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木曽川、揖斐川、長良川からなる木曽三川でシーバスを1年中ウェーディングで狙っています。 木曽三川は広いので新規ポイント開拓に苦労しますが、新規ポイントで釣れた時は最高です!! 毎回80アップ(ランカー)狙って釣行しています。 いつかはメーターシーバス釣ります。

正しいレインウェアのお手入れ方法

  • ジャンル:日記/一般

今回は、先日メーカーさんで正しいレインウェアのお手入れ方法を勉強してきましたので、皆様にもお知らせしたいと思います。

私は今まで、レインウェアが汚れたら、海水を被ってしまったら洗濯していました。

理由は素人考えで、洗濯することによって表面の撥水加工が剥がれてしまいそうに思ったからです。

しかし逆でした。

レインウェアを適切に「洗濯する」ことで、撥水性能が回復し、高い防水透湿性能を持続させることが出来るそうです。


まず、レインウェアの性能が低下する理由はなんでしょうか?

現在主流のレインウェアは、ゴアテックスをはじめとする防水透湿性素材を採用しています。

雨など液体の水は通さず、ウェア内部の蒸れ(水蒸気)だけ通す構造をもった素材です。

メンテナンスを怠って撥水性能が低下すると、付着した生地表面の水が織り目を塞ぐため、水蒸気の逃げ道がなくなり、ウェア内部で結露してしまいます。


確かに洗濯機で洗濯すれば生地が擦れたりするのでですが、洗濯による生地へのダメージは、使用後そのまま保存することで受けるダメージと比較すれば、たいしたものではないそうです。

生地に付着する汚れは、目に見えにくいものが多く、特に雨天使用時は、大気中のさまざまな汚れが付着します。

理想的には、使用するたびに洗濯した方がよいとの事でした。

適切にこまめに洗濯することでレインウェアの寿命を延ばすことが出来るそうです。



次は実際の家庭用洗濯機での洗濯・乾燥の方法です。

1)洗濯絵表示タグの確認をします。
ウェア内側の洗濯絵表示タグを確認しましょう。
ファスナーなどの付属品によっては洗濯機が使えないレインウェアがありますので、その場合は手洗いしてください。



 

こちらは消費者庁の洗濯の絵表示です。
 
番号 記号 記号の意味
101 液温は、95℃を限度とし、洗濯が出来る。
102 液温は、60℃を限度とし、洗濯機による洗濯が出来る。
103 液温は、40℃を限度とし、洗濯機による洗濯が出来る。
104 液温は、40℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗い(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗い)がよい。
105 液温は、30℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗い(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗いがある)がよい。
106 液温は、30℃を限度とし、弱い手洗い(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗いがある)がよい。(洗濯機は使用できない。)
107 水洗いはできない。
 
塩素漂白の可否
番号 記号 記号の意味
201 塩素系漂白剤による漂白ができる。
202 塩素系漂白剤による漂白はできない。
 
アイロンの掛け方
番号 記号 記号の意味
301 アイロンは210℃を限度とし、高い温度(180~210℃まで)で掛けるのがよい。
302 アイロンは160℃を限度とし、中程度の温度(140~160℃まで)で掛けるのがよい。
303 アイロンは120℃を限度とし、低い温度(80~120℃まで)で掛けるのがよい。
304 アイロン掛けはできない。
 
ドライクリーニング
番号 記号 記号の意味
401 ドライクリーニングができる。溶剤は、パークロロエチレン又は石油系のものを使用する。
402 ドライクリーニングができる。溶剤は、石油系のものを使用する。
403 ドライクリーニングはできない。
 
絞り方
番号 記号 記号の意味
501 手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は、短時間で絞るのがよい。
502 絞ってはいけない。
 
干し方
番号 記号 記号の意味
601 つり干しがよい。
602 日陰のつり干しがよい。
603 平干しがよい。
604 日陰の平干しがよい。
 


2)洗濯機に入れる
この時に以下の点にご注意ください。

・ファスナーは無理な負荷による破損を防ぐ為にすべて閉めます。
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・ベルクロは生地への引っかきを防ぐ為にすべて閉じます。
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・収納フードは洗剤や汚れの残留を防ぐ為に取り出して広げます。
・コード類は汚れ落ちのムラやシミの発生を防ぐ為にすべて緩めます。

これを
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こうします。
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これが
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こうなります。
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3)合成洗剤で洗濯します。
できれば、ぬるま湯を使用するといいようです。
洗濯石鹸はあまりおすすめできません。すすぎにくく、石鹸の化学反応により落ちにくい新たな汚れが形成されることがあります。
レインウェアの洗濯用に開発された専用洗剤であれば、なお安心です。


