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ベイト初心者によるベイト初心者のためのベイト道 その6

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
全国非常事態宣言が発令され、世間が戦々恐々とする中、少ない休みを自宅でタックル整理・整備に勤む中年のネコです。


本日は、普段ソルトゲームで使って水洗いをするだけの道具たちを労う意味と、構造を理解するため分解整備した内容をレポートします!



先ずは、ダイワタトゥーラ!


いきなり分解済みでゴメンナサイ…。


このリールに関しては、以前からベイトリールの構造を理解するために、3回使用する度に完全分解&グリスアップをしていたため、10分程でサクっと分解します。


本体に塗付するグリスは、WAKO'SのVGグリース!

※(株)ワコーズケミカルより画像引用

オイルは、同社製フッ素オイルを使用します!
(乾燥後、純正オイルをスプレーします。)

このスプレーグリスは、ウレア系のグリスで、ベアリング部にも使えるマルチパーパスグリスです。

以前は、某カスタムパーツメーカー製造のリール専用の割高なグリスを使用しておりましたが、クルマ好きでもあるため、WAKO'Sに乗り換えてみました!

質感はしっとり、ヌッタリしており、ステラに塗付すると間違いなく巻き重りを感じるレベル。(笑

ただ、自動車、工業工作機器にも使える事から、負荷がかかる所には性能を遺憾無く発揮してくれる……ハズです。


次は、レボ、ビースト !



シャフト、ベアリング、レベルワインダーには注油し、数ヶ月使用した今回初めて分解しましたが…

純正グリスが黄色い…。(遠い目

一通り、パーツを洗浄し、乾燥後組み上げます。

ベアリングの一部に、Abuが一昨年発表した防錆ベアリングを使用している事が判明!!

何故かカスカスになっていた(最初からか?)カーボンドラグには、ダイワATD用のグリスを極少量塗付します。

これも、タトゥーラ同様の構造をしていたため、難なく組み上げます。



続いて、友人のM君より分解比較のために預かった07メタマグ!



購入後、淡水のみの使用で一度も分解した事が無いとの事。


淡水使用のみでも、道具は使えば痛むもの。

幸い、ネジが数カ所固着して外し辛かった位で、何とか分解しました。


やはり、中身は当時の上位機種、エスケープハッチなるシマノ独自の機能や、クリアランスやギアの噛み具合がタトゥーラやビーストと比較しても緻密に作っています。

でも…



爪伸び過ぎやん…

流石に数年ノーメンテで使っていると、中のグリスが流れ落ちたのか無くなっていました。(冷汗


それとも、ステラと同様に巻き心地重視でグリスが殆ど塗られていなかったのか…。




クラッチ周りが他社機種と違って、分解したら元に戻せそうに無い気がしたので、パーツクリーナーで隅まで丁寧に洗浄し、1日乾燥させ、満遍なくグリスをスプレーし、余ったグリスは拭き取り、再度組み上げました。

ベアリングも、グリス切れを起こしていたので、張度が低いグリスを充填し、ワンウェイクラッチ周りは洗浄後乾燥し易いフッ素オイルを吹き付け
、組み上げました!


3機とも、回転具合が少し良くなった気がします。

※画像が少ないのは、集中していたり、オイル、グリスで汚れた手で携帯を触りたくないためです。



私が分解の最中に気付いた事としては…

ダイワ、アブの「マグネットブレーキ」系のブレーキシステム中央に固定されているベアリングです。

これが磁気を帯びるとブレーキシステムに不具合が起きる事が暗に予想できるため、周囲にあるマグネット層に〝不必要に擦り付けないように〟そっと取り外します。

パーツの形状的な意味で苦労するのはウォームシャフトを留めるEリングと呼ばれるはめ込み式のバネピンです。

これは、インターネット上では「精密ドライバーのマイナスでよじって開けると記載がありますが、私は小さめのスプリットリングプライヤーでウォームシャフトギアを傷付けないように外しました。





さて、自粛ばかりで耐え凌ぐばかりの日々ではありますが、我々釣り人は自然が相手の趣味を持つ者。


トラブルや面倒事を避けたいなら、嵐の中釣りに行かないのと同様に、〝嵐〟が過ぎるまで大人しく待つとするのが「オトナの判断」と考えております。

また、整備する技術をお持ちであれば、友人のタックルを整備し、自身が持つタックルとの比較が行えるのも、整備の醍醐味のように感じます。


外出出来ない休みの日こそ、普段やらなきゃと思っている事を片付けるチャンスだと、私は思います!

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