, フラットフィッシュ, ライトゲーム, アオリイカ, ブラックバス, オフショア)
皆様こんにちは!!
コジマです。
本日はウェアの基礎知識講座⑳です。
前回は色々なファスナーの種類についてお話しました。
※前回のログはこちら。
今回は『ファスナーのお話~その②・フローティングベスト編~』です。
前回お話したファスナー達が実際にどう製品に使われているのかを見ていきましょう。
まず、ファスナーを製品に使用する場合の大前提から。
基本、ファスナーの数は減らしたい!!!!
ですね。
理由としては、ファスナーが一箇所増えると製品のコストがポンッと跳ね上がります…(まあまあ切実)
しかもコストが上がるだけならかわいいもので、作業工程が増えれば工場への指示する内容も増え、当然不良率もアップします。(かなり切実)
おまけにレインウェアであれば『縫う箇所が増える』=『漏水するリスクが増える』わけですし、ポケットを作る場合は型紙も変えないといけません。(めちゃめちゃ切実)
つまり、ファスナーに関しては『使うかどうかわからないからとりあえず付けとこう』っていう考えは基本ありません。
『本当に必要なのか?』をとても真剣に考えないと、とりあえず付けるにはリスクが大きすぎるパーツなのです。
あっ、もちろんその他のパーツも真剣に考えてますよ(笑)
ということで、弊社の代表的なフローティングベスト『コンプリートⅣ』に使ってあるファスナーを確認しましょう。
・メインファスナー:ビスロンファスナー

・フロントメインポケット:ビスロンファスナー

・フロント小物ポケット:止水ファスナー

・胸部リーダーポケット:ビスロンファスナー

・背面ポケット:ビスロンファスナー

・インナーリンクポーチ:ビスロンファスナー

これがコンプリートⅣに使用しているファスナーです。
ほとんどの部分がビスロンファスナーになっています。
ソルトウォーターでの使用を大前提としているコンプリートⅣとしては、塩噛みの少ないビスロンファスナーをメインで使うのは基本中の基本です。
しかし、それ以外にもこういう配置になっている理由があります。
例えば、現在のコンプリートⅣの2世代前のコンプリートⅡにはフロントメインポケットに止水ファスナーを使用していました。
当時は『水の浸入をなるべく防ぐ』という考えと、止水ファスナーは発色が良く、デザイン性を考慮して使用していました。
しかしながら『開閉が固い』という特性のある止水ファスナーは、メインポケットからルアーを出し入れする際に非常に不便に感じる結果となりました。
しかも片手では開けにくいという欠点もありましたし。
余談ですが、ポケットの中に付いているこのタブ。

その当時に開閉が面倒なので、ポケット前面の面ファスナーにくっつけて簡易的にルアーケースが落ちないようにする為の機能の名残です。

今でも結構使っている人が多いので残してます♪
そんなこんなで、『止水ファスナーのポケットは開閉が不便』という意見が生まれました。
また、肝心の『水の浸入』に関してですが、ファスナーを止水にしたところで、本体のコーデュラナイロンはポーチ類なんかのターポリンとは違い防水でも撥水でもないので、結局生地から染み込みますから意味がありません。
おまけに手入れしないと塩噛みするし…
結果、コンプリートⅢ以降はフロントのメインファスナーは開閉しやすく、塩噛みに強いビスロンファスナーを採用しています。
ビスロンだと開閉も楽ですし、何より軽い力で開閉可能なので片手で操作しやすくなったのが大きな利点です。
ファスナーはファスナーだけの特性ではなく、それがくっついている物の素材の影響も考慮しなければいけません。
例えば、プラスチックや分厚い皮のような硬く重い本体素材についていれば、開閉が固いファスナーでも本体がファスナーを開閉する力による捻じれや歪みに耐えれるので、開閉が可能です。
しかし、布のように柔らかく軽い本体素材でファスナーの開閉が固いと、本体に発生する捻じれや歪みに耐えれず変形するので、片手ではなく両手を使って、本体を押さえながら開閉しないといけません。
さらにベストやポーチのポケットにはカーブがあるので、止水ファスナーはより開閉が難しくなります。
あれ?
でも一箇所だけ止水ファスナーの部分がありますが?
そう、フロントの小物ポケットは現在でも止水ファスナーのままです。
今までご説明した流れだと『ビスロンの方がいいんじゃない?』となりそうですが、なぜここは止水のままなんでしょうか?
その一番の理由は、止水ファスナーの『開閉が固い』という特性が起因しています。
『開閉が固い』=『開け辛い』とうのはもちろんの図式ですが、少し考え方を変えれば、『開閉が固い』=『開き難い』、もっと言えば『開閉が固い』=『勝手に開き難い』です。
どういう事かと言いますと、フロントの小物ポケットは縦ファスナーです。
縦ファスナーで気をつけなければいけないのは、衝撃や収納物の重さで勝手に下がってくる事です。
この縦ファスナーに開閉の軽いビスロンを使うと、歩いているうちに衝撃でだんだん開いてきて、中の収納物を紛失するという事が発生しました。
なので、ここのポケットには止水ファスナーを今でも使っています。
『開閉がしやすい』=『勝手に開きやすい』という事でもあるんですね。
頭の切り替えって大事です♪
そしてちょっと長くなってますが、もう一つ。
背面のメインポケットのファスナー。
ここのファスナーには、二つ付いたスライダーを開けていくと、スライダーのお尻同士がくっつく『尻合わせ』というタイプのファスナーを使用しています。

