大分放置状態になっておりました。
申し訳ございません。

しばらく根本的に仕事の都合で釣りに行けない日々が続いておりまして体力的にも精神的にも大分ヤられておりました。

勿論趣味と言うのはやりたい時にやりたい事をやるのが根底にありますが、やはり人間。
気持ちの部分で弱ってしまうとどうにもその一歩が踏み出せなくなってしまうものです。

釣具もいっそ全部売り払ってしまった方が諦めも付く。
本当にそう思っていた。

そんな時に自分を大きく突き動かしてくれたのは他でもなく家族の存在でした。

忘れもしない6/19
その日は大きな社会の荒波に飲まれる前の最後の休日でした...

大好きな釣りにも行けずふさぎ込んでいた自分を連れ出してくれたのは6歳の息子でした


「一緒に釣りに行こう」


勿論前にも連れてく行った事はありましたがなかなか6歳では上手に竿を振る事も出来ずにすぐに飽きてしまって新中川沿いの土手で走り回って遊んでいました。

思い起こせば自分も初めての釣りは夏休み親父と一緒に行ったキスの投げ釣りが最初でした
大人用の投げ竿に仕掛けを結びゴカイだかイソメを付けてまだ誰も居ない真っ暗な海水浴場付近のサーフでムキになって投げ込んでいたのがフラッシュバックされました。

なんとか重い腰を持ち上げ息子と自転車に乗り込み江戸川付近の名所金魚(釣り堀)に向かう事になりましたが明らかに逆方向に向かう息子

どこに向かうか聞いても釣具屋としか言わないので釣り堀は何にも要らないよ、と言っても聞かない。

そのうち京葉道路沿いの上州屋に着いた。

「今日は1000円持ってるから好きなルアー買ってあげる」

と唐突に言われ理解出来ないで居ると嫁から説明を受けた

どうやらここ一ヶ月まともに家に居ない自分を心配して父の日のプレゼントとしてはお小遣いを必死に貯めてくれていたそうだ

うちは毎月のお小遣いの決めずに手伝いや何かを成し遂げた時にその場に応じた金額を報酬として与える主義なので、息子はひたすら家の手伝いをしてくれていたそうな

なんて優しい奴なんだろう
自分の欲しい物でも買えばいいのに

それを想像しただけでも熱い物が込み上げてきたがグッと堪える。

たかだかちょっと仕事がしんどい位で小さくなった背中を見て息子はどう思ったんだろうか？

こんな情けない姿をいつまでも見せる訳にいかない
胸を張ろう。


しかし1000円で買えるルアーってのは上州屋なら尚更選択肢が狭い物で
子供は「これパパ持ってる目がハートのカワイイやつだね、これにしたら？」なんて言いながらBLUEBLUEのルアーを持って来やがる


この時ほど
村岡昌憲
と言う男を恨んだ事は無い...


まぁ結局バイブレーションしか選択肢は無いわけで物色....




コイツに決めた！！！

我らが庶民の味方
Jackson 鉄PAN バイブレーション14g
CTGコンスタンギーゴ



息子が会計を済まし
微笑ましそうな店員さんを後にし
今度こそ釣り堀に向かう。



店内は独特の雰囲気というか趣きがある

取り敢えず息子は金魚一択

慣れたら鯉を頑張るとの事



小さいハムみたいな餌を付けて器用に釣り上げていく



前は触れなかった魚もいつの間にか触れる様になっている

知らないうちに大きくなってくんだなー

なんてしんみりしながらお土産の金魚をもらう。

勿論鯉釣りも楽しみ、なんだかんだで嫁が一番釣り上げていた(笑)



匹数に応じて駄菓子が貰えるシステムになっている。
子供にはこっちの方が楽しいのかもしれない。

こうして間違いなく釣り好きの遺伝子は受け継がれていくんだろう。





まぁそんなこんなで楽しいのかも休日も終わり
正に怒涛の日々を過ごしておりますが

唯一の良いところは赴任先が海まで5分ww

いやー
これは釣りするしか無いでしょってことで先日初幕張フィッシュを上げました







パターンは若干上げのタイミングでテトラ沿いをblooowin!80sでダウンに入れて
とにかく巻かない！
緩い潮の流れを受けてフラフラ揺れる位でコントロールしていくと吸い込む様な鈍いバイト！

実はその前にニーサンで同じパターンでバラしたばかりだったので今回は鬼合わせ!！

しっかり掛かったのを確認してから
手前はテトラなので一気に引き離しネットを使い強引にランディング

新転地初フィッシュはいつだって手が震える

なんせ魚が居るかどうかも分からない中
パターンも手探りで竿を闇雲に振る訳だから尚更

まぐれと言えばそれまでかも知れないけど
自分にとっては色々と新しい扉をこじ開けた一匹

河口で1人雄叫びをあげる


釣りってのはいつも1人

まさに孤独

でも

釣りに行くけるのは周りのサポートがあってこそというのを改めて思い知らされた一月になった。

本当にありがとう