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永遠の0(ゼロ)

最近中々釣りに出るタイミングが無く、今回は出るぞ!と勢い勇んで居ると、爆風と吹雪に邪魔をされる。

まぁそんな時は、天から“行くな”と言われてるんだなと言う事で、ゆっくりする様にしている。

何はともあれボート仲間のいる秋田より九州は大分の方が恵まれてるからと・・・・・

そう秋田の友人のブログで紹介されていた『永遠の0(ゼロ)』という小説を暇なので本屋に行って買って来た。 と言うか、本屋に行った時巡り会った感じ。 その本屋でもベスト10に入ってる書籍のようでプッシュしていた。



手に取りパラパラと軽く内容を見る。

戦記物である。

第二次世界大戦の太平洋戦争を時代背景にした戦記物。

でも、作者は多分戦後の生まれだと思う。

自分は戦記物が好きでかなり読んでいる方と思う。

そのほとんどが戦争当時兵隊だった人が書いているはずだが、これは違った。

友人の薦めもあったので読んでみることに。

2日で読み上げた。

細かい事を紹介で書こうかと思ったが辞める。

一言で言って、人の親だったら涙無くしては読めないだろう。

愛する人が居る人だったら涙無くして読めないだろう。

そして神風特別攻撃隊がテロと同じだと。 9.11の自爆テロと同じだと思ってる人が居るとすれば、それは間違いだと気がつくだろう。

ジャーナリズムって何だろうと、TVや新聞から流れてくる情報を鵜呑みにする怖さ。

そして大事なところは、太平洋戦争前と何も変わってない日本国なのではないかと言う事。
それは、何の苦も無く育ったエリートが、キャリアと呼ばれ出世欲と支配欲で国を動かしていると言う事。


戦争という本当の姿が解ると思います。

太平洋戦争とはどんな戦争だったかと言う事も解ると思います。

そうそう、なんで自分が戦記物に興味が有るかと言いますと。

大分って所は太平洋戦争の全てに最初から最後まで関わってる場所なんですよね。

真珠湾攻撃の時、海軍が樺太周辺に集結する前、1度大分は佐伯湾に集結してから出発しているのです。 佐伯湾って130cmのスズキが釣れた番匠川がある湾です。

トップブリで有名な豊後水道。
ここは、戦艦大和や数々の軍艦が太平洋に向かうときに通ってる場所。

別府湾には人間魚雷 回天の基地もあります。 大野川の対岸です。

大分には海軍の飛行場が沢山ありました。 大分川周辺です。

宇垣司令長官が玉音放送を聞いてから22名の兵隊を伴って最後の特攻に沖縄へ向かったという、日本国を日本の海軍をバカな方向へ導いた愚かなエリートが居たと言う事。

大分県の国東半島の形が特殊な形(丸い半島)だった為、B29が空襲する際に飛ぶコースの目印になっていた。

広島の原爆・長崎の原爆・福岡は大刀洗陸軍飛行場の空襲は全てここを通って向かってるのです。(ここで自身の現在位置を確認する。昔はGPSなんて無いからね。)

そんなこんなで興味が有るのです。

何で戦争がダメなのかが解りますよ。

この本を読めば、痛感します。

戦争になって真っ先に死ぬのは・・・・・

20歳台の貴方ですから。

戦争がおきる前までに、1度読んでおいてください。

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