尻合わせ
ちなみにフロントのメインポケットのファスナーは、二つ付いたスライダーを閉めていくと、頭同士がくっつく『頭合わせ』です。

頭合わせ
背面のポケットに関しては尻合わせにすることで、『着用したまま下側から荷物を出し入れする』、『脱いだ時に上側から荷物を出し入れする』という目的を両立することが可能になりました。

上は閉じたまま、下から荷物を。

下は閉じたまま、上から荷物を。
頭合わせだとスライダーを片側に寄せて、上か下かどちらか片方しか開閉ができません。
逆にフロントポケットは開ける時のスライダーの位置を自由に決めることができる頭合わせのほうが便利ですね。
という感じで、こうやってベストには適材適所のファスナーが使われています。
テスト時には、ここに、あそこに、ともっとファスナーの案は出ていますが、実際にテストで使っていくうちに『本当に使うのか?』という部分を省いていくと、現状ではコンプリートⅣのスタイルとなっていきます。
『本当に使うのか?』の中には『使うけれども、それの役目はポーチなんかに任せたほうが便利が良い』というような意見もあり、そういう意見によりまた新たな周辺機器が生まれてくるわけですね。
と、そんな感じで今日はこの辺で。
次回はファスナーのお話・レインウェア偏です。
ファスナーとポケット、そして型紙の関連性のお話です。
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コジマです。
本日はウェアの基礎知識講座⑳です。
前回は色々なファスナーの種類についてお話しました。
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前回お話したファスナー達が実際にどう製品に使われているのかを見ていきましょう。
まず、ファスナーを製品に使用する場合の大前提から。
基本、ファスナーの数は減らしたい!!!!
ですね。
理由としては、ファスナーが一箇所増えると製品のコストがポンッと跳ね上がります…(まあまあ切実)
しかもコストが上がるだけならかわいいもので、作業工程が増えれば工場への指示する内容も増え、当然不良率もアップします。(かなり切実)
おまけにレインウェアであれば『縫う箇所が増える』=『漏水するリスクが増える』わけですし、ポケットを作る場合は型紙も変えないといけません。(めちゃめちゃ切実)
つまり、ファスナーに関しては『使うかどうかわからないからとりあえず付けとこう』っていう考えは基本ありません。
『本当に必要なのか?』をとても真剣に考えないと、とりあえず付けるにはリスクが大きすぎるパーツなのです。
あっ、もちろんその他のパーツも真剣に考えてますよ(笑)
ということで、弊社の代表的なフローティングベスト『コンプリートⅣ』に使ってあるファスナーを確認しましょう。
・メインファスナー:ビスロンファスナー

・フロントメインポケット:ビスロンファスナー

・フロント小物ポケット:止水ファスナー

・胸部リーダーポケット:ビスロンファスナー

・背面ポケット:ビスロンファスナー

・インナーリンクポーチ:ビスロンファスナー

これがコンプリートⅣに使用しているファスナーです。
ほとんどの部分がビスロンファスナーになっています。
ソルトウォーターでの使用を大前提としているコンプリートⅣとしては、塩噛みの少ないビスロンファスナーをメインで使うのは基本中の基本です。
しかし、それ以外にもこういう配置になっている理由があります。
例えば、現在のコンプリートⅣの2世代前のコンプリートⅡにはフロントメインポケットに止水ファスナーを使用していました。
当時は『水の浸入をなるべく防ぐ』という考えと、止水ファスナーは発色が良く、デザイン性を考慮して使用していました。
しかしながら『開閉が固い』という特性のある止水ファスナーは、メインポケットからルアーを出し入れする際に非常に不便に感じる結果となりました。
しかも片手では開けにくいという欠点もありましたし。
余談ですが、ポケットの中に付いているこのタブ。

