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道具のおはなし(スミス コーヴァイチュー2.8)

  • ジャンル:釣り具インプレ
こんにちはちゅにてぃーです!

今回は久しぶりに道具のお話しです!

まぁインプレ記事ではなくメーカーの人間の商品紹介となってしまうのですが温かく見守ってください…笑


今回お話しするのはコチラ!!!!


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スミス コーヴァイチュー2.8



スミスの新製品!コーヴァイチュー2.8になります!


スイム動画はコチラになります↓↓↓↓↓↓






私は現在スミスで開発をしているのですが、私がスミスに入って1番最初に設計をした製品となります!


コチラのコーヴァイチューはフリーリグチニング 専用ワームとなります!


まさかスミスに入って1番最初に手をつけるジャンルがフリーリグチニングになるなんてと自分が1番驚いております笑笑


フリーリグチニングは数年前から流行り始めた釣法で現在はソルトルアーかじってるアングラーならほとんどの方が一度は聞いた事のあるジャンルの1つだと思います!


フリーリグと言っておきながらペグ止めでほとんど誘導幅を無くした独特のリグでキビレやクロダイがたくさん釣れる釣法として人気がありますね!


一般的に2.5〜3インチ程のクロー、ホッグ系のワームをメインに使われる事の多い釣りになりますがここまで流行っているのにも関わらず使われるワームのほとんどがバス用のワームの流用であり、フリーリグチニング専用として世に出ているワームは片手で数えられる程度でほとんど存在しません………


ですのでこのフリーリグチニングを研究し求められる要素をしっかりと詰め込んだ、フリーリグチニングによるフリーリグチニングのためのフリーリグチニング専用ワームを本気で作ってみてはどうか!!!


とのお話しをいただき開発に着手する事になりました!



コーヴァイチュー2.8に求められたモノ!


コーヴァイチューを開発するにあたって1番最初に考えなければいけない事はチヌ達はどんなルアーが好きなのかという事になります!


いろいろ調べて行く中でフリーリグチニングの対象魚となるクロダイ、キビレ、そして同じタイ族で日本近海でポピュラーなターゲットであるマダイを含めたタイ族3種類を狙うルアーには1つの共通点がある事に気がつきました!



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それは常に細かく動き続けるルアーが良く釣れるという事!!!


フリーリグをはじめとしたボトムズル引きスタイル以外でクロダイ、キビレを狙うルアー釣りというとトップウォーターやバイブレーションの釣り!


マダイを狙う代表的なルアー釣りはタイラバとタングステン系の小型メタルジグをメインに使うSLJですね!


トップチヌはどちらかというとポーズ入れるような動かし方よりは細かくネチネチと動かし続ける事が多いので、少ない距離でたくさん動かせるペンシルやポッパーが良く釣れるルアーとされています!


バイブレーションに関してバイブレーションというジャンルのルアーがそもそも細かく動き続けるルアーですよね!


タイラバのネクタイは常にピロピロと細かく動き続けますし、SLJでマダイを狙う時はただ巻きで細かくウォブリングするメタルジグをメインで使用する事が多いですよね!


もちろん例外はありますし、キャンディー系の落とし込みの釣りや磯やサーフからのショアレッド狙いなんかも存在しますが、一般的にルアーでタイ族を狙う時の共通点として細かく動き続けるルアーが良く釣れる傾向があるという事は間違いない事実だと思われます!


この細かく動き続けるという要素はフリーリグチニングにおいてもしっかりと当てはまり、現在フリーリグチニングで定番化しているワームのほとんどがタイラバのネクタイのような薄くて細かく動き続けるパーツが付いています!


以上の事からフリーリグチニング専用ワームとして開発するコーヴァイチューに1番求められる要素としてはこの『常に細かく動き続ける』という事になり、この要素を如何にして具現化していくか、そしてその他のスペックにおいてどこまでフリーリグチニングの理想像に近づけるかという事で開発がスタートしました!


コーヴァイチュー2.8のパーツ、アクション!



コーヴァイチューのアクションを構成するパーツを大きく分類しますとリングパーツとアームパーツの2パーツからの構成となります!


何故この2パーツが必要だったのかとこの配置した理由を1つずつ説明していきますね!



先ずはリングパーツから!



