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岡林 弘樹(オカバ)
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▼ アジア放浪記Vol10「カオレム」
アジア放浪記Vol10「カオレム」
今日がカオレムで一日釣りが出来る最終日になる。
明日の昼には、バンコクに向けて出発しなければならない。
ナイフを釣る!というミッションをコンプリートした事もあり余裕が出来た僕。
今日は再びシャドー釣りに一日費やすことにした。
同船はシゲさん。
いつもと同じエリアに向けて船は走っていく。
湖には昔、寺院だった建物が多く沈んでおり、水位が下がってくると姿を現す。
やはり湖中に立つ建造物はそれなりに見ごたえがある。
この辺りの観光スポットにもなっているようだ。
本日も朝は好調。
小さいながらもコンスタントに釣れてくれる。
この日は午後からも好調で、終わってみれば今回最多安打となる18本のシャドーをキャッチ出来た。
バイトでいうと、それの倍以上だ。
今日の最大魚である2kgのシャドー。
アベレージが1kg程度なので、2kgでも大きく感じる。
最後までこのサイズが釣れ続けて本日も終了。
今日も楽しい一日だった。
夕陽が沈んでいく湖畔は綺麗な反面、楽しかった時間の終わりを感じて少し切ない。
今夜でカオレムも最後。
またいつか再訪したい。
晩飯時。
みんなで談笑していると、前野が驚いた声を上げる。
諦め半分で投入していたアッツーの仕掛けが微妙に動いている・・・?
まさか?
という雰囲気になる家屋。
そのままロッドを手にした前野は、ラインを一瞬きいた後にフッキング。
浮いてきたのは・・・なんとワラゴアッツー!
※夜明けに撮影しています。
諦めかけていたアッツーが土壇場サヨナラホームラン的展開でやってきて一同大盛り上がり。
釣りってホントに何が起こるか分かりませんなぁ・・・・。
翌日。
今日の釣りは昼でストップだ。
午前中だけ、俺と前野でアッツー釣りに出かける。
まぁ安定の釣れなさではある・・・。
何事もなく終了。
しかし、最後までやり切ったカオレムであった。
水上家屋に変えると、ニヤニヤしたシゲさんとキャプテンが迎えてくれた。
船が小屋に近づいた辺りで今日の結果を報告し合う。
シゲさん「釣れた?」
俺ら「全然です~。」
シゲさん「そーなんやー。俺らはとんでもないもんが釣れたで」
俺ら「えっ、なんですか?」
シゲさん「余裕のメーターオーバーよ」
というと、横にいたキャプテンが頭に巻いたタオルを取り始めた。
取った頭部には・・・大きなガーゼが。
俺ら「まさか・・・・。」
なんとキャプテンは自分を釣ってしまったのだ。
手前で魚がバレた反動で跳ね返ったミノーがキャプテンの後ろに回り込み、こともあろうか脳天に直撃。
フック貫通の流血騒ぎになっていたらしい。
申し訳ないが爆笑してしまう我々。
幸いなことにカオレム上流部にも麻酔手術が出来る病院があったらしく、そこで緊急手術を行ってきたらしい。笑
先生と看護婦に爆笑されたらしいが・・・。
とにかく大事に至らなくてよかったね。といったところ。
そしてそんな事故を防ぐ為にも帽子やサングラスは必要なんだと強く感じた。
そんなこともありつつ、家屋で最後の昼食を頂く。
昨日釣ったワラゴアッツーを頂く。
白身でしっかりと味が付いており、なかなか美味しい。
最後に後ろを振り返ってみる。
さーバンコクに帰ろう。
またねカオレム。
いつかまた絶対来るから。
シゲさんの車に4人で乗り込み、7時間かけてバンコクまで帰着。
ガーゼ隠しのタオルを巻くキャプテン。
4人最後の晩飯は、屋台の麺料理。
不味くはなかったが、旨くもなかった・・・。
こうして4人で過ごしたカオレム遠征は無事終了。
魚種も達成し、久々にワイワイと皆で騒ぐことが出来て本当に楽しかった。
バンコクに帰着後は、僕も前野も次の予定に対して2日ほどインターバルがあった。
なので、二人でバンコク散策してみる。
こうやって人とバンコク散策をする事自体、かなり久しぶりな気がして楽しい。
トゥクトゥクを捕まえてウロウロしてみたり。
超久しぶりにカオサンにも行ってみたが、平日なので閑散としていた。笑
余ったお金で2日間遊びつくし、前野は帰国。
そして僕はというと。
次の目的地に行くために、バンコク郊外の北バスターミナルへと向かうのであった・・・。
