金曜日よる仕事が終わってから一路南へ車を走らせる

そう　すでに通いなれた広島へ

広島入りした時間は21時

干潮間近

本当は色々な所を下見したかったが

時間がない

とりあえず地形や流れがわかる所を選択する

先行者が居るだろうと思ったが

降り続く雨のせいか誰も居ない

すでに叩かれた後なのか？

わからないがとりあえず身仕度を済ませエントリー開始

膝したくらいの水深で時折コノシロがざわつく

！！！！

居る！

いけるか？

とりあえずこの水深が引けるグース125をセット

クロスにキャストしたグース

僅かに残った引き潮に揺られダウンに入ったグース

そのグースがコノシロの群れを通過し抜けた瞬間

強烈な衝撃！！

出されては巻き出されては巻きを繰り返す

魚の姿が見える

デカイ！！

余裕で90は超えている

魚をいなそうとロッドを倒した瞬間

最初の一投は見事なくらいの先制パンチを食らう

・・・・・・

久々に叫ぶ

ダァ～～～っ
 
チクショ～～～～～っ

ないで～～～っ

暫し立ち尽くす

何がいけなかった？

アワセは一呼吸置いてアワセた

レンジか？

コースか？

カラーか？

それとも全てか？

何にせよ一つ々潰して行くしかない

色々ルアーをローテーションするが

バイトを得られるのはグースのみ

ということはカラーとコースを変えて攻めてみる

が結果はすべて同じ

もう何本バラシただろうか？
 
急な濁りが入るとバイトが浅くなるとはいえ
 
いくらなんでもバラシすぎだ！！

当たるシーバスは全てスーパーランカーなのに

ルアーは良い仕事してるのに

使い手が悪過ぎる

自分のヘタレ加減にほとほと嫌気がさす

しばらく粘るがバラシが多かったせいか

バイトは遠退き潮位が高くなってきたので

ここで休憩がてら

別河川に移動しておき君と合流

色々打って回るがベイトも見えなければ

シーバスも見えない

見えないだけか？

居るのか？

何も掴めないまま終了

朝に向けての下げに備え

ルアーを入れ替えたりノットを組み替えたりで時間をつぶす

が気圧で水が膨張しているのか
 
それとも雨による増水の為か

潮位がエントリーできる所まで下がらない

結局1時間半遅れのエントリーとなるが

夜明けまでの1時間バイトを得られることなく終了

別河川の河口で仮眠をとろうとするが

納得出来ないゲームに腹が立ってなかなか寝付けない
 
あれを使っていれば？
 
あのピンをこう流せば？
 
などああでもないこうでもないと考えているうちに

いつの間にか眠りにつき目が覚めたのはそらから3時間後

ベイトのチェックがてらデイゲームを試す

60cmくらいのチェイスはあるもののバイトには至らない

欲しいサイズではないので夜の為に備え

河川のベイトチェックに回る事にする

市内の3河川を右岸、左岸を上に下に見て回る

やはり前日に入った所が一番ベイトも安定して居る感じ

今日はここ1ヶ所に絞る

またおき君に連絡を取り一緒にエントリー開始

魚のポジションはわかっていたが

後からきたアングラーが流したいポイントに入ってしまう

するとそこに入ったアングラーが先に2本掛ける

・・・・・

やはりそこに居たか！

読みが当たっていただけに悔やまれる

時間はまだあるのでとりあえず橋の上流からドリフトを試してみる

何投目だろうか？

橋脚ギリギリに上手く入った145SLDがバイトを捉える

強引に橋脚から引き剥がしたのは80あるなし

その後ドリフトで入れるも当たるのはセイゴばかり

多分これはタイミングが悪い

もうちょっと低潮位で入れば出そうではある

ただ今日はそこまで潮位が下がらないので

元のポイントに戻る

すると程なくして145SLDに強烈バイト！！

