長崎平戸遠征二日目。初日は午後船だったのにもかかわらず大満足の結果だった。夢見る20kg。今日は獲るぞ！と意気込む。

今日はツインパさん、p-sukeさんも乗船して6名での釣行。今日は一転晴れのヒラマサ日和。昨日の課題はキャストで掛けたけど獲れなかったこと。今日はキャストでもとりたい。



今日はジギングでのスタート。昨日調子の良かったシーライドロング。昨日は1匹目以外は全てシーライドロング。使ってみればわかるけど、シャッ！チョン、チョン。シャッ！が良かったと思う。あとは少し長目のロッドの方が扱いやすいかも。ジグを飛ばしてそのあとジグのスライドを少し誘導してあげて、次のシャクリに入る。そんなパターンで良くて、きっとマサムネとかオニギリジグで喰わられない時なんかはこのロングがいいし、通常のジャークでも喰ってくる。強いて言えば多少引き重りがあるのでマサムネとかよりは多少疲れるくらい。

今日のポイントに到着。今日はジギングからスタート。水深は130m位だったかな。大体潮が効いてると130mでも15色ほど出される。

シーライドロングを投入。シーライドVよりも圧倒的にフォールしやすいので、ディープエリアでも他のジグと変わらない沈降スピードでフォール。フォール後に10mほど巻きあげて「シャッ！チョン、チョン。シャッ！」を繰り返していく。

ゴンッ！

今日一匹目のコンタクト。慎重に寄せて来る。



ツインパさんもヒラマサ！ダブルヒット。



いい魚。平戸の海は豊穣だ。この後もツインパさんは釣りまくる。

ツインパさん、p-sukeさんともダブルヒット！ツインパさんのシャクリはすごい綺麗。お手本になるようなシャクリ。MCのロッドも一本欲しいなぁ。

今度は田中さんにワラサ。ヒラマサじゃないけど滅茶苦茶引いてた。



そして続けて田中さんにもズドンとヒラマサ。



後ろでは竜郎がドンッとヒット！

マダイをゲット。いいマダイだ。前回の七里のマダイは驚愕だけど、食べるのならこれくらいのほうがいいのかなと。にしてもジグのフロントフックによう掛かるなぁと。

そしてまた僕にシーライドロングでヒラマサ、ツインパさんと竜郎にワラサのトリプルヒット。



たっちゃん、ヒラマサ。。

さて、続いては村岡さんと竜郎にシーライドVとシーライドロングでレンコダイ。



p-sukeさんにもヒラマサ！良いサイズ、ドラグがいい音奏でてた。



そしてシーライドロングでこれまたズドン！少しシャクリを普通のジャークに変えてみた。すると、ズドン！良いサイズが上がってきた。実は少し顔が歪んでるけど、この頃にはだいぶ疲れてきていた。シャクる腕がパンパン。たぶん全体的な疲れはキャストから来てる。。



ヤマガブランクスのGalahad61/6はいい。14.5kgのヒラマサ、バラしたけど沖縄のカンパチ10kgオーバーも全然余裕でやり取りできる。もちろんフィールドにもよるんだろうけど、もう一つ下のパワーでもいいかもしれないが、僕にはこの61という長さが求めるアクションには必要だった。だからこそ、今回の釣果に繋がってると思う。TR-V57では難しい。この6インチって凄く大きいと思う。

そんなさなかに村岡さんにシーライドV180でブリがバッコン！美味そう！



だいぶシーライドロングで釣りきったところで、今度出荷予定のシーライドV120にタコベイトを装着したタコライドをTR-Vで優しくフォール。タコベイトがいいブレーキになっているのか、少しシャクリ上げてからのソフトフォールでジグを走らせて、ガツン！いつもとは違う引き味に、ん？？

タマンの彼女みたいなフエフキダイの仲間がヒット。このフエフキダイ？で作ったシーフードカレーのチャツネが半端じゃなく美味しかった。

シーライドVは使い方ではマダイ、タマン、カサゴなどにとって魅惑的な動きが出来るのかも。そして120は180には出来ない投げライドってのが出来るらしい。これはこちらのBlueBlueのログで。


本当に一栄丸はいい船だ。デッキも広いし、安定してる。船長もちょいとジギング。



今度はシーライドロングをシャクリ上げてからフォールをし始めて直後でズドン。



Euro持ち。（勝手にそう呼んでる）
本当にシーライドロングは巻いても落としてもよく釣れる。

すごく綺麗でいい魚体だ。ヒラマサって魚は釣って良し、食べてよしで最高。

そしてアタリが遠のいたので、初日のキャストポイントへ。移動中に足で異変が。。



あ、買ったばかりのレインウエアのポケットが突き破れてる。みなさんも気をつけて下さい。

キャストポイントでキャスト開始。ツインパさんがカーペンターのブルーフィッシュで一発喰わす！



表層を綺麗にスライドさせてるのかな？？どうもブルーフィッシュは動きが苦手なのだけれども、みんなブルーフィッシュで食わせてる。そういや屋久島でもブルーフィッシュに2発ほどGTが出たっけっか。カーペンター、素晴らしい。

