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▼ 【ただのメモ】津波から逃げる@秋田版
- ジャンル:日記/一般
福島県沖を震源とする地震で津波が発生しました。
我々ソルトアングラーにとって、津波は高潮に並んで忌むべき存在であり、その禍々しさはホゲをも遥かに凌ぎます。
俺は死ぬほど釣りが好きなのですが、死んだら釣りができないということに最近気づきました。
ということで、津波に関しては割と真面目に考えています。
津波に関する基本的な考え方は、今年の夏、宮城に住んでいる時にクソ長いログを書いたので、ここでは省略します。
いま自分で読み返してみたら、なかなか読むのが大変な分量です。
http://www.fimosw.com/u/jitts/tck6v53u5dmvsc
では、秋田県ではどんな津波に備えればいいのか?
1983年5月26日11時59分、秋田県と青森県の沖合でM7.7の地震が発生しました。
「日本海中部地震」ってやつです。
多分、秋田県アングラーは最低限このレベルの地震を想定しておくべきかと。
この地震による死者は104名でしたが、そのうち100名が津波による犠牲者です。
津波の最大波高は、能代港で観測された194cmですが、陸地に遡上した波の最大高さは、秋田県八竜町(現・三種町)で6.6mといわれています。
日本海中部地震の津波は、地震発生からわずか7分で海岸に到達しました。
気象庁は地震発生から3分くらいで津波警報を出しますので、そこからの猶予は4分。
津波警報が出るころには、もう津波が半分やってきているのです。
日本海で発生する地震はだいたいどれも距離的に日本海中部地震と変わらないんですね。
ということは、だいたいどの場所で地震が起きても、震源から最も近いところでは10分足らずで津波がやってくる、と心得ておくべきでしょう。
ちなみに、日本海中部地震はこんなところで起きました。
(リンクの図の左上にある水色楕円部分)
[地震調査研究推進本部 秋田県の地震活動の特徴]
http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_tohoku/p05_akita/
助かる可能性を1%でも高めるためには、一秒でも早く逃げることです。
先ほどの話からも分かる通り、津波警報の発表を待ってから逃げるのでは遅すぎます。
揺れを感じるか、あるいは緊急地震速報を受信した瞬間に避難行動をとるべきです。
では、実際にどんな行動をとるべきか?
津波からの避難は「垂直避難」が有効と言われています。
遠いところより、高いところに逃げるということですね。
[気象庁リーフレット 津波から命を守るために]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/tsunami201501/index.html
普段、釣り場に入る時に意識するべきは、
① 近くに登れる高台はあるか?
② 高台までどのような交通手段がとれるか?
③ 高台まで何分かかるか?
ということでしょうか。
普段からハザードマップなどを眺めて、こういうことを考えておくのもいいのではないかと思います。
例えば、俺がよく行くエリアの市では、市役所のウェブサイトにハザードマップが置いてあります。
[秋田市 津波ハザードマップ]
http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/ds/t_map/default.htm
[男鹿市 津波ハザードマップ]
http://www.city.oga.akita.jp/index.cfm/17,2528,129,html
他の市町村でもきっとあると思います。
どこに逃げるか、どう逃げるかを知っておくことが大切です。
あとは、実際に行動するための心構えです。
災害から逃げる際、邪魔になる心の働きとして、
・なんだかんだで助かるだろう(だから逃げない)
・率先して逃げるのが恥ずかしい
・みんなが逃げたら自分も逃げよう
というものが挙げられます。
カッコつけてないで、逃げてください。
あなたが率先して逃げれば、周りの人もそれについてきます。
あなたの行動が他の人も助けることになります。
携帯電話の設定が悪くて、緊急地震速報を受信できない人がいるかもしれません。
釣りに夢中で、揺れを感じない人がいるかもしれません。
そんな人にとって、避難が必要であることを教えてくれる人はまさに救世主です。
「俺についてこい!」とばかりに、先頭切って逃げてください。
ただし、他の人を押しのけて自分だけ逃げるのはNG。
みんなで声を掛け合って逃げましょう。
さて、こんなこと書いている俺自身も、秋田に来てからというもの、まだ避難ルートの確認とかしてません。
そんな自分自身への戒めとして書いたログでした。
自分用メモの延長ですが、皆さんに公開して読んでいただくことで、どこか一点だけでもヒントになるものがあれば幸いです。
明日は天気が悪いらしいから、ハザードマップとにらめっこかなぁ…
我々ソルトアングラーにとって、津波は高潮に並んで忌むべき存在であり、その禍々しさはホゲをも遥かに凌ぎます。
俺は死ぬほど釣りが好きなのですが、死んだら釣りができないということに最近気づきました。
ということで、津波に関しては割と真面目に考えています。
津波に関する基本的な考え方は、今年の夏、宮城に住んでいる時にクソ長いログを書いたので、ここでは省略します。
いま自分で読み返してみたら、なかなか読むのが大変な分量です。
http://www.fimosw.com/u/jitts/tck6v53u5dmvsc
では、秋田県ではどんな津波に備えればいいのか?