も乗らず

・・・・・

昨日の悪夢が脳裏をよぎる

すると下流のアングラーがまた掛ける

・・・・・

精神的に崩れそうになるのを必死に押さえる

必ず出せる！

俺は出せる！

心のなかで何度も自分にいい聞かせる

するとおき君が掛ける

・・・・

更に崩れそうになる自分

落ち着け

落ち着け

落ち着け

すると145SLDにまたもや強烈バイト

もすぐバレる

・・・・・・

ダァ～～～っ

ないで～～～っ！（怒）

こんなバラシたのいついらい？

145SLDは良い仕事してるのに

使い手が悪い

気付けは嶋田さんと同じような事を言っていた

ルアーを回収し川面を見つめながら

気を落ち着かせる

大丈夫

まだ居る

必ず獲れる！！

145SLDをクロスにキャストし

沖のブレイク沿いを舐めるように流し

ダウンに入ってルアーがターンした瞬間

ようやくその至福の瞬間が訪れる

そこそこに抵抗するが寄せれないサイズではない

手にした魚は80は超えるサイズ

更なる大物が欲しい！

ここは一気呵成に攻め立てる

が気持ちとは裏腹にショートバイトのバラシも多い

ここは無駄にスレさせない為に

コノシロの群が通過するタイミングで撃っていく

するとコノシロの群れをルアーが通過し抜けた瞬間

ガツッ！！

一呼吸置いて思いっきりアワセを入れる

魚が走り始めたら更に追いアワセ

やはり先程と同じで寄せれないサイズではない

グリップに収まったのはこれまた80ちょいだろうか

他の人が掛けてるのを見てもこれくらいのサイズがほとんど

そろそろ流れも無くなってきた

SLDにも当たらなくなってきた

もうダメか？

潮止まり直前の時にいつも頼りにしているアイツを試すしかない
 
ガイナ１２３
 
去年も潮止まりでかなり活躍してくれた頼れるヤツ！！
 
コイツを沖に僅かに残る下げに入れる
 
ゆらりゆらり引かれるガイナ
 
沖のブレイクのショルダーにさしかかる
 
モゾっ
 
？？？？
 
ゆっくりききアワセる
 
ジィ～～～～～～～～～～～～
 
ジィ～～～～～～～～～～～～
 
今日一番のサイズ確定！！
 
このトルクからだと９０いったか？
 
それともただのスレか？
 
出されては巻き出されては巻きを何分繰り返しただろうか？
 
全身を丸々見せる大ジャンプ
 
トルクのある重厚なファイトを見せたシーバス
 
９０はあるだろ
 
と思わせた魚体ではあったが
 
後の計測でまたもや僅かに足らず
 
・・・・・・ 

持ってないな俺
 
その後シャローに差したコノシロが上流でざわつくので
 
グース１２５にチェンジして
 
ストラクチャー際を流して８０クラスを追加
 
その６０ｍくらい沖の流芯近くをコノシロが流れていたので
 
そこを撃つと更に今日一番のバイト！！
 
かなりキツメの設定のドラグが２０ｍくらい
 
けたたましく引きずり出される
 
久しぶりに味わう恐怖感
 
恐怖感だが堪らないくらいうれしい
 
不思議な感覚
 
これは９０は余裕！！なんて思っていたら
 
ラインの途中からブレイク
 
・・・・ 

さっきのストラクチャーを撃った時にスレていたか！
 
やっちまった・・・・
 
ここで潮位もかなり上がってきたので
 
後ろ髪を引かれながら金・土・日の釣行は終了
 
燃え尽きた・・・・
 
あれやこれや今更言ってもしかたないが
 
初日のあのデカイ奴らが獲れてれば
 
あの男を倒すのも夢じゃなかったのだが・・・・
 
どうも今年は９０がかなり遠いもよう
 
その帰り道ふとログであの人が言ってた　
 
俺以外みんなホゲろ！！
 
を思い出す（笑）
 













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