前ログで出た、遠投アブについてちょっと・・・

半分は自慢ですヨ。

テキトーに読んでくだされ。


遠投でアブラコを狙うきかっけは、ノース誌。

まだ、季刊（確か？）だったころの記事で「ロングロッドで遠投して、皆が狙わないトコロで釣ろう」ってのがあった。

これだ！

と、思い、やってみたが、当時はスイミングでアブが釣れるのを知らず、ボトムを叩いてネガカリ頻発で釣果もないまま終了・・・

そのうち、アメマスを狙ってスプーンを巻いていたらデッカイアブラコが釣れたり、当時のエコギア大会でスイミングの釣りを覚えたりしたので、ちょっと試してみた。

ベイトは当時流行っていたパワーシャッド、リグは３Dジグヘッド（30g）でやってみたら、これが良く釣れる。


懐かしいっすね。

パワーシャッド6インチ、マッカレル。

このほか、5インチの115カラーはサクラマスにも効く万能選手。



昔話になるが、この頃はまだロックの黎明期で、道具も専用品は無かったし、雑誌にもロックの事なんか書いてなく、バス雑誌を参考にしていた。

しかし、そんなマニアックな釣りを取り上げてくれていたのが「ノースアングラーズ」。

ワタシも、友人の紹介でポイントガイドなんかを書いたことがあった。

そして、初めて長編・カラーの記事になったのがこの遠投アブのネタだった。



で、本題の遠投アブのやり方。

タックルは1oz程度のジグヘッドがキャストできるロングロッドと、＃3000くらいのリール。

ラインはPEの1から1.5号、リーダーは16lbくらい。

ウミアメタックルをちょっとライトにした感じ。

そいつに4インチ以上のシャッドテール系や、カーリーテール系のベイトをセット。

パルスワーム（パワーベイトがベター）、パワーシャッド（5インチ以上）を良く使いましたな。


このリグを思い切り遠投して、ボトムを取ったらゆっくり巻いてくる。

あんまりゆっくり過ぎると、ボトムズル引きになるので、0.5～1mボトムから浮かすイメージで巻く。

ただ巻きで、特別なアクションは付けない。



キモは、遠くにある沈み根や、海藻が生えているポイントを見つけること。

アブラコの隠れ家になって居るその場所の上にルアーを通してやる。

アブが居れば、突然ロッドが絞り込まれる！

時々前アタリがあるかな？　大抵は何の前触れも無く、ドンッ！と・・・



ただ、広い海からそんな場所を見つけ出すのは困難である。

効率は悪いし、釣れる確率も少ない。

でもね・・・　一度見つけたらOKなの。

きちんとリリースしてあげれば、釣ってもちゃんと魚が供給されるから、何年も楽しめる。

ネガカリしたり、海藻が付いてくれば、そこは有望。

一回くらい釣れなくても、季節が変われば釣れるかもしれないので、その場所を良く覚えておけば、釣果につながる。



このゲームの面白いトコロは、何の手がかりも無い広い海からポイントを探りだすこと。

そして、ファイトが凄い！

穴の中にいる個体とはエライ違いだ。

それと、遠くで掛るので、ファイトを長時間楽しめるのも◎。

ハマりますヨ。






10年以上前に書いた「遠投アブ」の記事。

オッティさんのように覚えていてくれる方が居るってのは、とても嬉しい。

結構、暖めていたネタだったので。



ただ、暖めておいたネタってのは数に限りがありまして・・・

その後連載されたコラムでは、最後の方になってネタ切れ（笑）

〆切りに苦しんだなぁ・・・