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岡林 弘樹(オカバ)

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カリマンタン釣行記Vol10「異国」




カリマンタン釣行記Vol10「異国」​















今日も天気は快晴。
他の魚種も狙ってみるか~ってな感じで、この日は午前中だけ違う釣りをしてみる事になった。



家の前を流れる川で狙うのはワラゴレイリーだ。
船で上流まで一気に上がり、下りながらキャスティングやトローリングでターゲットを狙う。




ワラゴレイリー。
せっかくカリマンタンの奥地まで来たのだから、狙わないと勿体ない相手だ。



船を下流に進めながら、キャスティングを繰り返す。








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何をするかと思えば、のび太が僕のロッドを手に取りキャストをし始めた。

凄い。

彼に向上心が芽生えた瞬間かもしれない。



しかも、僕に教えてくれと頼んできたではないか。
そうしてレクチャーすると、随分投げられるようになってきた。



おぼつかないキャストではあるが、この灼熱の中諦めずにキャストを続けるのび太。



現地ガイドマンとして着々と成長しているようだ。



ただ、たまにロッドを放り投げそうになるのは見てて心臓に悪いw























まぁしかし、魚からのコンタクトは無い。



いつも通り、太陽が登る事にはすっかり日干しにされる僕達。



こんがり日干しになったところで。
この日も例外なく、休憩所へまっしぐらだ。











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帰る道中、岸際で網を上げている漁師さんを発見。
船を止めてもらい、お願いして網の中身を確認させてもらった。








早速出てきた魚。
お!なんかでデカいぞ!








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クリプトテルス系の魚(Hexapterus

 

中から取り出された一匹目。想像以上に大きい魚が出てきたので自然とテンションも上がる。









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ナイフフィッシュ(notopterus borneensis


 

これは見れてラッキーな魚かも。罠から出ようと足掻いたのか、身体には線状の傷がくっきりと付いていた。

しかし、不意に覗いた罠の中から、まさかこんな魚まで登場するとは思ってもなかった。流石はカリマンタンだな、としみじみ実感する























さて、そんな感じで寄り道しつつ。​
昼ご飯を頂き、午後からは湖でのトーマン釣りに切り替える。



短時間で楽しみたいということもあり、選ばれたのはB湖だった。






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のび太を船先に、船はブラックウォーターをぐんぐん登っていく。



たまに操船不能になり、行く手を阻む大木に打ち付けられるのび太。



がんばれのび太・・・!!




こうして辿り着いたB湖。
船を進めていると、早速入口のそばでバイトがあった。





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幸先良しな一匹。
今日も好調の予感がする。





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しかし、のび太の撮影テクニックが格段に上達している。
これは、先日にビックリマン高田が徹底的に撮影技術を叩き込んだ賜物に違いない。
安心してカメラを任せられるのは非常に心強い。







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釣れる。





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小さいのから良型まで、終始入れ食いのフラワートーマン。
やはり最高に楽しいのである。



この日も夕方のフィーバータイムまでしっかりとやり切り終了。
気付いた頃には陽も暮れようとしていた。






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後ろ姿は、ひと仕事を終えた男の雰囲気を漂わせている。
のび太、おつかれさん。




さぁ、家に帰ろう。


















家に釣具を整理していると、Uさんが何やら不思議なものを見せてくれた。




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こ、これは一体・・・。


 

この異形の物体、実はこの辺りで一般的に使用されるトローリング用のルアーらしい。
今日の午前中、Uさんがトロ―リングしているときに引っ掛かってきたそうだ。


 





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​このルアー、よく見るとかなり面白い。


ボディに空いた穴からは、仰々しい程に針が飛び出ている。
実際にローリングすると優秀なルアーらしく、結果も伴うらしい。






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触手の様に生えた針からは「絶対に逃がさない」という強いメッセージを感じる。



もしコイツが夜中にトイレの前で立ってたとすれば、たぶん俺は号泣してしまうだろう。



まぁ、こういった独自の文化を目の当たりにするのは大変面白いのだ。







こんな感じで色んなものを見て。
いい歳こいた大人3人がキャッキャと騒ぐカリマンタン奥地。



しかもひとん家だ。



完全に「おばあちゃん家に帰ってきたガキンチョ」のそれと同じである。



大人でさえ狂ってしまう、大人だからこそ狂ってしまうのが聖地カリマンタン。



この土地を愛する人が多いのは、そんな気分に魅せられてしまうからなのかと感じた一日。



今日も静かに、そんな一日が終わろうとしている。

























カリマンタン釣行記Vol10「異国」~終~
次回へ続く・・・。

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