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念願のショアマサ! 対馬遠征

ヒラマサをショアから釣ってみたい!
と、思い始めたのは2011年ごろだろうか。
某釣具店の店長さんが外房でヒラマサを釣りまくっていて、その話しを直に聞き、衝撃を覚えた時だったはず。
そのころはまだ堤防でイナダを釣ったことがあるくらいで、ショアからヒラマサなんて夢の存在だった。
初めは外房磯でチャレンジをしたが、いかんせん箸にも棒にもかからない。
対象フィールドを伊豆半島に広げた。
イナダやショゴはたまに釣れてくれたが、ヒラマサは全くノーコンタクト。

狙い始めて3年目の2013年。
さらに対象フィールドを広げるため、本格的に飛行機を使った釣り遠征を始めた。
その時に初めて行った対馬。
知り合いもおらず航空写真本もない。
南のエリアで釣り場を探したが、ほとんど釣り場さえ見つけられず撃沈。
ちなみに、その年佐多岬の地磯にて、初めてのショアマサを地磯で釣り上げることができた。
サイズは69.5cm。
それほどたいしたサイズではないが、強烈な引きを体験し、釣り上げた喜びでいっぱい。
でもどこか心に引っかかるところがあった。
なんとなくなのだが、80cmというのが基準にあって、それを超えてないとなぁ、といった感じ。
その時から漠然としたショアマサを釣りたいという願望から、ショアマサ80cm以上という明確な目標に変わった。

狙い始めて5年目の2015年。
その頃から、鹿児島から日本海~玄海灘方面へ狙いをシフトし始める。
初の隠岐遠征での沖磯でようやくのヒラマサ2匹目をキャッチ。
嬉しいには違いなかったが、地磯でなく渡船利用だし、サイズも届かずで67cm。

対馬は最初の遠征で一旦諦めていたが、再度訪れるようになった。
最初の対馬から数えて、今までで対馬には4回行っている。
伊豆半島まるまるのような大きな島なのだが、島の中心地である厳原に近い南エリアから、最近は広大な上対馬エリアに対象を広げた。
グーグルマップだけを頼りに磯を探索して釣りを重ね、上対馬の地磯にて今までで推定ヒラマサ3ヒットにこぎつけたが、いずれも足元の根に潜られてブレイクであった。

-----------

前置きが長くなったが、80upのショアマサを狙い始めて苦節6年目の先週末。
実に5回目の対馬遠征に行ってきた。
いつものレンタカー屋にチェックイン。
するとすっかり顔見知りとなった店員さんが開口一番「ヒラマサ、釣れてますよ!」

釣れそうな時ほど釣れないのは遠征あるあるなので、あまり期待しないよう自制する(笑)
レンタカー屋を出て、まずは初日のため、上対馬の所々の海を状況を見てまわる。

特に鳥山があるわけでもなく、いつもと変わりない状況に見える。
そして結局行き着いたのはいつもの某地磯。
過去3発ともブレイクしてしまった行きつけの磯だ。
小雨が降り、雨嫌いの自分は車からなかなか出れずに、うとうととしてしまう。
はっと気がつくともう夕方。
相変わらず小雨。
空には鳥が数匹、ぐるぐると上空を旋回。
鳥もいることだし意を決して車から出て支度する。

磯に着いたころには暗くなりかけていた。
時間は殆どない。
いろいろ試す時間も無いので、自分が一番信頼しているダイビングペンシルを投げる。
まあ初日だし、何もおきないだろうな、と思った瞬間。
ペンシルにガボン! と波紋が。
そして腕に生体反応が伝わる。

キタ!

