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15'純淡水域川鱸 ”清流鱸は終わらせない…”

  • ジャンル:釣行記
ここ数日で”この秋一番の冷え込み”、”初冠雪”という言葉を耳にするようになってきた。

ここ関東地方北部も日中は心地良い陽気だが朝晩はかなりの冷え込みとなり木々の葉も色付いて来た。
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美しい秋色…

そして全国各地の一般的鱸釣りのフィールドから聞こえて来る”爆釣”や”ランカー連発”などの好調を思わせる嬉しい悲鳴。
それとは正反対に終わり行く海から約〜150km上流の純淡水域での清流鱸ゲーム…

前日の”五時間転戦ノーバイト”の寝不足もあり家族の居ない日中はゆっくり睡眠と考えていたが、様々な用事が重なり結局は一睡も出来ず…
そんな訳で夜になり翌日が修学旅行の娘とベッドで横になった途端に深い眠りに入り込んでしまった。

そして日付が変わった頃に目を覚まし外の様子を伺うとそれなりに強い北西からの季節風に木々が揺れている。
無反応だった前日の釣行を考え”今夜は休もうか…”と少し弱気になり一旦ベッドに戻り布団に入って目を瞑るが、頭の中を廻るのは、足に感じる流速、手元に伝わる波動と衝撃と躍動感、派手に割れる水面…

”終わりにしたく無い…”

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そんな強い思いを胸に家を飛び出し寒風吹き荒れる深夜の大河へ向かう。

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ポイントに到着すると予想通りの強風に水面は荒れ気味だがキャスティングには問題無いレベル。
後は体感的にこの深夜の寒風に耐えられるかが問題といった状況。

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水温も15℃台まで下がったが、まだ問題無いレベル。

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体に受ける強い流れも冷たく感じて来た。

”まだこの流域に必ず居る筈…”

そう思いながら瀬絡みのポイントで落ち鮎を意識した流し込み。
大型のフローティングペンシル〜シンキングペンシルにローテーションしながらの攻め。

強風によりラインメンディングも難しい状況の中、数十投と撃ち込み続けたシンキングペンシルが絞られた流れの手前でターンした直後に”ドスッ”と重いバイトで引ったくられた。

”居たっ…”

強い流れの中から”ゴン、ゴッ、ゴンッ”と激しいヘッドシェイクが手元に伝わって来た直後に沖で”ガババババーッ”と激しい鰓洗い。
サイズ的に悪くは無さそうな相手は流心の流れに乗って自分の下流に下って行くが自分も後退しながら応戦し、流心から引き離しランディングポイントと考えていた位置に誘導し寄せて来た途端、最後の抵抗か再びドラグを唸らせ沖に突っ込んで行く。
口切れによるバラしが過る中、走りに耐えながらゆっくり巻き上げ鰓洗いを利用してシャローにズリ上げランディング。


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ようやく獲った十月最終章の二本目。

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バラシは心配無用…
大型シンキングペンシルをガッチリ咥え込んだ。

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73cm自分達的スズキサイズ。
相変わらず傷や鰭の切れも一切無い完璧ボディ。

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極太では無いが秋らしい魚体。
そして美しく格好良い…

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この釣りを終わらせたく無い…

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そんな思いとは裏腹に終わりは必ずやって来る…

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そんな事を考えながら一時。
清流鱸は大河の流れに消えて行った…

その後は何も起きない何時もの完全淡水域。

気付けば強い季節風も落ち着いて来たが、冷え込みはピークに。

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深夜の大河に川霧が立ち昇る…

欲を出して、その後三カ所を廻るが、釣ってはいけない秋の遡上魚に”パクッ”とやられてしまった以外は何も起きず…

最後のポイントで早暁までと思ったが酷使し過ぎのウェーダーの右足の一部が切れ浸水…

あまりの冷たさに納竿。

終わらせたく無いという強い思いが貴重な一本に出逢わせてくれたのだろう。

大河と清流鱸に感謝…

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