今度釣り友さんが遊漁船デビューするとの事だったので、ちょっと遊漁船のマナーを書いてみようと思います。

よく、遊漁船は敷居が高くてっいう声を聞きますが、船にもよりますがそんなに気にすることは無いと思います。
（マグロ・ヒラマサキャスティング船はさすがに総額10万円以上のタックルが並ぶ世界なのでいきなり乗るのはお勧めしませんが(笑)）


それでも、マナーを心得ていないと船長にも他のお客さんに迷惑を掛けますし、酷い場合、今後乗船をやんわり断られる事もあるので注意です。


いくつか、マナーを紹介しますね。

〇 乗船する遊漁船のホームページの注意事項は必ず目を通す。
その遊漁船のルールがあったりします。目を通してから予約しましょう。


〇 持ち込むタックルの量は事前に確認
予約状況や船の装備によって、持ち込めるロッドの本数が違います。多くても3セットが常識だと思ってください。またドカットは1つまで、クーラーの持ち込みは船長に確認してください。


〇 ドタキャンをしない。
社会人としても当たり前の事ですよね。いけない時はちゃんと連絡して、キャンセル料を払いましょう。遅刻も同じです。
船の燃料代は遊漁船の経費の大きな割合を占めます。場所によっては200～300リットル使います。最低出船人数を決めているのは出しても赤字になるからです。


〇 出船時間の30分前には港に行く。
釣り船は日の出日の入り、潮どまりの時間など、その日のスケジュールは船長がベストを考えて組み立てています。
出船時間ギリギリにきて、出発が遅れるとマズメに間に合わないなんて事もあるかもしれません。
タックルをセットしたりする時間を見越して余裕をもって集合しましょう。


〇 ライフジャケット、偏光グラス、帽子は必需品。
自分の身を守るためにも、必ず準備しましょう。ライジャケは貸してくれるところも多いので無い場合は予約の時に聞いてください。
キャスティングの時に他人のルアーがかすめたり、タモ入れの時にルアーやジグがフックアウトして飛んでくるなんてことも無いとは言えません、帽子やグラスで身を守りましょう。
また、靴は滑りにくいシューズを用意しましょう。スパイクは禁止です。


〇 乗船名簿に記入しましょう。
遊漁船は搭乗者保険に加入しています。乗船名簿に記入が無いともしもの時に保証が出ないかもしれません。また記入を求められない遊漁船は無保険かもしれないです。


〇 移動中はキャビンに
小移動でもミヨシ（船首部）に人がいると波によっては危険です。船長の指示に従いましょう。


〇 ごみを海に捨てない。
信じられないですが、いまだに平気でタバコの吸い殻やゴミを捨てる人がいるんですよね。


〇 船長の合図があるまで釣りを始めない。
船が止まっても、船長は船が流れる方向などを確認しています。着け直したりすることもあるので「どうぞ～」の合図があってから投入しましょう。
勝手に投入してプロペラにラインを巻いたりすると、その日の釣行が台無しになるどころか、漂流の危機さえあります。



あとは船長に初心者だと言っておけば、いろいろ教えてくれると思います。


最後に船長が嫌がる語録を少し紹介

「釣れん」「釣れる気がしない」
本人は何気ない一言でも船長には刺さるそうです(笑)

「前はあそこのポイントで釣れたから、そこに行って」
海は日々状況が変わります、船長にお任せしましょう。

「釣れなかったから割引きして」
オフショアでもホゲる事はあります。その前に腕を磨きましょ(笑)