えー…
この話はですね、実際に今日私が体験した話なんですがね。

広島県にもいくつか心霊スポットがありましてですね、今日行った場所は釣り人の中ではわりと有名な心霊スポットで本にも載ったことがあるくらいなんですよ。









いつもどーりアラームが早朝４時30分になる。
そしていつもどーり職場に向かう。

何も変わらない平凡な１日の始まりだ。

仕事を終わらせ帰宅。
そうですねぇ昼の２時をまわったぐらいでしょうかねぇ。

なぜだかみょ～にＷダムで釣りをしたくなった。



何かに誘われるよ～に車に乗り、キーを差し込みアクセルを踏む。

浜田省吾のCDを聞き、たまに鼻歌もまじえながら車を走らせそしてほどなく現場に到着したわけだ。


車を降り、タックルを手にダムまで続く川に入る。
冷たい川の水が何とも気持ちよく爽快な気分だ。


「ん～なんだか気持ち～なぁ」っとサンダルから入る砂利をとろうと足下に目をやると「ウェッ！！」

何と…


片方の足はクロックス、もう片方はビーチサンダル！！！

さすが心霊スポット。

（霊の仕業です）
　

「う～怖いなぁ、イヤだなぁ」
と思ったがここまできたのに帰るわけには行かない。



そして釣りを開始したわけだ。


夏の蒸し暑く湿った風がふわぁ～と肌をかすめ草木を揺らす。
湖面は静まりかえりヒグラシが寂しそうに鳴く…

バスを釣ったり川で魚を捕まえたりして遊んでいると時計は7時を過ぎていた。


暗くなって帰り道がわからなくなるのはイヤなんで帰る支度をし車に向かう。

そろそろ車につくなぁってあたりで何か気配が。

感じるんですよ、確かな気配を。


その瞬間ここは有名な心霊スポットだということを思い出し急に怖くなった。


人間、不思議なもので怖いものほど見てみたくなる。
「怖いもの見たさ」というヤツですね。


気配のする方にクロックス＆ビーチサンダルでもってヒッタヒッタヒッタヒッタと向かう。

次第に強く、そしてハッキリしてくる気配。


どうもしげみの中からだ…


そしてしげみをかき分けた瞬間「ウワェッ！！！」












なんと…












そこにはHなDVDのパッケージが！？
(￣∇￣)
　　　

ソレを目にした瞬間身体は動かない、まさにそう金縛り状態だ。

頭のてっぺんからいや～な汗がどっとでてくる。

「う～～神様仏様ナンマンダブナンマンダブナンマンダブナンマンダブ……」



ソレを睨みつけるように見つめようやく身体が動くようになったと同時にパッケージを開けて中身を確認したいという妙な衝動にかられた。
（これも霊の仕業か！？それとも(￣∇￣)☆）












もう何年も開けられていないだろう泥のついたパッケージを手にし、おもむろに開けようとした瞬間…


「アケチャイケナイ！！！」


ん！？





誰！？




周りには誰もいない。


その声は霊の声か自分の心の声か！？






しかし好奇心が恐怖心に勝り…


パカ…





開けちゃったんですよねぇ。








中身、無くなってましたよ…










帰りの車の中、私思ったんです。
見つけてほしかったんだなぁって。







山の中、待っても待っても人はこない…
そして長い年月がすぎ…





中身はパッケージだけを残し出会いを求めさまよってるんだろうなきっと。

いや～不思議ですよねぇ…






このログを最後まで見たアナタ。



部屋のHなDVDコレクションの中にソレが混ざり込んでいるかもしれません。