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タグ&リリース

  • ジャンル:style-攻略法
僕のメインホームフィールドは衣浦という、ある種 川の釣りに近い場所。
雨と風向と水温と季節が釣果に大きく影響します。
雨が多く降れば泥水。水深は深くても5m無いのかも。
そんな場所。
 
 
 
 
ずーっと前。
 
 
どうだろう。
ある程度シーバスを釣る事ができるようになった頃から、思うようになったのが
 
・口の横にフックが刺さった後があるけど、やっぱり最近釣られた魚?

・時々顔の小さい背が大きく発達した個体が混ざる。

・このシーバスってどれだけの速度で成長してるの・・・?

・冬になったら本当に落ちてるの?
・あんな知多半島の先端まで落ちるの?

・来年また来るの?

・落ちたのが戻るときに、伊勢湾へ入るか、衣浦へ入るか、矢作や他の支流に入るのはなんとなくなの?
っていうか、戻ってきてるの?だって体つきが違う。川へ入ってきてそんな1ヶ月で体型が変わる?

わからないなあ。
 
 
時々そんな思いを抱いて魚を眺めていたんです。
 
 
結構長いこと気になることだったんだけど、イマイチ踏ん切りが付きませんでした。
 
 
僕はリリースとイート両方やります。
綺麗な場所で釣った必要分はシーバスを食べます。汚い場所のは、個体を選ぶし。
リリースする人からはイートはどう思うのかな?とか色々思いました。
 
資源の保護というのは僕には合いませんし、語れません。
ただただ、知りたいのは生態でした。
 
色々このような話はご意見が多数あり、ただ答えは皆それぞれの価値観ですから、なお更考えます。
 
だけど、知りたいなっていう気持ちは思いのほか長く続いています。
時々思い出してはまた、懐に思いをしまって、また時々ふと思い出す。
 
先日仲間達にふと、密かにどきどきしながら話した、人に話すこともちょっと考えてまして(笑)


 
知りたいんだけど・・・・
「衣浦のシーバスってどこへ行くの?」
「どんなペースで成長していくの?」
「同じ個体が来年も戻ってくるの?」
 
 
手伝ってくれると言ってもらえました。


口火を切って1ヶ月程準備に時間がかかりましたが
 
主に衣浦エリアでタグ&リリースをはじめます。
 
 
タグリリースとは
JGFA(JAPAN GAME FISHING ASSOCIATION)では、標識放流を行って海の魚を対象として1985年から25年(2010年で)生態調査を行ってます。

これは農水省や水産研究所の指導の下でそれらの機関と協力して行っている生態調査です。

調査内容は、魚の回遊ルートや成長の過程を研究する目的で行っているわけです。

 
タグを魚体へ打ち込む「タグガン」と 認識番号の入った「タグ」を使います。



 
シーバスのタグにはスパゲティタグというのを使用。




 タグを打つ・・・シーバスの左側面、第1背鰭の直下に打ち込みます。

その後、JGFAに魚のサイズ・日時・放流者・タグNOなどをHPから報告します。
参考URL
https://www.jgfa.or.jp/tr/entry/release.html
 
 
後日もし、別の方が釣り、タグに気づかれて報告を下さる場合、同じくJGFAのHPの再捕獲フォームから送信できます。
参考URL
 https://www.jgfa.or.jp/tr/entry/index.html 
 
そして、最捕獲の詳細(日付。サイズ。大体の位置)の連絡がこちらへ入るとのことです。
 
放流するのは自分達ですが
捕獲するのはどなたかの協力あってこそ、生態の一部がわかることです。
 
 
このブログで 自分達が タグリリースした場合、定期的に

放流
-----------------------------------------------
日時:○年○月○日
釣り人:○○○
タグ番号:○○○ー○○○○○
全長:○○cm
場所:衣浦南部
-----------------------------------------------
と記載するようにします。
 