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水に入れた瞬間から常に細かく動き続けるという要素をどのように表現すれば良いのかという事で着目したのがリングボディ構造!


コーヴァイチューには全身を纏うようにリングパーツが搭載されていますがこのリングの1つ1つが常に水を掴み続けて細かく動き続けます!


リングの厚みは頭から尻尾に行くにつれて徐々に薄くしており、尻尾部分に関しては水中動画でも分かると思いますが完全な静止状態でも少しの水流があればヒラヒラと動き続けるようになっています!


リングの枚数にもこだわり、多すぎると動きが重くなり、フッキングも悪くなる、少な過ぎるとそもそも動かすために機能しないなどいろいろな問題が起こるので、ベストな枚数、配置を見つけるまで1枚ずつ電熱線で溶接してくっつけては泳がせてと気の遠くなるようなテストを繰り返しリングのベストな厚み、枚数、配置を設定しました!



2つ目はアームパーツ!



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ボディのセンター付近から左右に付いている一対のアームパーツ!


イメージしたのはタイラバのネクタイで薄くレスポンス良くしっかりと水を押してパタパタと動き続けます!


少しでも水の抵抗があれば動くアームパーツですが、リングパーツとは違い静止状態では動かない設定ですのでボトムバンプなどのストップを入れるアクションの際にはしっかりとメリハリがつけられるようになっております!


またこのボディのセンター付近という独特な配置にもしっかりと意味があります!


チヌ達は基本的に1番動いているところ目掛けてバイトしてくると言われています!


コーヴァイチューの最も動くパーツはこのアームパーツとなる訳なのですがアームパーツが付いているところがちょうどオフセットフックの針先の位置になります!


つまりアームパーツが動いている時にチヌ達がバイトして来た場合、高確率で針先付近にバイトするという事になるのでフッキング率の向上に繋がっている訳ですね!


もう1つ、アームパーツをこの位置に配置する事で得られた効果があります!


それは水流!


カルマン渦と呼ばれる現象なのですが水中で水を動かしながら何かが進むとその後方に渦巻きのような水流が発生します!


これはルアー全般に起こる現象で一般的に「波動が〜〜〜〜」とか表現される現象ですね!


コーヴァイチューのアームパーツも例に漏れずアームパーツが動けばその後方にカルマン渦が発生します!


アームパーツは左右1つずつありますので必然的に2つの大きなカルマン渦が発生するとイメージしていただけると分かりやすいです!


アームパーツをこの位置にしてカルマン渦を作る事によってこの2つの渦の中心部にあるたくさんのリングパーツで構成された尻尾部分が水流と絡み合い、細かく複雑なアクションを起こす事が出来るのです!


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その際の複雑な尻尾の動きは水中動画を観ていただけると分かりますが不規則に細かく動き続けます!


左右のアームパーツの規則正しい強い動きとそれに連動する尻尾の不規則なアクション!


この3つの大きなアクションが少しの入力でレスポンス良く発生し、静止状態でも尻尾だけはユラユラと止まる事なく動き続ける!


これがコーヴァイチューの基本的なアクションの原理になります!


コーヴァイチュー2.8のマテリアル


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コーヴァイチューを初めて触ると、そのボディマテリアルは見た目とアクションの割にはかなり硬めの印象を受けると思います!


この硬さの理由は単純でちょっとの事ではフックがズレてこないようにする為、アクションを妨げない範囲で限界までマテリアルを硬くしています!


チヌという魚はブラックバス系の口をした魚と違って口が小さく、ついばむようなバイトをしてくる魚です!


やっている方は分かると思うのですが、フリーリグチニングにおいて最初のバイトでそのままフッキングするという現象は多くても5割程であり(私の体感的比率です笑)残りの5割はガツッと前アタリがあり2回目、3回目くらいのバイトでやっと重みが乗ってフッキングに持ち込めるというパターンが多いと感じています!


アタリがあり『あっ!今後ろに着いているな』となってから上手く食わせていくのがこの釣りの面白さの1つですが、柔らかい素材のワームを使っていると最初のバイトでワームがフックからズレてしまいアクションが死んでしまうので、そのまま見切られてしまうという現象を経験した方も少なくないと思います!