1983年5月26日11時59分、秋田県と青森県の沖合でM7.7の地震が発生しました。
「日本海中部地震」ってやつです。
多分、秋田県アングラーは最低限このレベルの地震を想定しておくべきかと。
この地震による死者は104名でしたが、そのうち100名が津波による犠牲者です。
津波の最大波高は、能代港で観測された194cmですが、陸地に遡上した波の最大高さは、秋田県八竜町(現・三種町)で6.6mといわれています。
日本海中部地震の津波は、地震発生からわずか7分で海岸に到達しました。
気象庁は地震発生から3分くらいで津波警報を出しますので、そこからの猶予は4分。
津波警報が出るころには、もう津波が半分やってきているのです。
日本海で発生する地震はだいたいどれも距離的に日本海中部地震と変わらないんですね。
ということは、だいたいどの場所で地震が起きても、震源から最も近いところでは10分足らずで津波がやってくる、と心得ておくべきでしょう。
ちなみに、日本海中部地震はこんなところで起きました。
(リンクの図の左上にある水色楕円部分)
[地震調査研究推進本部 秋田県の地震活動の特徴]
http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_tohoku/p05_akita/
助かる可能性を1%でも高めるためには、一秒でも早く逃げることです。
先ほどの話からも分かる通り、津波警報の発表を待ってから逃げるのでは遅すぎます。
揺れを感じるか、あるいは緊急地震速報を受信した瞬間に避難行動をとるべきです。
では、実際にどんな行動をとるべきか?
津波からの避難は「垂直避難」が有効と言われています。
遠いところより、高いところに逃げるということですね。
[気象庁リーフレット 津波から命を守るために]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/tsunami201501/index.html
普段、釣り場に入る時に意識するべきは、
① 近くに登れる高台はあるか?
② 高台までどのような交通手段がとれるか?
③ 高台まで何分かかるか?
ということでしょうか。
普段からハザードマップなどを眺めて、こういうことを考えておくのもいいのではないかと思います。
例えば、俺がよく行くエリアの市では、市役所のウェブサイトにハザードマップが置いてあります。
[秋田市 津波ハザードマップ]
http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/ds/t_map/default.htm
[男鹿市 津波ハザードマップ]
http://www.city.oga.akita.jp/index.cfm/17,2528,129,html
他の市町村でもきっとあると思います。
どこに逃げるか、どう逃げるかを知っておくことが大切です。
あとは、実際に行動するための心構えです。
災害から逃げる際、邪魔になる心の働きとして、
・なんだかんだで助かるだろう(だから逃げない)
・率先して逃げるのが恥ずかしい
・みんなが逃げたら自分も逃げよう
というものが挙げられます。
カッコつけてないで、逃げてください。
あなたが率先して逃げれば、周りの人もそれについてきます。
あなたの行動が他の人も助けることになります。
携帯電話の設定が悪くて、緊急地震速報を受信できない人がいるかもしれません。
釣りに夢中で、揺れを感じない人がいるかもしれません。
そんな人にとって、避難が必要であることを教えてくれる人はまさに救世主です。
「俺についてこい!」とばかりに、先頭切って逃げてください。
ただし、他の人を押しのけて自分だけ逃げるのはNG。
みんなで声を掛け合って逃げましょう。
さて、こんなこと書いている俺自身も、秋田に来てからというもの、まだ避難ルートの確認とかしてません。
そんな自分自身への戒めとして書いたログでした。
自分用メモの延長ですが、皆さんに公開して読んでいただくことで、どこか一点だけでもヒントになるものがあれば幸いです。
明日は天気が悪いらしいから、ハザードマップとにらめっこかなぁ…
- 2016年11月22日
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