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▼ ソルトの始まり
嫁の親父、チヌ釣り師で銀鱗行のメンバーであった義父様と初めて会ったのは総合病院の病室だった。
当時まだ嫁と付き合ってそう時間は経っていなかったが見舞いに連れて行かれた。
嫁とは付き合う前からいろいろ紆余曲折あり出会ってから三ヶ月、付き合い始めて3日目の帰り際に「寂しい想いをさせたくなかったら早く迎えに来い」と言われ(あぁ、このまま結婚するんやな)と思った。
2人姉妹で下だった事もあり結婚せずにずっと実家に居てもいいなどと言われるくらい可愛がられていたらしい。
だから彼氏ができても会いたくないと言ってた義父様が逃げ場のない病室に俺を連れて行って会わせたらしい(笑)
当時はまだ25歳の自分、バリバリのスポーツカー乗りでまだタバコも吸ってた頃
いきなり会うのは気が重く病院の外で直前までタバコ吸ってた事を思い出す(笑)
そんでまぁ病室に行くと彼氏が来る事なんて知らされてない親父様と初対面。丁寧に挨拶しそんなに話なんてできなかったけれどもちょっとだけ釣りの話をした。
チヌ釣り師なのを聞かされていたのもあるが小学生くらいから親父に海釣りに年一で連れてってもらったりバス釣りしてたりしたから。
海での釣り物を聞かれた時に俺が答えたのはテトラの穴釣り、アラカブだった(笑)サビキよりはマシかと思ってね。
あとはドームが近かった事もありお互いに野球が好きとかそんな程度しか話せずほぼ無口だった俺。
俺に直接会ったことがある人はわかると思うが人見知りというか相手の反応見て気にしちゃうタイプだから(笑)
初めての時はそんな感じだった。
でなんでか覚えてないけど義父様と嫁と俺の3人で釣りに行く事になってさ、道具も義父様が用意するからとにかく来れば良いと。
釣り場は唐津城から渡船に乗って高島へ。船酔いとか心配してたけど時間も短く大丈夫だった。
到着後は仕掛けからリーダーの長さから教えてもらいながら針が結べるかどうか聞かれたけどそこはまぁダウンショットとか流行ってた時代にバス釣りしてたから流石にわかった(笑)
義父様は脳梗塞をやった過去があり右手が少し不自由で左巻き。貸してもったリールも左巻き。俺昔から右巻き(笑)まぁできたけどさ。
さぁ今から釣るぞと一投目。
浮きが沈んだから合わせてみたらマジで掛かったのよ。初めてのレバーブレーキ、使った事のない細糸だから慎重なやりとりでタモ入れしてもらったのは30ちょいのチヌ!ビギナーズラックよ!
おめでとうと声を掛けてもらいテレビの世界じゃなく実際に黒鯛なんか釣れる事に感動したよ。
義父様は自分が先に釣りたかったのか撒き餌が効き始めるまでしばらくかかるんやけどなぁなんて言ってた(笑)
そしたら二投目にまた浮きが沈むんだわ。
でも今度はデカいボラで、高足場なのにタモが臭くなるから入れたくないと言われ(笑)
いやいや、じゃあこいつどうしたらいいんやってとこでライン切れたけどね(笑)
最初の釣りはそんな感じで7対3とかでさすがに釣り負けて。嫁はサビキやってた。
その後ももっかい一緒に釣りに行ったがその時はみんなでボウズだった。
それが最後。
最初に会って入院してたときにはすでに白血病で。最初は骨髄移植しないって言ってた義父様なんだけど俺達が結婚式して子供ができたってわかってから孫見たさでドナーを探し始めたんだけどね。
運良く適合するドナー見つかったのに相手の都合で断られてしまって。正直そんな事あんのかって思った。
それで入退院繰り返しながらだんだん弱っていって亡くなってしまったのが俺の誕生日の前日だった。
それが12月18日。
そこからお通夜とか葬式とかいろいろあったんだけども、1月末が予定日だった長女がなぜか大急ぎで産まれてきたのがその8日後。12月26日。
タッチの差で初孫は見せられなかったが義母様は1人で悲しみに暮れる事なく済んでよかったのかもしれない。
嫁は里帰り出産だったし嫁の実家でいろいろ思い出話してる時にチヌの64センチが目標だったって聞いた。
その時から義父様が亡くなった60まで釣りしたとして30年あればマグレでも釣れるんじゃね?みたいな安易な感覚からじゃあ代わりに俺が釣るよって言ったのよ(笑)
義母様は「頼もしいわねー」くらいでもちろん期待してなかった(笑)
そんでそこから釣春秋買ったりネット見たりでチヌを勉強してて。チヌ釣りは撒き餌とか結構お金いるんじゃない?って考え疲れたから、まぁとりあえず気晴らしにアラカブ釣りに行ってみた。
そしてなぜかチヌと関係ないメバルも釣れるという芥屋にエサじゃなくワームでいってみたんよね。バスしよったからワームで釣れるなら釣りきるやろという素人思考(笑)
でも穴釣りしても反応なくジグ単投げても穴釣りタックルじゃ2メートルくらいしか飛ばない。
そんな絶望的な状況でテトラ際でワームにチェイスがあるのが見えたのよ!
これはいけるかもしれんと思って何十投もして釣れたのは結局アナハゼ。
それでもマジで海でもワームで釣れるやんって体験をしてしまったのが間違いの始まり。
なぜか全力でメバルを調べ始めて行き着いたのがカブラのスプリット。
10センチに満たない様なメバルだったけど割と入れ食いで本当に釣れるって事に感動した!
その当時、みぱぱさんのおさかな釣る釣りを毎日読んで勉強して。みぱぱさんは今のうおさんなんだけどね。
そこからはメバルタックル買ってプラグにハマりワームを使わなくなり(笑)
うおさんと同時に勉強させて頂いてたのが今の師匠であるソルトマスター氏、それとレオンさんやスニフ古賀氏のブログにもかなり勉強させて頂いて。
最初は読んでで意味がわからなくてもずっと読んでた。今それなりに理解できてるのは成長したからかもしれない。
なぜか、不思議と、深入りする程にコアなアングラーの方々と繋がっていく。
ソルトマスター氏が師匠になるなんて思ってもなかったしさ。
途中でチニングでチヌは釣れんかな?って何度かチャレンジしたけどエサ釣り以来釣ってないんよね。
最初からしたらメバルに始まりハタやらサゴシやら脱線しまくって今に至るのだけれどもいろんな経験や出会いに感謝している。
今となっては申し訳ないが義父様の釣りよりも自分の目標の尺メバルだしさ。
でもそれで良いんじゃないかと思っている。
受け継いだのは目標ではなく「志」だから。
でもいつかデカいチヌも釣るよ?(笑)
海に出てワンキャストする度に可能性はあるのだから。
これが俺のソルトの始まり。
- 2018年3月24日
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