それから渾身のアワセをいれ、速攻ポンピングに入る。
薄暗くて魚がどこまで来ているのか分からず、とりあえず全力でゴリまき。
気がついたら魚は波打ち際に来ていた。
磯際を狂ったように暴れまくる魚はヒラマサと確信。
磯はスロープ状になっており、あとはずり上げるだけ。
そのままの勢いでずり上げる。

やった。
ようやく対馬で魚が獲れた。

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ヒラマサ 77cm

ヒットルアーはお気に入りの、Rude the Std Dive 50-170

記録更新だ。
80cmにはちょっといかないが、かなり嬉しい。
魚の内臓を出し終わった頃にはすっかり暗くなっていた。

FBの釣り仲間のグループに速報を入れる。
日帰り温泉で入浴後、皆の祝福のコメントを読みつつ車中泊。


さて翌朝。
場所は勿論、前日の磯。
明るくなりかけると同時に磯に入る。
風はやや強く、ほぼ向かい風。
うねりは大きくないが、ざわざわと波立っている。

ペンシルでは気付いてもらえなそうなので、ポッパーをチョイス。
ルアーはスポウター120F。
一投目でいきなりバイト! も、乗らず。
期待が高まる。
そしてその数投後にヒット!

昨日の調子でごりごり巻くと、あっさり寄ってきてキャッチ。

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小ぶりなヒラマサ 58cm


引き続き同じルアーで再開。
反応無くペンシルに変えるが、またスポウターに戻す。
すると、そのポッピングにチェイス。
チェイスの影はそんなに大きくないように見えた。
引いてきたルアーが磯際に近づいてきたため、回収しようと早巻きしたとたんヒット!

またさっきのサイズだろうと思ったのがいけなかった。
戦闘態勢に入るのが一瞬遅れた。
ヤツは突然走り出す。
ドラグがガンガン出される。
竿が立てられない。
そして行っては欲しくない方向へ。

波が被り、立てない低い瀬際の方に走ってしまった。
こちらに寄せようとするがリーダーが擦れる感触。
一旦ベールをフリーにして様子を見る。

数秒後、魚が動き出し、すごい勢いでラインが出され始めた。
そこそこ走られたところで、もう大丈夫と判断しベールを戻し、一気にロッドを煽った瞬間、メインラインでラインブレイク。

魚は沖というよりは底に向かって走ったようだ。
残念ながらルアーごと持っていかれた。
落胆している暇はない。

直ぐにリーダーを組みなおす。
ドラグもそれなりに締まっていたのだが、簡単に出されたため、さらにキツく締めこむ。

ポッパーはもう小さいのしか手元にない。
ポッパーの変わりにオーバーゼアでスキッピングすると、チェイスが見えたが喰ってくれない。

いつのまにか日も高くあがり、風がやや収まり、海が静かになってきた。
ポッパーからペンシル中心の攻めに変更。
しばらく反応の無い時間が続く。

やっぱり1匹バラすと釣れなくなる。
そろそろ終わろうか迷いつつペンシルを投げていると突然、、


ガボン!


ヒットだ!

さっきの一瞬の迷いが失敗だったため、思いっきりアワせを入れた後は全力でポンピング&ゴリ巻き。
相手の頭を一切向こうに向けさせない。
引きは強烈で、ドラグがキツいためときどきよろけたが、あっという間に魚を寄せることができた。
いつものように瀬際で狂ったように暴れまくる。

そしてスロープ上のところで寄せ波に合わせズリ上げる途中、ちょうど磯の窪みに魚が挟まってしまった。
丸々とした大きな魚体が確認できた。
絶対獲りたい。
早く次の波よ来い。。。

そして次の波がきて、うまく魚は浮いてくれた。
一気にズリ上げる。

磯に大きな魚体が横たわる。

昨日の77cmより、明らかに大きい。

やった。。


誰も居ない磯で、普段はこんなことしないのだが、「ヤッタ、ヤッタ」と声を出してガッツポーズをしてみた。

〆た後、タイドプールに泳がせ、しみじみと魚体を見つめる。
魚が暴れなくなったところで、波の来ない平坦なところまで移動してじっくり計測。


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ヒラマサ 91cm

ヒットルアー オシアペンシル150F

もちろん記録更新。
そして大きな目標であった「地磯からヒラマサ80cm以上」を大きく達成。

ちょうど後ろを振り返ると、滅多に釣り人に合わない場所だが、ヒラスズキアングラーさんが通りがかった。
旅の恥はかき捨てということで、駆け寄り記念写真をお願いする。

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それが、現地在住のfimoアングラー「ppp」さんとの出会いであった。
とっても良い人で、何枚も丁寧に写真を撮っていただき、沢山のおめでとうのお言葉をいただいた。