マテリアルを程よく硬くする事でショートバイトではワームがフックからズレる事なくアクションし続けて、本気のバイトでしっかりと噛みつかれた時のみフックがズレてフッキングに至るという設定にしています!


もちろんマテリアルが柔らかければショートバイトでもフッキングするかもしれないと言う理論もあります!


しかし、バイト数の多いボートチニングなどで柔らかいマテリアルと硬いマテリアルを何度も使い比べてテストした結果、硬いマテリアルで本気のバイトが出るまで確実に誘い続けて、本気のバイトを確実に掛けて行くというやり方が最もキャッチ率が高く、最終的なキャッチ枚数も安定するという事からコーヴァイチューには硬いマテリアルを採用しました!



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また、これはメーカー人間が言ってしまうとアレなのですが笑
硬いマテリアルという事はそれだけ耐久性が高いという事になるので単純にコスパの良いワームとなります笑笑
コーヴァチューは裏表の無いデザインとなりますので現在使っている側が裂けてもひっくり返して刺し直して使える事も多いので1匹のワームでけっこう釣る事が出来ます笑笑
ちなみにテスト中は少ないサンプルを大事に使っていたのですが最高記録は1匹のワームで5匹の魚を釣りました笑笑



コーヴァイチュー2.8のカラー!



コーヴァイチュー2.8のカラーラインナップは全6色!それぞれ解説していきますね!


01 グリーンパンプキン


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最もベーシックなカラー!

ボトムに溶け込みやすくナチュラルにチヌ達を誘います!


02 ステルスサンドバック


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薄いグリーンパンプキンをベースにしたカラー!

砂地を背景にした時に溶け込むコーヴァイチュー2.8のカラーラインナップの中でも最もナチュラルなカラー!


03 グリパンシルエット


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ブラックベースのグリーンパンプキン!

シルエットを強調させる事が出来るハイアピールカラー!



基本的にはこの01〜03までの濃淡別のグリパンカラーを水色やチヌ達の活性に合わせてローテーションしてください!

グリパンの濃淡でアジャストさせるのがフリーリグチニングのカラーローテの基本となります!




04 グリパンチャート


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グリパンとチャートの明滅で誘うカラー大人気のグリパンチャート!

とりあえずコレ投げておけばオッケー的なカラーでありサイトで狙う時などにも視認性が良く、アドリブな対応が多い運河周りなどでは私も愛用するカラーです!


05 レッドオレンジ


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派手なレッドとオレンジのツートンカラー!

ナイトゲームの定番レッドの派手派手仕様!

ナイトゲームメインなら欠かせないカラーです!



06 ウォーターメロンフラッシュ


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グリパンとは見え方が違う緑色!

ウィードが生えてるエリアの定番カラーですが水が澄んだ時に異常な爆発力があるカラーでもあります!






以上6色!!

フリーリグチニングで実績のあるカラーのみの少数精鋭なラインナップとしました!

これくらいはっきりしてれば迷わずカラーを選べるはずです笑笑


コーヴァイチュー2.8適合フック


コーヴァイチューの適合フックはオフセットフックの2〜1番になります!


ストレートフックやダブルフックシステムなどにもしっかりと対応する様に設計をしていますがここでは最も使われるオフセットフック一本のシステムについてのみお話ししたいと思います!


オフセットフックの適合自体は#2〜1サイズであればほとんどのフックに対応するように設計していますがベストなフックはアウトポイントタイプの#1となります!



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コーヴァイチューと同時発売のフリーリグチニング専用フック、コーヴァイフックがもちろん1番オススメフックとなります!


現状で市場に出回っているものだとシルバーウルフワイドオフセット、リューギインフィニ、リューギダブルエッジ、ハヤブサdasオフセット、などがあります!


チヌ達はブラックバス系の口をした魚と違い、噛みつく様にバイトをします!


そのスピードは一瞬でとても咥えた瞬間に反応して合わせるなんて事は不可能です笑笑


ですので噛み付いた瞬間に少しでも口の中に針先の立ちやすいポイントが外向きになったフックが良いとされます!


この方がチヌ達の口の中にフックが残りやすく(いわゆる初期掛かり状態)そのまま大きなアタリとなりフッキングのチャンスが生まれます!


ただこの手のアウトポイント系フックを毛嫌いしている方も非常に多い印象があります!


