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▼ ショアシーバスにおけるベイトタックルの有効性
- ジャンル:釣り具インプレ
現状、市場にあるショアシーバスロッドの9割以上がスピニングロッドだと思うのですが、本日は改めてショアシーバスフィッシングにおけるベイトタックルの意味や有効性を考察してみたいと思います。
私はシーバスに限らず、様々な魚種(淡水、海水問わず)を狙うのですが、ショアシーバスに限って言えば現場でベイトロッドのみで釣りをしている人を見るのは稀(というかほとんど居ない)のが現状かと思います。
そんな中で数少ないながらも普及しているベイトシーバスロッドはビッグベイト用ではないでしょうか?
近年、ボラパターンやコノシロパターン、オチアユパターンで使われるようなビッグベイトは50g超。とうぜんスピニングロッド+PEラインではキャスト時に指に掛かる負担、ロッドに掛かる負荷が大きくなりやすくベイトロッドは非常に向いています。
ではシーバスフィッシングで非常に出番の多い~1ozまでのルアーにおいて、どうしてスピニングロッドが圧倒的シェアなのかといえば一番は『飛距離の違い』ここだと思います。
ショアからのシーバスフィッシングにおいて飛距離は最も重要な要素だと思います。
いくらベイトサイズにマッチしたルアーでも、レンジが合っていても魚の居るところまで届いていなければ広い海では全く意味がありません。
そういった意味で細いラインが使えて、キャスト時に完全フリーになるスピニングタックルにはどうしてもベイトタックルでは適いません。それはこれだけリールやロッド技術が進化した現在でも変わらないと思います。
ではなぜ、今回ベイトタックルについて書くかと言えばフィールドや用途によってはベイトタックルに圧倒的なアドバンテージがあるからです。
①太いラインが使える
私の場合、スピニングでのラインはPE0.6~1.2号にリーダー16~20lbがほとんどです。私以外のアングラーもこれくらいのタックルでシーバスフィッシングを楽しんでいるアングラーは多いと思います。
何故、1.2号以上を使用しないかといえば著しく飛距離が落ちるからです。ごくまれにランカーシーバスを狙うようなフィールドでは1.5号まで使うこともありますが、それ以上はよっぽどのウェイトのあるルアーでない限りストレスが溜まる飛距離になってしまうと思います。
しかしベイトタックルではPEの場合細くて2号、通常は3号にリーダー20~30lbを使います。ベイトタックルの場合ラインの太さで飛距離はほとんど変わりません。
加えて私が一番使用するのはナイロン20lb(5号)直結です。
ベイトでのナイロン20lb直結と、スピニングにPE1号+リーダー20lbは同じような強度に感じるかもしれませんが、強度やキャッチ率といった意味では圧倒的にナイロン20lb直結に分があります。
オープンウォーターでは違いが出にくいですが、テトラや杭、護岸といった障害物周りでは必然的に同じlb数でもメインラインが太いほうが傷が入った際でも強度は保ちやすく、ファイト中に障害物に擦れた場合だけでなく、通常使用でラインが傷つき、魚とのファイト中の不意のラインブレイクなんかも少なくなります。
②キャスト精度が高い
ベイトタックルはスピニングタックルに比べ、キャスト精度を高くできるというメリットもあります。
オープンウォーターでは必要でないメリットですが、スモールスポットや障害物周りでは飛距離よりも重要なのがこのキャスト精度です。
スピニングタックルはリールの構造上、重心がロッドから離れており、ラインがスプールから90°捻った状態で放出されるためどうしても正確なプレゼンテーションは苦手です。
一方、ベイトタックルは重心がロッドに近く、ラインもそのまま直線的に放出されるため丁寧で正確なキャストがし易くなります。
飛距離ではスピニングに分がある一方、ベイトタックルには精度といった大きなアドバンテージがあります。
③手返しが速い
ベイトリールはルアーの回収後、クラッチを切るだけで次のキャストに移ることができます。つまりスピニングに比べれば非常に工程を少なく次のキャストに移ることができます。
ロングキャストメインのフィールドであれば気にならない部分ですが、ショートキャストを繰り返して攻略していくようなフィールドでは非常に重要な部分です。
もちろん冒頭で書いたような飛距離面だけでなく、ドラグ精度、使えるルアーウェイトの幅広さ、回収速度の速さといった多くのメリットがスピニングタックルにはあります。
適材適所で使い分けるのが一番良いと思うのですが、そんなことを考えながら昨年からテストを繰り返して今秋発売のNada.のベイトシーバスロッドを次回は解説させてください(笑)
私はシーバスに限らず、様々な魚種(淡水、海水問わず)を狙うのですが、ショアシーバスに限って言えば現場でベイトロッドのみで釣りをしている人を見るのは稀(というかほとんど居ない)のが現状かと思います。
そんな中で数少ないながらも普及しているベイトシーバスロッドはビッグベイト用ではないでしょうか?
