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STAFF BLOGGER


「タダ巻き」について

みなさん、こんにちは。

暑さに弱い私にとって、毎日のこの暑さは体力を奪われるだけでなく、イライラも増して更に攻撃的になり、性格の悪さもマックスになる季節でもあります。(笑)

34スタッフで性格の悪さでは、隣の岩国スタッフと一二を争う、いなちゅうが本日の担当です!(ちなみに彼には完敗ですが…)



さて、みなさんは釣りにおいての「タダ巻き」を、どのように考えてどういった具合に実践しているでしょうか?



釣りにおける「タダ巻き(棒引き)」・・・読んで字の如く、ただ単にリールのハンドルを巻いてリグを寄せてくる行為。通常は一定速度で巻くことを表すみたいですが、ここが問題点だと私は考えています。




自分はフォールの釣りしかしないので全く興味の無いと言われる方や、ちゃんと実践できていると言われるベテランアングラーの方はスルーしてもらって結構です。

今回はあくまでも釣りを始めたばかりの方や、タダ巻きについてイマイチ理解できていないという方を対象に書いていきたいと考えています。
(私個人の考え方なんで、その点もご理解をお願いします)

また、ターゲットもアジとメバルに限らせてもらい、あまり奥底の難しい部分には入らないように簡単に書いていこうと思っていますので、物足りない部分とか「?」ってなることもあるかとは思いますがご了承ください!





基本的にアジングにおいては、私はフォールの釣りがメインになりますが、メバリングは逆にタダ巻きがメインとなります。
(アジングにおいても、場合によってはタダ巻きが良かったりします)

この辺の理由については省略させてもらいますが、みなさんは「フォールの釣り」と「タダ巻きでの釣り」はどちらが難しいと感じていますか?(または難しいと思いますか?)


私は断然、「タダ巻き」の方が難しいと感じています。(フォールの釣り自体が簡単なのではなく、タダ巻きの方がより難しく感じるということ)





先ず考えないといけないのが、アジやメバルの居るレンジ(捕食している層)です。


ここを通す場合、フォールの釣りだと水面直下以外、ほっとけば高確率でリグはそのレンジを通る間があるので、けっこうアバウトに釣りができます。(水面直下もキャストすれば通るけど、あまりにも早く通り過ぎてしまい、魚が口を使う時間が短過ぎる)

ラインテンションをある程度かけて、リールを巻かずにロッドを超スローに立てていくことで(立てなくてもそのままでも可)アタリを感知することが可能で、フッキング率も高いのがフォールの釣りの特徴だと思います。


逆にタダ巻きについては、レンジキープが非常に難しいと感じています。


また、アタリはフォールよりも大きく出ることが多いのですが(デイでやっていると全く出ないアタリもありますが・・・)、フッキング率はフォールの時よりも低くなることが多いように思います。

特に近くに寄って来た時のアタリはかなり大きいのですが、フッキング率は極端に悪くなる傾向にあります。

タダ巻きをしていて、ひったくるようなアタリでビックリしてアワせると、リグが水面を割って飛んできたって経験はないでしょうか?

俗に言う「ビックリアワセ」ですね。(笑)

特に豆アジなどでこれが多いですね。

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自分の立ち位置から近いポイントでのタダ巻きは、レンジキープも含めてフッキングは非常に難しいと思います。




で、レンジキープについて。


タダ巻きにおいてもやり方によっては偶然にヒットレンジに入って釣れるということはありますが、本当にそれは狙いのレンジだったのでしょうか?

タダ巻きで偶然に釣れるパターンで一番多いのが、キャスト後にある程度任意のレンジまで沈めて引いてくるパターンです。

例えばボトム(底)付近まで沈めて、ゆっくりと巻いてきて途中でヒットした場合。

本当にレンジはボトムでしょうか?



足場の高さとか巻くスピードは?

足場が高い位置でリーリングスピードを一定で巻いてくると・・・



当然、リグはボトムから徐々に浮き上がってきますよね?

ボトムをきっちりとトレースしようと思えば、自分に近づいてくるに従い徐々に巻くスピードを遅くするかロッドを下げていく必要があります。

もしくは一旦ストップさせ再度リグを落とすか・・・


フォールだとアクション後のフォールの間合いを長くすることで、だいたいのレンジを通すことが可能ですが、タダ巻きでレンジキープをすることは巻き続けることがそれを困難にしてしまいます。

そしてそれは足場が高ければ高いほど困難になってきます!




これに更に流れが加わったら?

風の強さや波の大きさの影響は?



沖に向いた流れや左右からの流れ、または手前に来る流れにそれらが複雑に絡まる流れ・・・

更には風によるラインへの影響等々、様々な要素が絡んだ時に行うタダ巻きほど難しいものはありません!





過去の釣行では、左から右への流れが自分の立ち位置から沖に向かってなりの早さで流れていく状況がありました。


釣れるポイントは、左からの流れが沖に向かって方向を変えた位置からで、水面直下よりも少し下の表層。

ジグヘッド単体でフォールさせると、流れが複雑過ぎてテンションが抜けた瞬間にバイトがあるようでフッキング率が極端に悪い・・・。

また時々トゥイッチした瞬間に水面付近に浮き上がってしまい、アタリが全くなくなってしまいます。



そこで試したのが、ジグヘッド単体とフロートを使用した「タダ巻き」。


どちらもジグヘッドの重さとラインワークが重要で、タダ巻きでも流れの向きや強さによって巻き取りスピードを変えないといけません。

特に沖に向かって流れる潮に軽量ジグヘッドでは、あっと言う間にリグが水面に浮き上がってしまいアタリさえもありません。

ジグヘッドの重さと巻きスピードを調整して、水面直下から下のレンジを徐々にテンションフォールさせるイメージで巻いてきます。

時には巻きを止めることも重要で、とにかく捕食レンジに入れることでアジをゲット♪

タダ巻きでフォールの釣りを演出でしょうか(笑)
(実際には巻きを止めている瞬間があるので、これをタダ巻きと言うのも変なのですが、まあほぼ巻いているということでご勘弁を・・・)

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リグを引くスピードでも魚の反応が違うことが多いのですが、それよりも大切なのが捕食レンジに入っているかどうかだと私は考えています。

捕食レンジに入れば何らかの反応はある筈なので、先ずは捕食レンジ(魚の居る層)を確認することを第一優先としましょう!



タダ巻きは難しくて奥の深い釣り方だと思います。

複雑な状況の中で自分の狙い通り(イメージ通り)に魚を掛けると、非常に満足感も大きく一匹との出会いが感動的な物になります♪



以前から私はデイでの釣りを推奨しているのですが、明るい時に潮流や風によるリグ(ルアー)の動きを確認しておくことで、夜に釣りをする時にイメージが明確になり確実にスキルアップに繋がると確信しています。

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特に水面直下でのタダ巻きは、慣れていないと難しいと思います。

タダ巻きにおいてレンジキープが割と容易なのが、プラグによるプラッキングだと思うので、こちらの方も是非試してもらいたいと思います。

フロートを使用した水面直下から表層の釣りも、流れがあまり強くなければ比較的容易にできるかな♪

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「タダ巻き」は行為自体は簡単だけど、考える要素が多く非常に難しいと感じています。






「タダ巻きを極める者は釣りを制す」

「ルアーフィッシングは、タダ巻きに始まりタダ巻きに終わる」

by いなちゅう





大袈裟かな・・・(笑)







巻く釣りをする時には、いつも以上に考えてみてくださいね♪









~稲迫 誠~

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