ボートシーバスで穴撃ちをやると、

どうしても避けられないのがルアーの破損。

ストラクチャーすれすれを狙うので、

集中力を高めてキャストを繰り返しても、

何回かはまともにコンクリートにぶつけてしまいます

こんな風に




僕がキャスト下手なことだけは伝わりましたね？

はい。頑張ります。

そしてプラスチックでできているプラグの場合は複数パターン。



①木端微塵　


　　
アイ部分だけ帰って来ます。
これはもうただ財布握りしめてむせび泣くだけ。



②ケツ割れ

これは修復可能ですね。

RYUくんのこの記事参照ください。

瞬間接着剤+重曹でカッチカチやー。



③ミノーのシンペン化



リップが根元から折れてしまってシンキングペンシルに


④リップ欠け
　　
リップが破損してまともに泳がなくなる。


今回、この④をなんとか修復してみようというのがテーマです。

ググれば先人たちの知恵がいっぱい出てくるので、

今更のネタですが気にしない(^^)



これが今回の患者となるリップの欠けたルアー。

全身傷だらけですが気にしない(^^)



こんな風に欠けてます。

まずはリップの型をとります。必要なのは欠けてない正常なルアー。

使うのはこれ。おゆまる。



100円均一ショップで売ってます。

僕は地元の駅前で入手できました。

探すの面倒な人はここでも買えます。

メール便なので送料も安め。

これは熱可塑性の樹脂なので、

80度以上で3分煮ると柔らかくなります。

それをあったかいうちに正常なルアーに押し付けます。粘土遊びです。



あとで樹脂流し込む際の角度を考慮しないといけません。

冷めると硬くなるのでルアーを外すと、型の出来上がりです。



この型に患者を乗せます。



次に市販の2液性エポキシ接着剤。



固まると透明になるものが良いと思います。

これは透明じゃないんだけど。

説明書通りに混合して、

小さなヘラとか使って型に流し込みます。



流し込むと言っても粘度が高いので、

落とし込むというのが正確な表現かも。

そして固まるまで放置。

この時大事なのはリップが前後左右水平になるように固定して放置すること。



でないとエポキシが偏ってアクションのおかしいミノーが出来上がってしまいます。

まああとでヤスリで削ればいいんですけどね。

固まるまで放置。

時間はエポキシの説明書に書かれている時間+α。

僕が使っているものは24時間でもまだやわらかいので、

36時間は放置しています。もっと短いの買おう。

化学反応で固まるので風通しとかはあんまり関係ないようです。

ちょっと触ってみてカチカチに固まってたら、

型から外してみます。



バリとか偏りがあるのでヤスリなどで補正。



形が整ったら、ヤスリを持って、

リーダーとスナップを結んで、

ルアーと一緒にお風呂に入ります。混浴です。

スイムチェック。曲がるようならリップを削ります。

これでようやく完成。

何個かやってみました。一番右が正常なルアー。



見た目悪いけど気にしない。気にしないぞ俺。

そしてまた週末にぶつけて欠ける。

ふりだしへ戻る^^;



ということで、ちょっと調べたらすぐに手に入る情報ですが

わざわざ記事にしてみました^^;

ググる手間が省けた、程度の役に立てれば幸いです。



目下③のシンペン化したミノーの全損したリップの再生に取り組んでいます。

千葉で不器用番長と言えば俺、なのでなかなかうまくいきません(笑)


※備忘録
タイスラのリップはお椀上に凹んでいる部分があるが、その凹みを再現できなくても一応泳ぐ。
タイトスラロームじゃなくて
ワイドスラロームになってしまったかもだけど。
釣れるかどうかはこれから。