近年、ボラパターンやコノシロパターン、オチアユパターンで使われるようなビッグベイトは50g超。とうぜんスピニングロッド+PEラインではキャスト時に指に掛かる負担、ロッドに掛かる負荷が大きくなりやすくベイトロッドは非常に向いています。
ではシーバスフィッシングで非常に出番の多い~1ozまでのルアーにおいて、どうしてスピニングロッドが圧倒的シェアなのかといえば一番は『飛距離の違い』ここだと思います。
ショアからのシーバスフィッシングにおいて飛距離は最も重要な要素だと思います。
いくらベイトサイズにマッチしたルアーでも、レンジが合っていても魚の居るところまで届いていなければ広い海では全く意味がありません。
そういった意味で細いラインが使えて、キャスト時に完全フリーになるスピニングタックルにはどうしてもベイトタックルでは適いません。それはこれだけリールやロッド技術が進化した現在でも変わらないと思います。
ではなぜ、今回ベイトタックルについて書くかと言えばフィールドや用途によってはベイトタックルに圧倒的なアドバンテージがあるからです。
①太いラインが使える
私の場合、スピニングでのラインはPE0.6~1.2号にリーダー16~20lbがほとんどです。私以外のアングラーもこれくらいのタックルでシーバスフィッシングを楽しんでいるアングラーは多いと思います。
何故、1.2号以上を使用しないかといえば著しく飛距離が落ちるからです。ごくまれにランカーシーバスを狙うようなフィールドでは1.5号まで使うこともありますが、それ以上はよっぽどのウェイトのあるルアーでない限りストレスが溜まる飛距離になってしまうと思います。
しかしベイトタックルではPEの場合細くて2号、通常は3号にリーダー20~30lbを使います。ベイトタックルの場合ラインの太さで飛距離はほとんど変わりません。
加えて私が一番使用するのはナイロン20lb(5号)直結です。
ベイトでのナイロン20lb直結と、スピニングにPE1号+リーダー20lbは同じような強度に感じるかもしれませんが、強度やキャッチ率といった意味では圧倒的にナイロン20lb直結に分があります。
オープンウォーターでは違いが出にくいですが、テトラや杭、護岸といった障害物周りでは必然的に同じlb数でもメインラインが太いほうが傷が入った際でも強度は保ちやすく、ファイト中に障害物に擦れた場合だけでなく、通常使用でラインが傷つき、魚とのファイト中の不意のラインブレイクなんかも少なくなります。
②キャスト精度が高い
ベイトタックルはスピニングタックルに比べ、キャスト精度を高くできるというメリットもあります。
オープンウォーターでは必要でないメリットですが、スモールスポットや障害物周りでは飛距離よりも重要なのがこのキャスト精度です。
スピニングタックルはリールの構造上、重心がロッドから離れており、ラインがスプールから90°捻った状態で放出されるためどうしても正確なプレゼンテーションは苦手です。
一方、ベイトタックルは重心がロッドに近く、ラインもそのまま直線的に放出されるため丁寧で正確なキャストがし易くなります。
飛距離ではスピニングに分がある一方、ベイトタックルには精度といった大きなアドバンテージがあります。
③手返しが速い
ベイトリールはルアーの回収後、クラッチを切るだけで次のキャストに移ることができます。つまりスピニングに比べれば非常に工程を少なく次のキャストに移ることができます。
ロングキャストメインのフィールドであれば気にならない部分ですが、ショートキャストを繰り返して攻略していくようなフィールドでは非常に重要な部分です。
もちろん冒頭で書いたような飛距離面だけでなく、ドラグ精度、使えるルアーウェイトの幅広さ、回収速度の速さといった多くのメリットがスピニングタックルにはあります。
適材適所で使い分けるのが一番良いと思うのですが、そんなことを考えながら昨年からテストを繰り返して今秋発売のNada.のベイトシーバスロッドを次回は解説させてください(笑)
- 2016年9月9日
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