その1番の理由はフックセットのしにくさ!


オフセットフックというのは基本的に一度針先を完全に抜いて最後に薄皮1枚ワームに埋め込むというセッティングをすると思うのですが、アウトポイントタイプのフックだと針先が外向きなのでこの薄皮1枚を使用中にすぐに突き破ってしまい根掛かりの原因を作ってしまうことが1番の使いにくさだと思います!


ですがフッキング率の良いアウトポイントタイプのオフセットをどうしてもちゃんと使いたいとの思いからコーヴァイチューのボディ形状の設計を致しました!


こちらがコーヴァイチューのメインボディの形状となるのですが先ずはこの部分!



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オフセットのネック部分を保持する頭パーツは出来るだけ太めに作りネック部分の保持力を高めました!


そしてフックセットに関して最もこだわったのはこの部分!


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オフセット#1をセットする時に針先を抜く部分は1段細くなった2節目の部分となるのですが1節目と2節目の段差となる部分にちょうど針先を埋め込む事が出来る様になっております!


セットするとこんな感じなのですが1節目と2節目のテーパーの上り坂に沿って綺麗に針先がセット出来ていると思います!


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こんな感じでアウトポイントタイプのオフセット#1をセットして使うのがオススメフックセッティングとなります!


また、最も一般的なワイドタイプオフセット#2をセットするとちょうどボディいっぱいにフックが収まるようになります!



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もちろんこちらでも問題なく使えますのでお好きなセッティングで使ってみてください!


コーヴァイチュー2.8の2つの使用モード


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通常の状態のノーマルモードでちゃんとアクションをして釣れる様に設定しているコーヴァイチュー2.8ですが様々な状況に対応して行くために1つだけ裏モードなるのもが存在します!笑


それはこちら!


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アームパーツを取り払って使う微波動モード!


アームパーツ自体は手で簡単に根元から千切る事が出来るので、現場で簡単にセッティングする事が出来ます!


ノーマルモードではアームパーツとリングボディの相乗効果で全身を使って複雑な波動を発生させるのに対して微波動モードはリングボディのみの小さな波動で誘います!


これは低活性時や小場所でプレッシャーを与えたくない時、貝などの動かないベイトを捕食している時などに効きます!


また余計な抵抗物を落とした状態となるので飛距離も1.2倍程アップする様に感じます(私の体感)遠浅で飛距離が必要な場面でも活躍してくれますね!


こちらの微波動モードとノーマルモードを状況に応じて使い分ける事によってフリーリグチニングでの様々な場面にコーヴァイチュー2.8のみで対応していける様に設定しています!


ジアイど真ん中の高活性時やハクなどの横に動き回るベイトを捕食している時→ノーマルモードでガンガン巻いて活性高いやつ当てていく!


遠浅で飛距離が欲しい時→微波動モードで出来る限り飛ばして沖のストライクゾーンをネチネチ探る!


水温低下などの低活性時や貝などの動かないベイトを捕食している時→微波動モードでストップを入れながら探る!


とりあえずな例をいくつかあげてみましたがこの様に様々な状況に対応出来る様にコーヴァイチューは設定致しました!


まとめ


コーヴァイチュー2.8に関して私が開発上でやってきた事をほぼ書き殴る様な感じで書いてきました(めっちゃ読みにくくてすみません…)笑笑


チニングというのは正直なところサブな釣りであり、こんな事を言うと本気でやっているアングラーに怒られるかも知れませんが、『自分、チニング メインで1年中チヌ達ばかりを追いかけて続けています』というコアなチニンガーというのは全体のごく少数派であり、シーバスなど他にメインで取り組む釣りがある中でちょっと手軽に出来る釣りというのがチニングであるアングラーが大多数だと思います!


自分もそんな手軽派なチニンガーの1人ですし空いた時間などにちょっとやったりするチニングにたくさんのワームなどを持ち込んでやるのが非常にスマートでは無いと思っていました!


ですのでいかなる状況にもフリーリグスタイルであればコレ1つで対応していけるというワームをというコンセプトでコーヴァイチュー2.8を作りました!


フリーリグチニングの為のフリーリグチニング によるフリーリグチニング専用ワーム


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コーヴァイチュー2.8是非ともチェックしてみてください!


ではまた!

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