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▼ ウルトラライトショアジギング@街のど真ん中その8 【もっと遠くへ】
- ジャンル:日記/一般
- (マゴチ, ウルトラライトショアジギング, 釣り, オオニベ, 青物, ライトショアジギング, ショアスロージギング, ヒラマサ, フラットフィッシュ, オーストラリア)
昼休み。
もう釣りは出来ない状態だと判っているにも関わらず、僕は毎日海に下りていた。
あれから一週間経っても、桟橋周りに立ち込める揮発性の悪臭と、水面を覆う虹色の油膜は劣えていない。
携帯やガイドブック片手に歩く観光客と思しき人達も、意外な驚きの表情と共に顔をしかめ、早足で歩き去ってゆく。
あれだけ生命感の芳醇だったこの入り江に、生命反応は無い
例えバクテリアが油を分解したとしても、恐らく今後数か月は釣りなど不可能だろう。
ここは本当にシドニーなのだろうか。。。
僕はこの現実をどうしても受け入れられず、昼休み時間が終わろうとしているのを無視して、更に遠くに足を進めた。
15分後、
辿り着いたのは、昨シーズンまでオオニベの泳がせ釣りに没頭し、毎週末夜通しで通っていた岬。
死の入り江から僅か500m程離れただけだが、潮通しの極めて良いこの場所は、僕をあの頃と変わらぬ碧海で迎えてくれる。
時は丁度上げ潮。
後30分で満潮に差し掛かろうという時間帯だ。
上空にはカモメが旋回し、まるで何かを探している様に群れを形成しては、海面のあるエリアの上空を回っている。
そして、その高度が急降下した時、海面がざわめきと共に爆発した。
『ぼふっ!』
『ボフッ!』
ん?
コレは・・・
ナブラじゃね?
でも、『ボフっ』て何だ???
ボーっとしつつそのナブラを見ていると、2.5m程度のルアーロッドにデカいプラグ(当時はそれが「ペンシル」というルアーだと知らなかった)を装着した白人のオニーちゃんが2人、何やら早口で狂乱しながら、ナブラに向かってルアーを投げ始めた。
…惜しい所で届いてない…(笑)
そのまま暫く見ていると、ボフボフの距離が岸に接近してきて、ルアーがナブラの端に届き始めた。
その時、
僕は初めて、ヒラマサと思われる銀色の魚体が、飛沫を上げてルアーを叩く様な動きを見せるのを見た。
次の瞬間。
ルアーマンのロッドがあり得ない曲線を見せる!
オニーちゃんは聞き取れない様なスラングを発しながらごり巻きし、数秒でラインブレイク!
更に聞き取れないスラングを連呼。w
いや。。。
そんなゴリ巻きしたら切れるだろ。(笑)
注)
今考えるとヒラマサは根に潜る習性が有る為、このゴリ巻きは強ち間違ったファイトではなかった。
そしてこのファイトを見て、僕は滾った。
全身の毛穴が開いたかのような感覚。
ココに居るじゃないか…
もっと大きな獲物が
もっと遠くへキャストして、もっと大きな獲物を狙おう!
もう釣りは出来ない状態だと判っているにも関わらず、僕は毎日海に下りていた。
あれから一週間経っても、桟橋周りに立ち込める揮発性の悪臭と、水面を覆う虹色の油膜は劣えていない。
携帯やガイドブック片手に歩く観光客と思しき人達も、意外な驚きの表情と共に顔をしかめ、早足で歩き去ってゆく。
あれだけ生命感の芳醇だったこの入り江に、生命反応は無い
例えバクテリアが油を分解したとしても、恐らく今後数か月は釣りなど不可能だろう。
ここは本当にシドニーなのだろうか。。。
僕はこの現実をどうしても受け入れられず、昼休み時間が終わろうとしているのを無視して、更に遠くに足を進めた。
15分後、
辿り着いたのは、昨シーズンまでオオニベの泳がせ釣りに没頭し、毎週末夜通しで通っていた岬。
死の入り江から僅か500m程離れただけだが、潮通しの極めて良いこの場所は、僕をあの頃と変わらぬ碧海で迎えてくれる。
時は丁度上げ潮。
後30分で満潮に差し掛かろうという時間帯だ。
上空にはカモメが旋回し、まるで何かを探している様に群れを形成しては、海面のあるエリアの上空を回っている。
そして、その高度が急降下した時、海面がざわめきと共に爆発した。
『ぼふっ!』
『ボフッ!』
ん?
コレは・・・
ナブラじゃね?
でも、『ボフっ』て何だ???
ボーっとしつつそのナブラを見ていると、2.5m程度のルアーロッドにデカいプラグ(当時はそれが「ペンシル」というルアーだと知らなかった)を装着した白人のオニーちゃんが2人、何やら早口で狂乱しながら、ナブラに向かってルアーを投げ始めた。
…惜しい所で届いてない…(笑)
そのまま暫く見ていると、ボフボフの距離が岸に接近してきて、ルアーがナブラの端に届き始めた。
その時、
僕は初めて、ヒラマサと思われる銀色の魚体が、飛沫を上げてルアーを叩く様な動きを見せるのを見た。
次の瞬間。
ルアーマンのロッドがあり得ない曲線を見せる!
オニーちゃんは聞き取れない様なスラングを発しながらごり巻きし、数秒でラインブレイク!
更に聞き取れないスラングを連呼。w
いや。。。
そんなゴリ巻きしたら切れるだろ。(笑)
注)
今考えるとヒラマサは根に潜る習性が有る為、このゴリ巻きは強ち間違ったファイトではなかった。
そしてこのファイトを見て、僕は滾った。
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ココに居るじゃないか…
もっと大きな獲物が
もっと遠くへキャストして、もっと大きな獲物を狙おう!
- 2018年3月15日
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