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柳竿 シンゴ

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Try & Error ∼ベイトリールのスプール重量と重心について∼

どうも皆さんコンニチワ!!

今回は前回に引き続き

ベイトリールのスプール重量とその重心について書いていきたいと思います。



スプールってホントのところ、重い方が良いの?軽い方が良いの?

これって今でもベイトアングラーの中では意見の分かれる、、そして確実に10年前は重い方が良いって言われてた話題です。

結論

単純にスプールが重い方が良い、軽い方が良いってことではなく リールに搭載されたブレーキシステムに依存する関係だというのが私の結論です。

現在大きく分けて ベイトリールのブレーキシステムについては3種類

・遠心ブレーキ

・マグネットブレーキ

・DCブレーキ

簡単に説明するならば

遠心ブレーキはスプール回転の2乗に比例する

マグネットブレーキはスプール回転に比例する

DCブレーキはスプールの回転に応じて予めプログラムされたコンピュータが最適なブレーキをかける

単純に同じ回転数でブレーキの強さを比較すれば

遠心ブレーキ力>マグネットブレーキ

逆に 少ない回転数でブレーキの強さを比較すれば

マグネットブレーキ>遠心ブレーキ

これが遠心ブレーキ搭載リールがマグネットブレーキ搭載リールに比べて後半飛距離が伸びると言われる所以です。

一方で DCブレーキは最適な力なハズですよね。(シマノのプログラミングでは)

下の図はシマノのDCブレーキ曲線



DCブレーキの凄さは初期の最高回転数到達までの抵抗(つまりブレーキ)をゼロと設定することに成功した点です。
(遠心ブレーキ、マグブレーキ共に初期の最高回転数到達までにブレーキがかかってしまいます)
そして更にそのスプールに合わせて最適なタイミングでブレーキを発揮してキャスト後半はブレーキを最小限にする。

ここまで説明したところで、少し考えると DCブレーキが最高じゃんか!! と言いたくなるのは私だけではないハズ、、笑

じゃあ本当にそうなのでしょうか?

・・・

問題はそう簡単ではありませんでした。

ここでスプールの重心の話になるんですが、、

スプールはスプールの中心に重心が寄れば寄るほど スプールが回り易く、止まりにくい つまりベイトリールにとって素晴らしい特性が発揮されます。



ご覧のとおり、DCブレーキのスプール磁石は中心に配置されていて一見影響が無いように感じ 初期のスプールレスポンスはきっと素晴らしいはず。。

しかし!!!

DCブレーキの弱点はこの磁石によってスプールが重すぎることです。



この重たいスプールがラインを纏うと、、



ちなみにこのスプールはブランキングしてあるので実際にはその総スプール重量は30g近くになります。
ここで、じゃあラインを少なく巻けば?って思った方は

前回記事 
Try & Error ∼ベイトリールのスプール口径と幅について∼ をご覧ください☆

一方で遠心ブレーキのリールのスプール重量は



ラインを巻いて



素晴らしいDCブレーキを搭載したDCスプール(30g)38㎜口径22㎜幅スプール

遠心ブレーキを搭載した遠心スプール(16g)37㎜口径22㎜幅スプール

さぁどっちが優れているのか??

ってことなんですが、

多くの方がDCリールのインプレッションで語っているとおり DCリールは軽いルアーには向かないのです。

つまり、、 そう単純ではありませんww投げてみれば分かります(;゚Д゚)

ただ!!

∼ベイトリールのスプール重量と重心について∼

スプールは軽い重いどっちが良いと単純に語れるものではなく、リールのブレーキシステム次第です。

極論を語れば スプールが大口径、幅広でラインを巻いても質量ゼロ 素晴らしいブレーキシステムを搭載したベイトリールこそが最高のベイトリールであるということができます。

今後の皆さんのリール選びの参考にしていただければ幸いです☆

すこしでもベイトリールに興味を持って頂けた方は 私のブログ沼へお越しくださいませ
 
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