4)十分にすすぐ(標準の2倍ほど、脱水はしない)
防水素材は水が生地を通過せず、すすぎの効果が弱いので、標準の2倍ぐらい長く行ってください。
洗剤成分が生地上に残ると、撥水性を低下させる原因となります。
防水素材のウェアを脱水すると生地が水を通さないため、大きな遠心力が洗濯機にかかり、故障をまねく場合があるのでご注意くださいとの事です。



 

乾燥機を使用する場合

5)乾燥機で乾かす。
必ず洗濯絵表示タグを確認した上で、乾燥機の使用が可能なら、撥水性能の回復やシミ発生の防止の為に、乾燥機の使用をおすすめするとの事でした。
※ゴアテックス製レインウェアのほとんどは、乾燥機の使用が可能です。(ただし、経年劣化が進んだウェアには使用しないでください

 

乾燥機を使用しない場合

5)生地を絞らずに、軽く水をきる
強く絞ると生地を傷める場合がありますので、軽く押して水を切る程度にしましょう。

6)陰干しする
紫外線は生地にダメージを与えますので、風通しの良いところを選び、陰干ししましょう。

私はカラッと乾かしたかったのと布団のイメージがあり、日なたに干してました・・・(汗)

7)あて布をしてアイロンがけする
自然乾燥後、撥水性能を回復させるため、中温で当て布をしてアイロンをかけましょう。(アイロン可能の場合)
※生地の切り替えの段差やドローコードスリーブを強く押さえると、圧迫キズのような跡ができてしまうのでご注意ください。



撥水処理の方法

「繰り返し使用するうちに水をはじかなくなってきた」という場合には、撥水処理を施しましょう。

そのときも、まずは洗濯でしっかりと汚れを落として下さい。

洗濯していなければ、撥水加工を施しても効果が得られないそうです。

特にすすぎは十分にして下さいとの事でした。

 


ガスタイプのスプレー
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このタイプが一番簡単にで一般的な方法でしょうか。

ウェアを洗濯後、乾燥させてから全体に薄く均一に吹きつけます。

大量に塗布すると、撥水剤が液ダレし、無駄になりますのでご注意ください。

シミが発生した場合には、すぐにアイロンで熱を加えるとシミを薄くのばすことができます。(アイロン使用が認められている物に限る)

乾燥したら、同じ工程を4~5回繰り返します。

塗布量の目安は、レインウェア上下セットに対し、330ml缶・約1本です。

こんなに使うんですね・・・

後、裏ワザ的とおっしゃってみえましたが、一般的にはスプレーを吹いたら自然乾燥の方が多いと思います。

しかしスプレーを吹いてから、乾燥機をかけると更に撥水剤が生地にしみ込んで効果をより発揮出来るそうです。(乾燥機に対応している物に限る)




次は、ガスを使用していないスプレー
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洗濯後、濡れた状態のウェアに散布し、乾燥機で乾燥させるだけ。手軽で高い撥水効果が得られます。




最後にウォッシュイン(水浸し)タイプの撥水剤です。
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メーカーさんの一番のおススメです。

同じメーカーさんのスプレータイプの物と、このウォッシュインタイプの物は成分はほぼ同じだそうです。

スプレータイプより手間はかかりますが、こちらのウォッシュイン(水浸し)タイプの方が安上がりで、しっかり効果が得られるそうです。


使い方は、

  • あらかじめ衣類の汚れを落とします。
  • 洗濯機に衣類がちょうど浸る程度のぬるま湯を入れ、そこに撥水剤を入れます。
  • 衣類を浸し、10分間洗いにかけます。すすぎ洗いが始まる前に洗濯機を止めてださい。
  • 乾燥機に入れ、しっかり乾燥させます。
使い方は各メーカーさんによって少しずつ違いますので、その商品の使用方法をよく読んでご使用ください。


最後に・・・
私は今のマズメさんのウェアを着用するまではモンベルさんのウェアをよく着ていました。

しかし今の段階ではあくまでもモンベルさんは山のメーカーです。

山のメーカーがレインウェアに求める事は、コンパクトに収納できる事と、軽いという事です。

そして海水に対応していない物がほとんどだそうです。

海水(塩)は私たちが思っている以上に色々な悪影響を及ぼすそうです。

昔は釣りのウェアというと地味なものが多かったですが、今は様々なメーカーさんからデザイン性の高い物も出て来ていますので、海のメーカーさんのウェアをおすすめ致しますとの事でした。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。



本文はモンベル様の許可を頂きまして、モンベル様のお手入れ方法のページを引用させて頂き、自分の経験などを加えて作成したものです。

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