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金森 健太

岐阜県

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清流鱸を追って27


皆様、お久しぶりでございます。

全日本シーバス選手権、盛り上がってますね。もちろん私も中日本ブロックでの上位を目指して夜な夜な川を彷徨っておりました。

全国?無理に決まってるじゃないですか。伊勢湾奥ですよ?

しかも私には

凄腕の呪縛

というものがありまして

毎年、この期間中は全く釣れなくなってしまうのです。

しかし、今年はサイズは小さいながらも初のリミットメイクを達成。というわけで今回はその釣行記録を。


7月9日

前日から強い雨が降ったり止んだりと不安定な気候、渇水気味だった地元河川も大きく水位を上げた。

20時、地元河川の人気(らしい)ポイントにエントリー。水位は平水より1mほど高く、濁りもある。しかし濃い濁りではなく、条件としては絶好のチャンスと言える。

さて、今夜は何を投げようか。

普通のシーバスルアーで攻めるか、ビッグベイトを使うか。

カゲロウ124FのストックがLBO死亡でなくなってしまったので、カゲロウはできれば使いたくない。

少しの迷いはあったが、今回はビッグベイトで勝負だ。

ジョインテッドクローシフト183をセット、激流がテトラに当たりできた反転流の中に放り込んだ。

強い流れが当たり、ルアーが大きく揺らぐ。流れを抜けてヨレに入ったらゆっくり巻いて回収していく。

そして、数投目

ジョイクロシフトの揺らぎをロッドで感じ、強い流れを抜けたその時

ドンっ

よっしゃ…!

一瞬の間を置いてフッキング、間違いない、ヤツだ…!

サイズは小さいが、激流とあってなかなかの手ごたえだ。

新たに導入した23カルコンMDのトルクとソルティーステージのパワーを信じて無理矢理寄せる。

「このサイズなら抜けるな」

姿が見えた瞬間

「おらぁ!!」

力任せに奴をブチ抜く。

宙を舞うシーバス。護岸の上に降ろしてランディング成功。

注・ロッドが折れる可能性があるので真似しないでください

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58cmと小型ではあるものの、ウェイイン可能なサイズ。

やっと凄腕の呪縛から解き放たれた…と思わず安堵の声が漏れた。

すぐに写真を撮影してウェイイン。ストリンガーに掛けて再開。

しかし…

この後、まさかの2連続バラし(T_T)

ゴルゴーン188、バラム245で周辺を撃ってみるも追加点とはならず、この日は終了とした。

で、翌10日

仕事から帰宅、夕食を食べて片付けてお風呂入ってちょっと一息ついて…なんてしていたら時刻は20時を過ぎていた。

いかんいかん、早く川に行かねば。

ささっと身支度を整えて前日より少し上流のポイントにエントリー。前日は水位が高すぎて近寄れなかったのだが、この日はベストな水位だ。しかし…濁りも取れてしまい水質はクリア。こういう日は意外と難しい展開になる…

ゴルゴーン188、ジョイクロシフト、バラム245とローテしてみたが…やはり反応はない。

シンキングのゴルゴーンカスタムかジョイクロ178type15ssで下のレンジを通せば何かしら反応は得られる可能性はあったが…ここはとにかく根掛かりが酷い。高価なビッグベイトを根掛かりでロストしたくないので早々に見切って次のポイントへ車を走らせた。

次のポイントも読み通りベストに近い水位。期待を込めてゴルゴーン188をセット。

激流がテトラに当たり、小さな反転流ができている。その反転流と流芯の流れが合わさるピンに流し込む。

ここで出る…!

…あれ?出ない。

数投して反応はなく、ジョイクロシフトにチェンジ。

例のピンに流し込むが…反応はない。

ならばとそこから少し下流側、流芯の流れが反転流と分かれるあたりに流し込んでみる。ボトムは緩やかなブレイクになっていて、ここでベイトを待ち構えているシーバスがいるかもしれない。

流芯を抜け、反転流へとジョイクロシフトが吸い込まれていく。そして

ゴン

やっぱりいた!!

フックアップ、激しいエラ洗いで水柱が立つ。

激流の中で強烈なダッシュで抵抗、しかしソルティーステージの強靭なブランクスはその引きをものともせず受け止める。

本来は青物狙いで使うショアジギロッドなので当たり前と言えばそうなのだが(^^;;

強引に寄せて、力任せにブチ抜く…!

ポロッ

げっ、外れた!?

跳ねながら護岸を転がる魚体、慌てて駆け寄る。

頼む、間に合ってくれ…!

ギリギリのところで奴の尻尾を掴み、反対の手で頭を押さえて辛くもランディング成功(汗)

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65cmと大きくはないが、貴重な追加点。

リミットメイクまであと1本…!

しかし…その後良さげなピンを撃ってみるも反応はない。

あと1本が遠い…

翌日には更に水位は下がり、シーバスたちの警戒心も高まるだろう。チャンスは今日しかない。

気合いを入れて各ピンをジョイクロシフトとゴルゴーン188で撃つも反応はなく、気がつけば時刻は0時になろうとしていた。

明日も早朝から仕事がある、あまり無理はできない…。

ここで最後。川幅が絞られた激流の瀬、その流れが護岸に当たり強い反転流ができている。その反転流と流芯が合わさるピンにジョイクロシフトを流し込む。

反転流の中から、流芯に向かってジョイクロシフトが吸い込まれた。次の瞬間

ドン

確かな生命感、やっぱりいた…!

激流の中で激しいエラ洗いを何度も繰り返す。サイズは小さいが、貴重な追加点。バレるなよ…と思わず声が出てしまう。

慎重かつ強引に寄せ、流れの中に奴の姿が見えた。

「これなら楽勝やなぁ、よいしょっと」

ソルティーステージの強靭なバットパワーで、有無を言わせずブチ抜く。

注・アブガルシアの回し者ではありません

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56cmとサイズダウンしたものの、これでリミットメイク達成…!

正直、スコア的にはお話にならんサイズではあるが…凄腕という舞台で戦い始めて3年、初のリミットメイク達成。いやー長かった(汗)

ウェイイン後、その魚体を流れに浸す。流れを受けて回復したことを確認してフィッシュグリップを離すと、ゆっくりと元いた流れへと帰っていった。

その姿を見送り、この日の釣りを終了とした。



使用タックル

ロッド/アブガルシア・ソルティーステージKRX1033
リール/シマノ・23カルカッタコンクエスト400XGLH
ライン/DUEL・ハードコアX8 3号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダー40lb
スナップ/fishingfighters・鉄腕#1
ヒットルアー/ガンクラフト・ジョインテッドクローシフト183(閃光鮎、キャンディークラウン)

長い戦いに、ようやく区切りがついた。しかしこれで終わりではない、ここからようやくスタートラインなのだ。凄腕期間も残りわずか、少しでもサイズアップしてスコアを伸ばさなければならない。厳しい展開ではあるが、全力を尽くさなければ。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m





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