アジア放浪記Vol10「カオレム」~終~
次回へ続く。
今日がカオレムで一日釣りが出来る最終日になる。
明日の昼には、バンコクに向けて出発しなければならない。
ナイフを釣る!というミッションをコンプリートした事もあり余裕が出来た僕。
今日は再びシャドー釣りに一日費やすことにした。
同船はシゲさん。
いつもと同じエリアに向けて船は走っていく。
湖には昔、寺院だった建物が多く沈んでおり、水位が下がってくると姿を現す。
やはり湖中に立つ建造物はそれなりに見ごたえがある。
この辺りの観光スポットにもなっているようだ。
本日も朝は好調。
小さいながらもコンスタントに釣れてくれる。
この日は午後からも好調で、終わってみれば今回最多安打となる18本のシャドーをキャッチ出来た。
バイトでいうと、それの倍以上だ。
今日の最大魚である2kgのシャドー。
アベレージが1kg程度なので、2kgでも大きく感じる。
最後までこのサイズが釣れ続けて本日も終了。
今日も楽しい一日だった。
夕陽が沈んでいく湖畔は綺麗な反面、楽しかった時間の終わりを感じて少し切ない。
今夜でカオレムも最後。
またいつか再訪したい。
晩飯時。
みんなで談笑していると、前野が驚いた声を上げる。
諦め半分で投入していたアッツーの仕掛けが微妙に動いている・・・?
まさか?
という雰囲気になる家屋。
そのままロッドを手にした前野は、ラインを一瞬きいた後にフッキング。
浮いてきたのは・・・なんとワラゴアッツー!
※夜明けに撮影しています。
諦めかけていたアッツーが土壇場サヨナラホームラン的展開でやってきて一同大盛り上がり。
釣りってホントに何が起こるか分かりませんなぁ・・・・。
翌日。
今日の釣りは昼でストップだ。
午前中だけ、俺と前野でアッツー釣りに出かける。
まぁ安定の釣れなさではある・・・。
何事もなく終了。
しかし、最後までやり切ったカオレムであった。
水上家屋に変えると、ニヤニヤしたシゲさんとキャプテンが迎えてくれた。
船が小屋に近づいた辺りで今日の結果を報告し合う。
シゲさん「釣れた?」
俺ら「全然です~。」
シゲさん「そーなんやー。俺らはとんでもないもんが釣れたで」
俺ら「えっ、なんですか?」
シゲさん「余裕のメーターオーバーよ」
というと、横にいたキャプテンが頭に巻いたタオルを取り始めた。
取った頭部には・・・大きなガーゼが。
俺ら「まさか・・・・。」
なんとキャプテンは自分を釣ってしまったのだ。
手前で魚がバレた反動で跳ね返ったミノーがキャプテンの後ろに回り込み、こともあろうか脳天に直撃。
フック貫通の流血騒ぎになっていたらしい。
申し訳ないが爆笑してしまう我々。
幸いなことにカオレム上流部にも麻酔手術が出来る病院があったらしく、そこで緊急手術を行ってきたらしい。笑
先生と看護婦に爆笑されたらしいが・・・。
とにかく大事に至らなくてよかったね。といったところ。
そしてそんな事故を防ぐ為にも帽子やサングラスは必要なんだと強く感じた。
そんなこともありつつ、家屋で最後の昼食を頂く。
昨日釣ったワラゴアッツーを頂く。
白身でしっかりと味が付いており、なかなか美味しい。
最後に後ろを振り返ってみる。
さーバンコクに帰ろう。
またねカオレム。
いつかまた絶対来るから。
シゲさんの車に4人で乗り込み、7時間かけてバンコクまで帰着。
ガーゼ隠しのタオルを巻くキャプテン。
4人最後の晩飯は、屋台の麺料理。
不味くはなかったが、旨くもなかった・・・。
こうして4人で過ごしたカオレム遠征は無事終了。
魚種も達成し、久々にワイワイと皆で騒ぐことが出来て本当に楽しかった。
バンコクに帰着後は、僕も前野も次の予定に対して2日ほどインターバルがあった。
なので、二人でバンコク散策してみる。
こうやって人とバンコク散策をする事自体、かなり久しぶりな気がして楽しい。
トゥクトゥクを捕まえてウロウロしてみたり。
超久しぶりにカオサンにも行ってみたが、平日なので閑散としていた。笑
余ったお金で2日間遊びつくし、前野は帰国。
そして僕はというと。
次の目的地に行くために、バンコク郊外の北バスターミナルへと向かうのであった・・・。
アジア放浪記Vol10「カオレム」~終~
次回へ続く。
- 2018年10月5日
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