釣りの原点

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長男が産まれて3年。
釣具屋さんに行けばキッズ用の竿とリールを手に持つようになった。

ある日、家族3人で砂浜に釣りに行くことに。
時期は早いと思っていたがなんでも釣れる喜びを子供に感じて欲しかっただけ。

ゴカイをエサに自分が投げて子供に好きなように巻いてもらう。嫁さんと楽しそうにしているのを横から見てなんでもいいから釣れて欲しい、そう思うばかり。

しかし、その日は何も釣れなかった。それは自分の責任かな笑


その次は、安全な磯に出掛けた。水溜まりで遊べばきっと喜ぶだろう。
思った通りカニ、ヤドカリ、小魚を見て喜んで遊ぶ。

そこで準備していた竿のトップガイドにハリスを結び重りと針を付けてエサにはイカの塩辛を使用。
そこらへんのカニが群がりエサを取る。
釣れそうで釣れない。でも楽しんでいるのは間違いなく分かる。
しばらくしたらかなりご不満の様子。理由を聞いてみるとクルクルが付いてない。という。
嫁さんが横から解釈してくれた。要するにリールがないと嫌だと言うわけだ。そこきた?!

そう言えば前回はリールを付けていた。もうそこまで学んでいたのか。子供の成長にはいつも驚かされる。

そして考えた。前回の砂浜での釣りが子供にとっては初めてで原点だった。この先どこまでのめり込んでいくことやら。

自分の初めて釣りはおそらく父と船でエギを使いイカを釣りに行ったことだ。
バケツいっぱいに釣れたのを鮮明に覚えている。
初めてのルアー釣りは近所の釣具屋で200円のスプーン、500円の竿、500円の糸付きリールを買い、防波堤から投げて巻くだけ。
手首が寒さで動かないくらい寒い日だった。ヒラアジが投げる度に釣れた。家に帰れば母が塩焼きにしてくれた。思い返せば6歳くらいから釣りしてると思えば30年も経っている。途中、他の遊びが楽しくなり釣りに見向きもしない頃もあったがやっぱり楽しさを忘れていなかったのだろう。原点に戻ってきた。

自分にとって釣りはいろんなことを教えてくれる。何か話せばきりがないくらい。
危険な事は父が教えてくれた。自分でも海を見て自然に覚えていった。
わが子供もそうやって色んなことを学んで欲しいと思う。

そしていつの日か、釣りの原点を思い出して欲しい。

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