僕はktymジャークベイトrev1.0を使う。今回のために制作した青物対応のジャークベイトのつもり。まだ二作目だけど、ペンシル、ジャークベイトで大切なことがわかってきた。ジャークベイトはウエイトの位置と浮力の関係。ただ今回作ったジャークベイトは見た目は普通だが、普通のジャークベイトではない。それは秘密♪

勝手に好きなカラーを塗ってモーニングビーチチャートと名付けた（笑）ペンシルのカラーと何が違うんだと。。いう話は置いといて、単なる自己満足。

このカラーは視認性も良く、遠くからでも一目瞭然。ペンシルもジャークベイトもあらゆる面で釣り人の使いやすさを重視した。カラーもそのうちの一つだ。僕が釣れれば誰でも釣れる。

ジャークベイトをキャストし、荒れる波間にダイブさせ、ジャークさせる。アルミと銅の鈍い光で魚を寄せるためにジャークさせて平打させる。これで誘って行く。ダイブとジャークを繰り返すと、

ドンッ！！

自作のペンシルに続き、ジャークベイトにも来た！！他の人が投げるγ、ブルーフィッシュの合間を縫い、僕のジャークベイトに来てくれた。この上ない嬉しさだ。初日の反省から合わせをしっかりと入れる。Aquillaがしっかりと曲がる。

実はAquilaで魚を獲るのは今回が初めて。それも自作のジャークベイトでキャッチ。こんなに嬉しいことはない。思わず「自作のジャークベイトでヒット！いぇーい！」位は叫んでいたはずだ。面倒なやつである。

が、これが嬉しくなくて何が嬉しいんだってくらい、嬉しかった。いつも以上に丁寧に寄せて、胴の間のみんなに通してもらって無事にネットイン。ルアー強度もばっちりだ。



そしてさらに嬉しかったのは、一番釣りたいはずの竜郎がロッドを置いて、写真を撮りに来てくれたこと。これに一番感動した。

心の声。「たっちゃん、いいやつじゃん。。写真撮りに来てくれたのね（涙）」

近年釣った魚で一番嬉しい。14.5kgよりもよっぽど価値ある4kg。コンセプトからカラーリング、シーリングまで全てに想いを込めて作った。こういうのが思い出作りなんだなと。目的のために準備して結果を出す。その日という日に意味付け、思い出を作る。大切なことなんだなと実感した。

こいつはもう殿堂入りさせて飾っておこう。これからこいつの第二世代を作ってまた思い出作ろう。今回の旅の目標をほぼ全て満たした僕は感慨にふけりながら撮影。



そんなさなか竜郎にカーペンターγでヒット。奥でロッド曲げてる！



カーペンターBlueChaser84/25が良い感じで曲がってる。

が、フックアウト。残念。キャストは掛けてもその後がジギングよりも難しい気がする。掛かる位置と角度、ラインスラッグ、ロッドの長さが問題なんだと思うが、今後の課題。たぶん慣れなんだ。

もうヒラマサに感無量で鯛カブラしている最中に、村岡さんがまたまたデコマサで掛ける。トモでファイト。



良い感じでロッドが曲がる。



無事にネットイン。良いサイズ。魚釣ってる数が違うからやり取りもスムース。



そして最後の流し。





村岡さんと竜郎でミヨシからキャスト。タイミングを図ってキャスト。20kgを目指してキャスト。するとまたまたデコマサで村岡さんがヒット！



本当によく釣る。俺もキャストを勉強しなきゃ。今日はこの流しで終了。長い長い二日間が終了。今回、魚を掛けたのは以下のルアーたち。

そしてタツロウからヤズロウになってしまったタツロウ。。



本当に心の底から寂しそう。。前回沢山釣ったからいいじゃない。

港に戻ってきて水揚げ。二日間での魚の数は数知れず。沢山釣れた。



ほとんどの魚が生きているので締めて、神経絞め。

そのあと氷漬けにして出荷。ちなみにヒラマサが入るサイズの発報スチロールはヤマト、佐川ともクールは駄目で、ゆうパックは持って行ってくれる。何気ないけど大切なこと。



今回のヒットルアーたちたち。

そして最後に集合写真とって終了。みなさん、お疲れさまでした。そして船長、ありがとう。20kgオーバーは釣れなかったけどいい思い出を残してきた。この雪辱は次回平戸、外房で晴らしたい。

平戸遠征、沖縄遠征、屋久島遠征。どれも2日間。2日間あったからこそ得られたものも凄くある。この２日間って大事。どれも良い思い出と成長を感じられる釣行だった。

今回、釣りを通して感じたこと、それは「成長を実感できるまで努力をし、工夫をすること。それがあしたへの糧とエネルギーになる。」本当に来て良かった。誘ってくれた村岡さん、シーライドロングを開発中のタツロウ。そして多くの気付きをくれた田中さん。そして楽しい時間を過ごさせてくれたゆうすけ君、ツインパさん、p-sukeさん、そして船長と大船長に感謝。

そしてヒラマサに感謝。この楽しい釣りを後世に残さなければいけないと心に刻んだ。

あぁ、釣りって本当にいいものだ。釣ったヒラマサは地元の叔母様方の胃袋へ。心から美味しいって言ってもらえた。ある旦那さんは、他の刺身が食べられなくなった。

さて、次は何処にいこうかな。