すっかり満足し、そこで納竿とした。
丁寧に内臓を出し、車に戻る。
クーラーには入りきらず1/3くらいはみ出た状態のため、急いで氷やら、大きな発泡やらを調達。
その日のうちにクール便で自宅へ発送した。

夕方は、レンタカーの乗り継ぎのため釣りはなし。

遠征3日目。

その日は爆風。
うねりも大きくて、前日の磯は完全に波が被り、干潮前後に少し入れたものの反応なし。
その他の場所も風が強すぎてルアーが飛ばない。
ということで朝はノーヒット。

風の影響の少ない場所をいろいろ探し、良さげな地磯へのアプローチをみつけ、夕方に投げてみたがノーバイトで終了となった。

遠征4日目の最終日。

夜明け前まで、2日目で釣れた地磯近くで車で待機していたが、相変わらず風が強い。
そこで、風の影響が少なかった3日目夕方に入った磯へ移動。

駐車スペースから10分ほど歩き、磯へ下り立つ。
うねりはほぼ無く釣り易そうだが、流れがない。
鳥は殆ど居ない。
あまり釣れる雰囲気でない。

もう既に目標は達成しているし、消化試合のような感じであまり期待せずに実釣開始。
ポッパーで反応なし。
91cmを獲ったオシペンで反応なし。

で、お気に入りの Rude the Std Dive 50-170 で反応があった。

しつこく投げると、ようやくヒット。
ゴリ巻きすると簡単に寄ってきて御用。

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ヒラマサ 55cm

リリースしようかと思ったが、思いのほか傷ついてしまったので、誰か知り合いに送ろうと〆る。
ただ、この1匹だけで宅急便で送るのも寂しい。
もう1匹は欲しい。

ヒットルアーで継続する。
しばらく反応のない時間が過ぎる。

海の雰囲気もイマイチだし、これで終了かと思い始めたころ。

ガボン!

結構遠目でヒット。

さっきのサイズかと、余裕でアワせを入れようとしたとたん、突然相手が走り出す。
完全に竿がのされる。

ヤバい。
大きいかも。

竿が立てられない。
狂ったように走る相手に、よろけながら必死に応戦。

ようやく体勢を万全にして、全力でポンピング&ゴリ巻き。
腕がキツい。
もうヤメて~、と思い出してきたころ、相手も弱ってきた。

でも気を抜いたら、ヤバい相手だ。
そのままゴリ巻きを続け、磯際に寄せ、最後は抜き上げて御用。

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ヒラマサ 83cm

このサイズでも結構キツかった。
引きが強かったのは、最初に相手の好きにさせてしまったからか。
ヒットしたら兎に角、相手の頭を常にこちらに向かせることが大事だ。
ヒット直後に、ちょっとした迷いがあると、そこで走られキツくなる。
数少ない経験のなかで、だんだん分かってきた。

夕方の飛行機までまだ時間があり、釣りはまだ1時間ほどしかしていなかったが、もうすっかり満足して納竿とした。


今回の遠征は出来すぎた。
兎に角、夢のような遠征だった。
80upのショアマサを狙い始めて苦節6年目。
何度も通って、ようやく目標を達成することができた。
自分の実力でない。
まさに場所のポテンシャルを利用させてもらっただけだけど。
向こう3年分の釣り運を使ってしまった。
これからまたいつもの厳しい釣りが続きそうだ。
次の好釣がいつ来るか分からないが、やっぱりこれだから遠征釣行はやめられない。

そして目標をクリアしたからには、次の目標が自然と思い浮かんでくる。

新たな目標 「ショアマサ100cm以上!」
何年かかるか分かりませんが頑張ります。

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遠征結果

ヒラマサ
 91、83、77、58、55cm
 計5匹

ヒット6 ブレイク1

ヒットルアー
 Rude the Std Dive 50-170
 オシアスポウター120F
 オシアペンシル150F

タックルデータ
ロッド
 MCワークス RB104XF-2
リール
 ダイワ キャタリナ5000H
ライン
 ダイワ ソルティガ
 キャスティングPE(8ブレイド)5号
リーダー
 ナイロン 90LB (2.5ヒロ)





















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