【激闘の記録】１０日シーバス（思い出と共に・・・）

　１０日は週例の空手の稽古でした。　　くたくたになって帰宅して、軽めの晩御飯。　　最近、蒸し暑くなってきたので、激しい運動の後は食欲が出ませんね・・・　　いよいよオッサンか？（汗）　　しかし、釣りに関しては別腹！　　私的に納得いかない釣行が続いているので、今日だけは行っておかなければ！

　今のタイミングではいつものポイントに入水するにはかなり厳しい水位かもしれません。　　しかし、いつぞや言われた『人と同じ事をしていても釣れへんで！』　　それ以来、その言葉は常に私の心のどこかに引っ掛かっていました。　　今、行かなければ、いつもと同じじゃねーか！

　草木も眠る丑三つ時、ぐっすり休んでいた変態号に蹴りを入れて叩き起こし（キックしか無いんです・・・）、一路ポイントを目指します。　　ポイントに着き、これから入水していく場所を眺めると、下げ始めたばかりで『これ、イケる？』って感じです・・・　　この水位で入水するのはかなり久しぶりです。　　若干の緊張感を持ってタックル準備。　　でも、不安感よりも期待の方が大きかったので、ガイドにラインを通す時間がもどかしい。　　早く入りたいのだ・・・

　いざ、入水場所に着くと、水がクリアだったので全く危険性が無い状況。　　ホッと一安心。　　しかし、少しでも足を踏み外せばヤバい事に変わりはありません！　　慎重に歩を進め目的の場所に到着。

　水位が高いので、全体的にマッタリした流れに見えましたが、局地的に強い流れは健在です。　　そこを越えるように期待を込めてファーストキャスト。　　今回も一発目から萌えバイト！　　しかし、フッキングには持ち込めない・・・　　いつまで経っても微妙にマッチさせられへんな～。　　シーバスを始めた頃からちょっとは上手くなったんやろか・・・？？

　目の前には、うっすらと雲が掛かった半月が綺麗に光っています。　　幻想的な雰囲気と限界に近い体力で頭ん中は超リラックスモードだったんでしょうね。　　身体は勝手にキャストとリトリーブを繰り返していますが、頭の中は自然と昔の事を思い出していました。

　高校を卒業して以来、久しぶりに会ったＹが釣り好きで意気投合した事。

　それから、度々、一緒に釣りに行っていた事。　　もっぱら、餌釣りだったなぁ。

　元々バス野郎だった私が『シーバスやってみやへん？』って言い出したのはもう、７年前いや、８年前になるかな？

　それから二人で訳も分からずにいろんなポイントに行ったっけ。　　ただ、ルアーを投げては巻くを繰り返しているだけで楽しかったな。

　余りにも釣れなくて、ルアーを買いあさる日々。　　『それ釣れそうやん！』なんて言っているのが幸せだった。　　ロストの嵐に泣かされつつも・・・（汗）

　ある日、二人して初ゲット。　　めっちゃ嬉しかった。　　シーバスを始めてからどれだけ経っていた？　　２か月？　　３か月？？

　それから少しして、始めての８０センチオーバー。　　直前に上げた５０センチ位の方がよく引いたような！？　　めっちゃ興奮して嫁さんに電話したっけ。（笑）

　程なくして、私が長期の出張。　　ほぼ、毎日、深夜３時頃まで勉強した。　　人生で一番、勉強した・・・　　その甲斐があり、見事に国家試験に合格。　　辛くも楽しかった９か月・・・

　その後、資格を取得した事もあり、仕事が激務に・・・　　釣りに行けない日々。　　お互いめっちゃ忙しい時期やったな。

　二人して、新たな職場になり、しんどいながらも仕事の要領が掴めたのか、再び会う機会が増え始めた。　　当然、釣りに行く回数も。

　ある日、あんたが誰かから聞いてきたポイントで『爆釣！』　　　とにかく爆釣！　行ける日はほとんど行ったよな。　　それで、乗るバイトか乗らないバイトかを見極められるようになったような？

　サーフメインから河川にシフトしてきたのはいつ頃だったか？　　流れの釣りに魅了された。 　　既に闇雲にキャストしなくなっていたか？　　『釣れたから釣った』って感覚が分かり始めた気がする。

　そんな頃、釣り仲間ができた。　　かなりコアなアングラー。　　いろいろ教えて貰って引き出しを増やせたかな？　　そうでありたい。

　その仲間に、ホームと思っていた河川に未開拓のポイントが大量に有ることを思い知らされ探求心がメラメラ。　　この河川で入っていない場所が無いらしく『神』と崇めたっけ！

　追い付きたい。　　上手くなりたい。　　本気で思った。　　それほど、シーバス釣りが好きになっていたのか？　　　いつからだろう・・・

　ただ、ルアーを投げているだけで幸せだった日々からけっこう経っているんだなぁ。　　ホント、皆さん、いろいろありがとう。　　　　心からありがとう。

　ガガッとバイトがあり我に帰ると、瞬間的に乗るバイトと判断した脳が間髪を入れずにフッキングせよと腕を動かす。　　乗った！　　よっしゃ！　　キャッチするで～！！

　４０センチ位のセイゴちゃんでしたが、テールフック一本だけでもキャッチ出来たことに満足。　　乗るバイトを見極め、バラさないようにランデイング出来たこと。　　少しは上達しているみたいです。　　今日ばかりは天狗になってもイイよね・・・

ケツからついばんでいるので乗りにくかったんでしょうね。　