その当時に開閉が面倒なので、ポケット前面の面ファスナーにくっつけて簡易的にルアーケースが落ちないようにする為の機能の名残です。

今でも結構使っている人が多いので残してます♪
そんなこんなで、『止水ファスナーのポケットは開閉が不便』という意見が生まれました。
また、肝心の『水の浸入』に関してですが、ファスナーを止水にしたところで、本体のコーデュラナイロンはポーチ類なんかのターポリンとは違い防水でも撥水でもないので、結局生地から染み込みますから意味がありません。
おまけに手入れしないと塩噛みするし…
結果、コンプリートⅢ以降はフロントのメインファスナーは開閉しやすく、塩噛みに強いビスロンファスナーを採用しています。
ビスロンだと開閉も楽ですし、何より軽い力で開閉可能なので片手で操作しやすくなったのが大きな利点です。
ファスナーはファスナーだけの特性ではなく、それがくっついている物の素材の影響も考慮しなければいけません。
例えば、プラスチックや分厚い皮のような硬く重い本体素材についていれば、開閉が固いファスナーでも本体がファスナーを開閉する力による捻じれや歪みに耐えれるので、開閉が可能です。
しかし、布のように柔らかく軽い本体素材でファスナーの開閉が固いと、本体に発生する捻じれや歪みに耐えれず変形するので、片手ではなく両手を使って、本体を押さえながら開閉しないといけません。
さらにベストやポーチのポケットにはカーブがあるので、止水ファスナーはより開閉が難しくなります。
あれ?
でも一箇所だけ止水ファスナーの部分がありますが?
そう、フロントの小物ポケットは現在でも止水ファスナーのままです。
今までご説明した流れだと『ビスロンの方がいいんじゃない?』となりそうですが、なぜここは止水のままなんでしょうか?
その一番の理由は、止水ファスナーの『開閉が固い』という特性が起因しています。
『開閉が固い』=『開け辛い』とうのはもちろんの図式ですが、少し考え方を変えれば、『開閉が固い』=『開き難い』、もっと言えば『開閉が固い』=『勝手に開き難い』です。
どういう事かと言いますと、フロントの小物ポケットは縦ファスナーです。
縦ファスナーで気をつけなければいけないのは、衝撃や収納物の重さで勝手に下がってくる事です。
この縦ファスナーに開閉の軽いビスロンを使うと、歩いているうちに衝撃でだんだん開いてきて、中の収納物を紛失するという事が発生しました。
なので、ここのポケットには止水ファスナーを今でも使っています。
『開閉がしやすい』=『勝手に開きやすい』という事でもあるんですね。
頭の切り替えって大事です♪
そしてちょっと長くなってますが、もう一つ。
背面のメインポケットのファスナー。
ここのファスナーには、二つ付いたスライダーを開けていくと、スライダーのお尻同士がくっつく『尻合わせ』というタイプのファスナーを使用しています。

尻合わせ
ちなみにフロントのメインポケットのファスナーは、二つ付いたスライダーを閉めていくと、頭同士がくっつく『頭合わせ』です。

頭合わせ
背面のポケットに関しては尻合わせにすることで、『着用したまま下側から荷物を出し入れする』、『脱いだ時に上側から荷物を出し入れする』という目的を両立することが可能になりました。

上は閉じたまま、下から荷物を。

下は閉じたまま、上から荷物を。
頭合わせだとスライダーを片側に寄せて、上か下かどちらか片方しか開閉ができません。
逆にフロントポケットは開ける時のスライダーの位置を自由に決めることができる頭合わせのほうが便利ですね。
という感じで、こうやってベストには適材適所のファスナーが使われています。
テスト時には、ここに、あそこに、ともっとファスナーの案は出ていますが、実際にテストで使っていくうちに『本当に使うのか?』という部分を省いていくと、現状ではコンプリートⅣのスタイルとなっていきます。
『本当に使うのか?』の中には『使うけれども、それの役目はポーチなんかに任せたほうが便利が良い』というような意見もあり、そういう意見によりまた新たな周辺機器が生まれてくるわけですね。
と、そんな感じで今日はこの辺で。
次回はファスナーのお話・レインウェア偏です。
ファスナーとポケット、そして型紙の関連性のお話です。
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- 2017年8月3日
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