夜半から一日中吹き荒れた木枯らし一号によって朝は一桁台の気温に低下した関東地方北部も風の止んだ日中は心地良い陽気となったが目に飛び込んで来る景色は晩秋の装いとなってきた。


夜勤明け連休の最終日だった昨日。
日中は職場での健康診断、その後は急遽故障してしまった自宅給湯器のメーカー修理対応、最後は歯科医院への通院。
おまけに健康診断でバリウム＆下剤を服用ということで忙しい休日となってしまった…

そして日が落ち家族との食事を済ませた後に抜け出すように大河へ向かう。

大潮＆満月の夜。


一昨日の強風と早朝の寒さに比べたら心地良く感じる位の大河だが、感じる水温は先日までと比べ明らかに低くなっている…

狙いの筋に到着し自分達的最終章定番のシンキングペンシルのボトムドリフト＆ターンで攻めて行く。
相変わらずの何も無い時間が過ぎて行く中”やはり木枯らしが効いているなぁ…”と徐々に弱気になっていく中、先日一本獲った上流側のディープエリアに突き進 みフルキャストのアップクロスで撃ち込んだシンキングペンシルが着水直後に”トゥン”と明確なバイトで引ったくられた。

”良し…！”

しかし重みが乗った直後に若干感じた躍動感の後、無念のフックアウト…

貴重なワンチャンスを逃した事に落胆しながら一旦釣り下って行き、数回の流しを繰り返していると先日の木枯らし1号が吹き荒れる中、反応を得た辺りでバイトも感じぬまま徐々に重みが乗って来た。
そのまま一気に巻き上げ合わせを入れた直後に伝わる躍動感。
強い流れの中、激しく首を振り続けた直後に”ガバババーッ”と派手に割れる水面。
良型フッコサイズと思われる本命は鋭い突っ込みを繰り返すが徐々に寄せて来てグリップランディング。


厳しい状況で何とか獲った…


水温は１２℃台と純淡水域では難しい状況の一本。


64cmの暴れん坊フッコサイズ。


サイズ問わずの嬉しい一本。


美しい魚体に暫し見蕩れる…


次に出逢えるチャンスはあるのだろうか…


蘇生無しで大河の流れに消えて行く中、首を振った直後に良型のオイカワを二匹吐き出した。

その後、仕事帰りの川残業で現れた釣友と情報交換しながら自分は翌日の仕事を考え無理せず納竿。


そして帰宅後に狙いのサイズでは無いが釣友からの釣果メールがしっかり届いた。

”この水域にまだ居る…”

あと少し何かを信じて大河通いは続きそうだ…