 
どなたかが釣り、それを JGFAのHPから報告ををしてくださり、こちらに連絡が入りましたら
 
 
再捕獲
-----------------------------------------------
Tag.No.         JGS-87076
放流者         ○○○  
放流日時       12/04/01 
放流エリア      衣浦南部
放流時サイズ    60cm

再捕獲者       ○○○
再捕日時       12/10/15
再捕エリア      伊勢湾口
再捕時サイズ    63cm
経過日数       183日
-----------------------------------------------
と記載するようにします。


 
また、今までのリリース・再捕獲の全リストは定期的に記事アップをします。
※リリース数が多くなればなるほど、毎度記事に載せるのが困難であるので、定期的に全データ記載。
頻度は未定。

 
当初の計画では、僕らの基準としては
衣浦内(西提以北全域)で釣れたシーバス
「独特の体高のあるシーバス」
または「60cm~」
のどちらかに当てはまるものにタグを付けて行こうと思いましたが、

数々の方のアドバイスとご意見をお聞きし
まず報告自体される件数が少なく
100匹分の1匹の確率であることを踏まえて
-----------------------------------------------
タグリリースエリアを
★放流したエリア名称
衣浦北部
衣浦中部
衣浦南部
衣浦支流小河川
伊勢湾北部(名港含む)
伊勢湾支流小河川
伊勢湾中部
伊勢湾南部
伊勢湾口
-----------------------------------------------
で行います。(行動範囲ぎりぎり)


また60cm~という案でしたが
「成長速度の速い小型にも是非打って欲しい」とのご意見も友人から頂き、報告の率が低いことも踏まえて「40cmくらいで元気な個体から」行うこととします。

  
タグの付いた魚をもし釣ってくださった方で、タグに気づかれ、また報告方法を知っておられましたら極力ホームページにて送信してもらえたらと思います。

そして、釣った魚は 釣った人の好きにしていいと思っています。
食べるも 逃がすも それは 僕自身 イート リリース両方するから、なお更強調したい所です。

 
タグリリースは逃がすことを強制するものでもキープ&イートを否定するものでは無いです。
でも…食べる場合でもリリースする場合でも、タグ付きの魚の捕獲場所と捕獲日時、サイズ、などの情報をJGFAに報告をしてもらえたらなと思います。

その後、ブログで感謝の意味も込めて随時記載していきます。
 
 
当然、初めての経験で本当に良かったのかなという不安も正直あります。


 
 
タグリリースされた魚が最捕獲され報告が入る確率は全国平均で0.88%だそうです。
タグ自体に気づかない、タグに気づいても報告方法がわからない、釣れる地域に居ない、網などで捕獲されている、死んでいる。など色んな条件が重なり0.88%です。
なんだか、どうなるのかわからない雰囲気ではありますね・・・。
 ※タグ放流し、最捕獲の情報がJFGAにされたパーセンテージであり、生存率ではありません。
 
 
 
捕獲した方で 報告をされる方は以下URLから
https://www.jgfa.or.jp/tr/entry/index.html
タグナンバー
日時
サイズ
捕獲場所:大雑把でも良いです。
必要項目を記入してフォーム送信して頂ければ幸いです。
 
 
また タグ打ち後1年を越えると タグに苔や藻なども付着するし、それがタグだと言う事が分かりにくいようで、
背びれ近辺になにか付いていたら その汚れを取ったらタグだったということもあるそうです。

参考画像




 
 
100匹タグリリースして1匹報告が出る程度だそうなので、貴重な報告となります。
リリースした魚が400kmはなれた場所で報告がでたり、逆に数時間後に報告がでたこともあるそうです。

既にこの活動を長くに渡って行われておりますアングラーさん(大分県 kiyo様)から、「形になって現れるのは、すごく先の話。長いスパンで行うことが大事」とアドバイスを頂きました。

1%・・・自分の去年の釣果だと5匹。
随時仲間と行っていきますので宜しくお願い致します。

小さい積み重ねがいつか実になれば・・・(笑)
 
 タグリリースの流れ


 
 
 

 

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