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金森 健太

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長良鱒との再会


さて、お久しぶりでございます。

5月の長良川、私にとって一番大事な季節。そして一番神経をすり減らす季節でもある。

幻の魚、長良鱒。

長良鱒=長良川に遡上するサツキマス。

地元のサツキ師さん達の定義では40cmを超えたサツキマスを長良鱒と呼ぶ…らしいのだが、聞かなかったことにして←

そんな長良鱒を追って、空いた時間全て我が身を長良川に浸してきた。

毎回

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ニゴイやらナマズやらは釣れるので退屈はしないのだが…本命は気配すら感じられない日々が続いた。

そんな5月8日

この日は仕事が少し早く終わり、会社から直行で長良川中央管内某所へ。

駐車スペースに車を停め、リアゲートを開ける。

ロッドホルダーに積まれている、2組の本流タックル。いつもならメインタックルであるレイズ772S_ML&21カルディア2500SXHを使うのだが…この日は予備タックルであるエゲリアネイティブ711M&23ストラディック2500SHGを手にした。

たまには予備タックルも使わなきゃね。(決してメインタックルのリーダーを組み直すのが面倒だったからではない)

時刻は17時30分、釣りができる時間は僅かだ。

流れが絞られた激流の瀬から広がる広大な淵、先ずは瀬落ちをツインクルスプーン8.5gのドリフトでサーチ。

底石に当たる感触、いい感じに底波の中を流せているようだ。そして・・・


…根掛かりorz

引っ張ってみると、少しずつ動いた。

ゆっくり引っ張れば回収できそうだ。グローブにラインを巻き、そーっと引っ張って・・・


プチっ

……orz

結局リーダーを組み直す羽目にorz

リーダーを組み直し、スナップにDコンタクト63をセット。

ややアップにキャスト、流れに乗せながらトゥイッチで誘う。

アップからダウンへ、ラインの角度が変わる。そして


ドン

確かな生命感、咄嗟に煽ったエゲリアが弧を描く。激しいローリング、ニゴイじゃない…!

しかし…

何か違う気がする・・・

奴はローリングの後一気に下流へダッシュ、咄嗟にドラグを緩めて対処する。

…なんか、ニジマスっぽいなぁ、、、

サツキマスの引きはもっとシャープでスピード感のあるファイトだった筈…だがこいつは重量感のあるトルクフルなダッシュ。過去に飛騨で釣ったデカニジの引きに非常によく似ているのだ。

しかもどダウンでのやりとり、激流の瀬とあって奴は容赦なくラインを引きずり出していく。

覚悟を決め、ドラグを締め込みゴリ巻き体勢に入った。次の瞬間

瀬の中で、奴が飛び上がった。

ニジマスじゃない!?

姿が見えた瞬間、跳ね上がる心拍数。ルアーを咥えて瀬の中に踊り上がった魚体は、明らかに長良鱒のそれだった。

バレるな、バレるなよ。

自分も下流へ降りながらリールを巻き、少しずつ奴との距離を詰めていく。

もう少し、もう少しだ。

しかし

「ランディングネットは使うな、一気に抜きあげろ」

数年前に長良川で出会った老釣師の言葉。しかし今は腰上までウェーディングしていて、岸までは結構な距離がある。しかも前日の大雨で増水している状況、ランディングポイントがないのだ。

抜き上げは不可能…一か八かと背中のランディングネットを抜いた。


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勝った。

まるで銀細工のような白銀の鱗に、散りばめられた朱点。激流を何度も超えて鍛えられた厚くピンと張った尾鰭、アマゴやサボリのそれとは明らかに違う精悍な顔つき…

これが、長良鱒…!
4月から、ずっと追い続けてきた幻の魚…!

39cmだったけど(^^;;

サツキマス(長良鱒)は群れで遡上する、まだいる筈だ。

数投撃って反応はなく、ルアーチェンジ。リュウキ70SのUVハーフミラー鮎を僅かに流れがヨレるピンに流し込み、トゥイッチで誘い出したその時

ドン

再び、エゲリアが生命感を捉えた。

フックアップ、激しいローリングに本命と確信…!

……フックアウトorz

その後辺りが闇に包まれるまで撃つも反応は無く、19時30分に釣りを終了とした。


【使用タックル】

ロッド/パームス・エゲリアネイティブ711M
リール/シマノ・23ストラディック2500MHG
ライン/DUEL・TX8 0.6号
リーダー/呉羽化学・グランドマックスFX1.5号
スナップ/fishingfighters・鉄腕#0000
ヒットルアー/Smith・Dコンタクト63(チャートバック鮎)
フック/cultiva・S55M#4

遥かな伊勢湾へと旅立ち、長良川へと帰ってくる長良鱒。この1本に出逢うためにひたすら長良川へ通い詰めた。その努力が報われた瞬間だった。しかしこれで終わりではない。まだ5月上旬、まだまだ時間はたっぷりある。胸を張って「これが長良鱒や!」と言えるサイズを仕留めるまで、まだ私の長良川通いは終わらない。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m








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