「魚が見えないピンクフロロ」の真の実力

前回、オブラートに包みながらもぶった切った「魚が見えないピンクフロロ」。

相変わらず通常フロロと比較しながらヘチっておりますが、やはり優位性は見られず。

釣果だけでみたら寧ろ透明フロロの方が良い位まであるので、チヌには効かないという結論は変わりません。



が(笑)



このライン、とんでもない能力を秘めてた事が判明したので、今日はその話を。



最近、一つ疑問な事があり、それは「黒いミジ貝は夜見えているのか?」

デイであれば最強のアピールカラーであり、こと夜でも常夜灯下であればアピールカラーになる「黒」。

それはコントラストが生み出す故のアピールであると思う。

それ前提で、ミジ貝自体は「真っ黒」という訳ではないが、明らかに黒い。

それが壁をバックに落ちて来た場合、コントラストは生まれない(壁にもミジ貝がついてるから)。

しかも暗い中であれば視認性も悪い(はず)。

当然魚も明暗順応をするだろうから全く見えない訳ではないだろうが、ライブベイトと違い自発的に動く餌ではない訳で。

それでも釣れるのか調べたくて、度々夜にもミジ貝を使ってヘチ釣りをしている。

結論から言えば「普通に釣れる」のだが、今回はテーマから外れるので割愛。


そんなある日、初めてピンクフロロを夜に使ってみた。

理由としては、コメントで頂いた「夜には効果があるっぽい」というのに興味が湧いたから。

その為、夜ヘチのホームである、とある場所で検証してみる事にした。

この場所は非常に狭い上に1往復すれば結論が出てしまうような場所。

ここならば、時間的優位差は出にくいし短時間で結果が判るだろうと。


先ずは片道を透明フロロでやってみたが、2度程バイトを貰った程度。

まあこんなモンかと復路をピンクフロロに変えて暫く落とすと、あっさりと1キャッチ。

ただ、「コイツはミジ貝食わんだろ」というのに加え、ネットに入れた時には針が外れていたのでスレも否定出来ず。

なので(40cm無い位だったのもあり)写真も撮らず気にせずリスタート。

そして程なく2匹目がヒット。今回は(針が外れないよう)丁寧にファイトし、上がって来たのは…




Yes,外道部!

念の為に針掛かりを確認すると




しっかりと口に掛かってやがるw

マルタがミジ貝を食う事にも驚いたが、これまでかつて1匹しか釣れた事がないヘチマルタがこうも簡単に釣れるとは…

ただ、これだって偶然の産物かも知れんと、気を抜かずに進んでいくと…










どんどんサイズアップ(笑)

結局1度もチヌのバイトを得られるまま、計4キャッチ(1バラし)という素晴らしい結果が出てその日は終了。

ただ、これだけで結論を出すのは早急過ぎる。

って事で懲りもせずに翌日も(爆)

ただ、昼に降ったゲリラ豪雨のせいか、前日とはうってかわって川には生命感が無く、ただのっぺりとゴミが流れるだけ。

今日は厳しいかな…と思いつつ1往復し、唯一出たバイトがやはりピンクフロロで…



うん、もうこれ確信して良いやw


この「魚に見えないピンクフロロ」。

特定の魚種であったり条件下であれば、やはり魚には見えにくいのだろう。

特に夜は蛍光灯やLED下での釣りとなる為、検証動画である飼育条件には近くなる。

そういった物を盾にして、さも全条件で適応するようなPRには辟易するが、完全に嘘ではないなと。

因みに初日、途中から隅田のヌシと合流し、彼もミジ貝+5lb透明フロロで撃って貰ったがノーキャッチ。

彼が5m位先行してやっていたにも関わらずにこの結果なので、やはり効果はあるのだろう。


シーバスがメインだった隅田川も様子が変わり、今やチニングを行っている人の方が多い位になった。

今後も時代の流れと共にターゲットも変わっていくのだろう。


マルタング(別名:ウグイング)が主流になった時には、一番の選択肢になるのは間違いない!(笑)

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